Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(389)

2021-09-14 01:31:54 | コラム
ぷろぽー「ず」→「ず」けい

三角形はトライアングル、あるいはトリゴン(trigon)。

正方形はテトラゴン(tetragon)。
「4」だからテトラポッドというわけね。

五角形はペンタゴン(pentagon)。

六角形はヘキサゴン(hexagon)。
日本ではバラエティ番組で覚えたひとも多いでしょう。

七角形はヘプタゴン(heptagon)。

そして八角形はオクタゴン(octagon)。
格闘技好きにとっては、金網の八角形で知られている。


タコは英語でoctopus、もちろん足の数ですね。
英語タイトルで想起するのは、当然『007 オクトパシー』(83)。




ただ米映画で最も登場するのは、やはり五角形でしょう。

9.11からもう20年ですか、
映像のインパクトはやはりツインタワー崩壊だけれども、最もショッキングだったのは「国防」の要、ペンタゴン(=米国防総省)襲撃だった。


ペンタゴンを背景とした映画で最も印象に残るのは、ケビン・コスナー主演の『追いつめられて』(87)だろうか。


最後のオチばかり言及されているけれど、中盤の盛り上げかたも巧く、超一級のサスペンスですよ。

同じペンタゴンでも、国防とは無関係なのが『ペンタグラム/悪魔の烙印』(90)。

ホラーの味つけとして象徴的に五角形が使用されていて、これも面白かった。



映像ではなくシチュエーションとして多用されるのは、もちろん三角形。
三角関係ということ。

現実の人間関係では三角どころではなく、四角・五角・六角関係になることも「ざら」だけれど、
物語としては「三角あたり」が交通整理し易くて、盛り上げやすいということなのだと思う。

『カサブランカ』(42)、『第三の男』(49)、『突然炎のごとく』(61)、『明日に向って撃て!』(69)、『恋しくて』(87)、『さんかく』(2010)…挙げていったら切りがないが、ひとつおすすめするならば…

知名度は低いが、観たひとの「ほぼ全員」が「面白かった、すごく分かる」といっている、タイトルそのものがテーマになっている『さんかく』を!!




あすのしりとりは・・・
ずけ「い」→「い」かり。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(390)』
コメント
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