Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

特上と上と並

2018-11-06 02:54:47 | コラム
「純正」ビール党、ではあるものの、たとえば5杯目あたりで発泡酒や第3のビールを出されたとして、それが「純正ではない」ことを見抜ける自信はない。

まもなくボージョレ・ヌーヴォーが日本で解禁される。
自分は20年間、解禁日に呑みつづけてはいるけれども、1年前の味を覚えていられないので「去年のに比べて今年のは…」といった批評を展開出来ない。

その程度の、バカ舌・アホ味覚ってこと。
(自信があるのは、利き煙草くらい。30種類くらいであれば、目隠し状態で吸っても銘柄を当てることが出来ると思う)


つまりは、自分には「上物」を用意する必要がないわけで。

10000円のワインと1000円のワインを呑んだときの感想が、同じである可能性が高い。

なんて金のかからない男なのだろう。
デートでは格好つけて高い焼き肉屋に行くが、正直いえば安楽亭の安い肉でも美味いと感じるのだよね自分は。


先日、大師匠から特上のうなぎ弁当(トップ画像)をいただいた。

五千円紙幣を出しても、小銭しかお釣りが戻ってこない高級なもの。

もちろん美味であったし、大師匠には感謝の念しか抱かないが、
いっぽうで、スーパーで買った最安値の輸入物だったとしても、自分は大満足だったのだろうな、我ながら(ある意味で幸福だが)とてつもなくレベルの低い舌だなぁ!! と、自身をいとおしく感じてしまった。


そういえば外食で、「これは不味い! 2度と来るか、こんな店!!」と怒ったことがない。

自分が持つ審美眼的な能力は映画と女子だけ、、、なのだよね。


それだけ見極めることが出来れば、日常で困ることはないもの。

というわけで。
自分にお土産を持ってきてくれるひとたち、質より量でお願いしやすっ!!


※公開当時は「これがパルムドール? イマヘイにはもっと傑作があるのに…」と思ったものだが、観返してみたら愛すべき佳作だった。



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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(84)夏帆』
コメント (2)
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