~ハーヴェイ・ワインスタインのキャリア10傑~
ひとごろしではないけれど、おそらく…いやまちがいなく、映画界で最も忌み嫌われている「元」映画プロデューサー。
強権を振るい、数々の若手女優に「俺と寝なければ役はもらえない」と脅したとか。
禁固23年の刑に服している男の10傑を展開する映画ファンも、まず居ないでしょう。
だから敢えて取り上げます、
彼が設立したミラマックスやワインスタイン・カンパニーから生み出された映画は、それでも素晴らしいものだから。
どんな手を使って俳優をキャスティングしていったのか…想像するだけでも恐ろしいから、擁護はしないけどね。
(1)『イングリッシュ・ペイシェント』(96)
オスカー作品賞を受賞した、深みのある恋愛映画。
松明を用い、壁画を眺めるシーンの美しさといったら!!
ワインスタイン系映画の隆盛は、これがきっかけだったといっていい。
(2)『キル・ビル』2部作(2003、2004)
QTのオタク心が爆発した快作!
しかし・・・
ほんとうは動画を転載したいところだけど、気分が悪くなるひとも居るだろうから。
これは、運転に自信のないユマ・サーマンに、それでも「自ら運転しろ」とワインスタインが指示を出し、撮影されたショット。
結果、ちょっとした事故が起こってしまう。
ちなみにQTはユマを心配し、謝罪した…と、ユマ自身が証言している。
性的事案だけじゃないんだね、ワインスタインが起こしていたのは怒怒怒
(3)『ロード・オブ・ザ・リング』3部作(2001~2003)
ピーター・ジャクソンによる超大作。
潤沢な資金は、ワインスタインのおかげともいえる―結局、ここがジレンマみたいなものになり、映画史を混乱させるのだよなぁ!!
(4)『ベルベット・ゴールドマイン』(98)
グラムロックの時代を華麗に切り取った音楽青春映画。
音楽通は納得いかないところも多かったみたいだけれど、初級編としてはちょうどよき^^
(5)『恋におちたシェイクスピア』(98)
オスカー作品賞受賞。
ちなみに当時パルトロウの恋人だったブラッド・ピットは、彼女からワインスタインに迫られていると相談を受け、必死で彼女を守ったのだとか。
かっけーぜ、ブラピ!!
(6)『ジャッキー・ブラウン』(97)
だが。
QTにのびのびと映画を撮らせた功績もあって―って、今回は同じようなことばかり書くことになるんだよね…。
(7)『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)
スコセッシの大作にも協力。
…うーーーーーむ。
(8)『シカゴ』(2002)
オスカー作品賞を受賞。
賞を取りまくり、オスカーコレクターだった。
ということは、アンテナやセンスは超一流なんだよね。
(9)『スクリーム』(96)
ホラーをメタ的構造で再構築した、技アリの一品。
(10)『グッド・ウィル・ハンティング』(97)
マット・デイモンとベン・アフレックというフレッシュな才能を世に送り出すため、毒性の強さが売りのガス・ヴァン・サント監督が、自身の個性を押し殺して撮った傑作。
…こうして並べてみるだけで、彼が犯した罪の重さがね(以下略)。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『3分5Rで、お願いしやすっ!!』
ひとごろしではないけれど、おそらく…いやまちがいなく、映画界で最も忌み嫌われている「元」映画プロデューサー。
強権を振るい、数々の若手女優に「俺と寝なければ役はもらえない」と脅したとか。
禁固23年の刑に服している男の10傑を展開する映画ファンも、まず居ないでしょう。
だから敢えて取り上げます、
彼が設立したミラマックスやワインスタイン・カンパニーから生み出された映画は、それでも素晴らしいものだから。
どんな手を使って俳優をキャスティングしていったのか…想像するだけでも恐ろしいから、擁護はしないけどね。
(1)『イングリッシュ・ペイシェント』(96)
オスカー作品賞を受賞した、深みのある恋愛映画。
松明を用い、壁画を眺めるシーンの美しさといったら!!
ワインスタイン系映画の隆盛は、これがきっかけだったといっていい。
(2)『キル・ビル』2部作(2003、2004)
QTのオタク心が爆発した快作!
しかし・・・
ほんとうは動画を転載したいところだけど、気分が悪くなるひとも居るだろうから。
これは、運転に自信のないユマ・サーマンに、それでも「自ら運転しろ」とワインスタインが指示を出し、撮影されたショット。
結果、ちょっとした事故が起こってしまう。
ちなみにQTはユマを心配し、謝罪した…と、ユマ自身が証言している。
性的事案だけじゃないんだね、ワインスタインが起こしていたのは怒怒怒
(3)『ロード・オブ・ザ・リング』3部作(2001~2003)
ピーター・ジャクソンによる超大作。
潤沢な資金は、ワインスタインのおかげともいえる―結局、ここがジレンマみたいなものになり、映画史を混乱させるのだよなぁ!!
(4)『ベルベット・ゴールドマイン』(98)
グラムロックの時代を華麗に切り取った音楽青春映画。
音楽通は納得いかないところも多かったみたいだけれど、初級編としてはちょうどよき^^
(5)『恋におちたシェイクスピア』(98)
オスカー作品賞受賞。
ちなみに当時パルトロウの恋人だったブラッド・ピットは、彼女からワインスタインに迫られていると相談を受け、必死で彼女を守ったのだとか。
かっけーぜ、ブラピ!!
(6)『ジャッキー・ブラウン』(97)
だが。
QTにのびのびと映画を撮らせた功績もあって―って、今回は同じようなことばかり書くことになるんだよね…。
(7)『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)
スコセッシの大作にも協力。
…うーーーーーむ。
(8)『シカゴ』(2002)
オスカー作品賞を受賞。
賞を取りまくり、オスカーコレクターだった。
ということは、アンテナやセンスは超一流なんだよね。
(9)『スクリーム』(96)
ホラーをメタ的構造で再構築した、技アリの一品。
(10)『グッド・ウィル・ハンティング』(97)
マット・デイモンとベン・アフレックというフレッシュな才能を世に送り出すため、毒性の強さが売りのガス・ヴァン・サント監督が、自身の個性を押し殺して撮った傑作。
…こうして並べてみるだけで、彼が犯した罪の重さがね(以下略)。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『3分5Rで、お願いしやすっ!!』