Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん女優列伝(303)薬師丸ひろ子

2022-01-13 03:10:17 | コラム
64年6月9日生まれ・57歳。
東京出身。

経歴について確認したいことがあり、ウィキペディアで薬師丸ひろ子(やくしまる・ひろこ)さんの項をチェックしてみてびっくり、
すんごい文量で、原節子や黒澤明を超えている!

熱心なファンが多いということでしょう^^


こりゃあ自分が書くこともないかな、、、なんてなことを思ったり。

映画キャリアもなかなか語りがいのあるひとですけれど、個人的には「歌のひと」なんですよね。
そのくらい、印象に残る曲が多い。

なかでも、好きなのはこれですね。



<経歴>

元旦那は玉置浩二。

玉川大学・文学部英米文学科卒業。
10代でスターになったひとだから、休業していたとはいえ大学卒業はたいへんなことだったと思います。

中学1年生のころ、オーディションで優勝し『野性の証明』(78)で映画俳優デビューを飾る。

80年の『翔んだカップル』で初主演。
監督は「からっぽの80年代」をひとりで奮闘した相米慎二、共演は小学校の同級生だった鶴見辰吾。

漫画の原作としては、かなり成功している映画だと思います。

『ねらわれた学園』(81)、そして『セーラー服と機関銃』(81)で人気が頂点に達する。


そのときの騒ぎは、新聞社会面に取り上げられるほどでした。

すげー。
角川映画の隆盛も極まった感がありますが、間違いなく薬師丸さんあってこそ、、、でしょうね。

※このころに撮られた、実相寺昭雄による資生堂のCM


学業を優先するため、度々休業はするものの、これほどの逸材を角川が放っておくわけありません、

いつ復帰してもよいように、薬師丸さんのための企画が山ほど用意されていたそうです。

83年、松田優作と共演した『探偵物語』に主演。

あぁ、この主題歌もよいなぁ。


『里見八犬伝』(83)、『メイン・テーマ』(84)、初めてきちんと「演技者」として認められたかもしれない『Wの悲劇』(84)、
やはり主題歌(=『「ステキな恋の忘れ方」』)が印象に残る『野蛮人のように』(85)。

85年、角川春樹事務所を離れ独立。

物語は忘れたけど主題歌を口ずさむことは(なぜか)ある『紳士同盟』(86)、
山田洋次の『ダウンタウン・ヒーローズ』(88)、
桃井かおりと共演した『レディ!レディ READY! LADY』(89)、
角川後では最も成功したと思われるコメディ『病院へ行こう』(90)、
フジが絡んだ映画の悪いところがすべて出ちゃった『タスマニア物語』(90)。

91年、玉置浩二と結婚。
『きらきらひかる』(92)の演技が素晴らしかったので俳優をつづけてほしかったのですが、しばらくは家庭を優先し休業状態に。

離婚後、徐々に芸能活動を再開。
映画では『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』(2003)、『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』(2006)、『レイクサイド マーダーケース』(2005)、『オペレッタ狸御殿』(2005)、『あおげば尊し』(2006)、『ありがとう』(2006)、『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(2007)、『うた魂♪』(2008)、『ヘブンズ・ドア』(2009)などに出演、
しかし2000年代の代表作は『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)のシリーズ(2007年に「続・三丁目の夕日」、2012年に「三丁目の夕日'64」)になるでしょう。

まぁ…自分はペケなんですけどね、過去礼讃を有する物語が好きじゃないので(^^;)

2010年代も『今度は愛妻家』(2010)、『ハナミズキ』(2010)、『わさお』(2011)など、大作ではないものの良作に出演、
そして2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で大女優・鈴鹿ひろ美を好演し話題を呼ぶ。


映画の近作に・・・
『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017)、『ブラック校則』(2019)、角川春樹が「最後」と明言した監督作『みをつくし料理帖』(2020)、本年公開予定の『とんび』。


モノマネされることも多かった若いころって、けっこうクセのある演技だったと思うんです。
そのころも素敵でしたが、いまは、そのクセがいい塩梅に薄まり、よきママ役が似合うようになりましたよね^^

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(304)安田成美』
コメント (2)
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