Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

読むスピードが異常に速くなりました。 ~2018総括(6)~

2018-11-13 02:48:30 | コラム
18年度の総括、第6弾は「本」。

小説だけでなくノンフィクション、漫画、写真集なども含まれる個人的な10傑であり、今年発表されたものとはかぎらないのであしからず!!


去年も同じことを書いた気がするが・・・
ここ数年はノンフィクションばかりを読み漁り、純粋なる物語を紡ぐ「小説」は疎かになっている。

結果、大きな賞にからんだ小説ぐらいしか手に取ることはせず、そうすると余計に「自分だけの宝物」には出会い難くなってしまうのだよなぁ。。。


(1)『伝説の女傑 浅草ロック座の母』(齋藤智恵子・著 竹書房)



35歳で踊り子としてデビュー、46歳で「ロック座」の代表となる。
勝新やたけしさえ歯向かうことが出来なかった、スケールのでかすぎる女傑の自叙伝。

嘘のようなほんとうの話ばかりがつづくので、後半からはギャグの本として読んだ。

(2)『インヴィジブル』(ポール・オースター著、柴田元幸・訳 新潮社)

発表される作品すべてを読んでおこうと思わせる現役の作家は、松尾スズキとオースターのみ。

もともと多作ではないが、4年ぶりにオースターの作品に触れ、いつ読んでも「先端のひと」だなぁと感動してしまう。

(3)『シュワルツェネッガー主義』(てらさわホーク著 洋泉社)

筋肉系俳優を愛する著者が、シュワ氏の全キャリアを解説・批評する労作。


※著者による、シュワ氏のモノマネが聞けます。そっくり!笑



(4)『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』 (花田菜々子・著 河出書房新社…トップ画像)

タイトルと装丁が決まった時点で、「時代的に」売れることが確定したであろう私小説の快作。

自分がもっと若ければ、これを「映画」に置き換えてやりたかったな・・・と思わせるユニークさがあった。

(5)『日本のヤバい女の子』(はらだ有彩・著 柏書房)

かぐや姫やイザナミノミコトに始まり、怪談『牡丹燈篭』のお露まで。

物語に登場するエキセントリックなヒロインたちを、現代的な視点で軽やかに捉え直す。

今年読んだ本のなかで、面白さという点ではダントツだった。

(6)『証言UWF 完全崩壊の真実』(高田延彦・船木誠勝ほか著 宝島社)



内ゲバを繰り返し短命に終わった伝説の格闘技団体、UWF。

その実態を当事者たちが「やっと」語り始めた―有吉ちゃんもいっていたが、真実を吐露するには、そのくらいの時間を要するものなのだね。

(7)『天才はあきらめた』(山里亮太・著 朝日文庫)

芸人コンビ、南海キャンディーズ・山ちゃんのネガティブ思考をポジティブに文章化していく才能は、もっと評価されていいのにね。

(8)『銀の匙』(荒川弘・作 小学館)

北海道の農業高等学校を舞台とした青春漫画。

2011年から連載がつづく人気作だが、先輩編集者の強い薦めで初めてコミックスを手に取った。



(9)『ファーストラヴ』(島本理生・著 文藝春秋)

直木賞受賞作の佳作だが、これ読むと益々、芥川賞でもよくね? と思い、純文学と大衆文学の差異が分からなくなる。

ともあれ。
「いつか映画化される」に一票。

(10)『ROSIEL』(火将ロシエル・モデル 山口北州印刷)

いま、いちばん好きなコスプレイヤーなので。

えなこちゃんより、好き。



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明日のコラムは・・・

『ド深夜の着信』
コメント
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