Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

『拝啓、〇〇様』(6)

2018-11-17 00:10:00 | コラム
~斉藤由貴の巻~

第一夜:斉藤由貴のキャリアを我流紹介
第二夜:斉藤由貴への手紙


【第二夜】

拝啓、斉藤由貴様。

唐突ですが自分は、スキャンダルが大好物です。

誤解してほしくないのは、
ワイドショーや週刊誌で報じられるものを目にすること、が好きなわけではありません。

そうではなく、スキャンダルによって「生々しくなっていくおんなの性」というものに激しくリビドーを感じ、叩かれている当人たちをいとおしく思ってしまうところがあるのです。

中森明菜は例外ですよ、だって死のうとしたんですから。
そこまでいってしまうと、誤解を恐れずにいえば楽しめない。
死の一歩さえ踏み出さなければ、彼女たちに隠し切れないエロスを感じ、どうとも思っていなかった芸能人だったとしても大好きになるのです。

いちいち挙げる必要はないかもしれませんが、矢口真里やベッキー、荻野目慶子とか大好きですもん。(尤も荻野目ちゃんの場合は、相手が死んじゃっているわけだけれども。。。)


では、どうとも思っていなかった―ではなく、大ファンだったとしたら?

そのときも同様です。
幻滅したりショックを受けることはない、むしろエロさが倍増し「もっと」好きになるのです。

それが、由貴さんにあたるというわけです。


あなたがCMをやっているというだけで、カセットテープはいつだってAXIAでした。
クラスメイトが「maxellのほうが質がいい」といっても聞かず、ひたすらAXIAユーザーでありつづけました。




あなたのラジオ番組『ネコの手も借りたい』のヘビーリスナーであり、何度も投稿の葉書を出しました。
いちどだけ読まれた回はきちんとAXIAに録音し、テープが擦り切れるほど再生を繰り返したものです。

そんな自分が尾崎豊(91年)や川崎麻世(93年)との不倫報道を目にしてどう思っていたかというと、「さすが俺が好きになっただけのことはある、いい女なんだよ、やっぱり」みたいな、「ナニサマ」視点で叩く連中を嘲笑っていたのです。

受け手は、(自分も含めて)いつだって無責任。

正直「ひとんち」のことなんか、どうだっていいじゃないですか。
自分ひとりが生きることで精一杯なのに、なにを本気で怒っているのだろうかと。

大女優イングリッド・バーグマンは絶頂期に、映画監督ロベルト・ロッセリーニと不倫していることが報じられました。
大顰蹙を買ったそうですが、それでも現代の比ではないでしょう。

ネットのバッシングというものは、そのくらいひどいものだと思います。

あなたもそれを、身をもって体感したのではないでしょうか。


去年、3度目となる不倫が報じられました。

あの会見時の目が泳ぐ感じ、あれは嘘をつくひとの目ではなく、「なんでまた、こんなにひとが…」みたいな、そんな驚きや呆れを表現したものなんじゃないか―そんな風に感じました。

前回や前々回のときに比べ、ちょっと異様でしょうよ報道陣の詰め寄りかたが・・・みたいな。




露骨といえば、露骨です。
不倫相手があなたのパンツをかぶっている写真まで流出しちゃって。

「キモイ」みたいなネットのコメントもありましたが、はっきりいえば「羨ましい!」でしたよ自分なんかは。

「キモイ」くらいの当たり前なコメントしか記せない連中というのはきっと、真のセックスの喜びを知らないんですよ可哀想なヤツなんですよ。

じゃあ自分が真のセックスの喜びを知っているのかと問われれば「うーむ…」となってしまうのですが、それは置いておいて、というか置きっ放しにします、ただ、あなたがそれを知っているということだけは分かります。

そこですよ、そこ。
「生々しくなっていくおんなの性」、そこに疼いてしまうのです。


スクリーンの向こう側に居るひとは、浮世離れであってほしいと願っています。

自分を晒して喰っている人種なんですもの、スクリーンを眺めている庶民と一緒である必要なんかない。

それを地で行くようなあなたのイキザマに、エロスと格好よさを感じているのです。


4度目もよろしく―などといたずらに煽るようなことは、もちろんありません。
ありませんが、ネットバッシングによって、あなたが「こっち側」に降りてくることだけは、あってはいけないと信じています。


自分のようなウンゲロミミズがあなたに物申すのもヘンな話ですけれどね、斉藤由貴のファンはあなた同様、ヤワではないので安心してください。


敬具。


※自分も、取っておけばよかった…



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明日のコラムは・・・

『2020、複雑っちゃあ複雑なんだ。』
コメント
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