にっぽん女優列伝（８５）上白石萌音

９８年１月２７日生まれ・２０歳。
鹿児島出身。

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上白石萌音（かみしらいし・もね）ちゃんを初めてスクリーンで見たのは、『舞妓はレディ』（2014）でした。

ハズレ知らずの優等生・周防正行による監督作だったので、幸運な初主演作―になるはずだったのに、
周防さんが初めて失敗した映画―あくまでも個人的な評価ですよ―だったゆえ、そういう意味で少し同情してしまいました。

声優としても歌手としても注目されていたことを知るのは、そのあとのこと。
だから同情する必要なんてなかったのですね、凡人のクセしてどうもすいませんでした。。。

※いいですね、このやりとり




＜経歴＞

第７回『東宝「シンデレラ」オーディション』審査員特別賞受賞。

グランプリ受賞者は、なんと実妹の女優・上白石萌歌。




２０１２年、細田守の傑作アニメーション『おおかみこどもの雨と雪』で声優に初挑戦、
翌年の『だいじょうぶ３組』（2013）で、実質的な映画女優デビューを果たす。

前述した『舞妓はレディ』は残念な結果に終わりましたが、
人気漫画を映画化した３部作『ちはやふる ―上の句―』（2016）、『―下の句―』（2016）、『―結び―』（2018）で主要メンバーのひとりを好演し映画でも結果を残す。



広瀬すずちゃんだけが注目されているように感じているかもしれませんが、脇のメンバーたちみんなよかったです。




この２０１６年は飛躍の年、
実写映画では『溺れるナイフ』（2016）、
そしてアニメーションで『君の名は。』（2016）のヒロイン・宮水三葉の声を担当し若者からの支持を受けます。

近年の作品に、妹さんと初共演を果たした『羊と鋼の森』（2018）、『泣き虫しょったんの奇跡』（2018）と好調をキープ。


姉妹そろっての今後の活躍、期待しています。


次回のにっぽん女優列伝は、香里奈さんから。

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明日のコラムは・・・

『好敵手が居る幸福　～２０１８総括（４）～』