31年1月6日生まれ・2019年10月24日死去、享年88歳。
大阪出身。
公式プロフィール
映画の専門学校に通っていたころ、最も勢いのあった外国の若手俳優はウィノナ・ライダーとジュリエット・ルイスで、
よく友人たちと、ジュリエットと八千草薫(やちぐさ・かおる)さんって似てるよね、、、みたいな会話をしていましたね。
うんたしかに似ている。
このころはまだ、宝塚出身って知らなかったなぁ。
特徴的な芸名なのだからピンときてもよかったのに^^
ただ、どの世代でも八千草さんのイメージは一貫していて、おっとり系といいますか、これからの時代においては使用されることが少なくなっていくであろう良妻賢母といいますか、
それを逆手に取ったのが『岸辺のアルバム』(77、TBS)だった、、、ということでしょう。
※やさしいから、乗ってます^^
<経歴>
宝塚音楽学校卒業。
夫は、映画監督の谷口千吉。(2007年に死別)
47年―華やかな世界に憧れ宝塚歌劇団に入団、当時新設されて間もなかった映画専科に所属。
実質的な映画俳優デビュー作は、51年の『目下恋愛中』。
市川崑の傑作『プーサン』(53)、
『旅はそよ風』(53)、『喧嘩駕籠』(53)、『今宵ひと夜を』(54)、『若い瞳』(54)、『宮本武蔵』(54)、
イタリアで制作された『蝶々夫人』(54)、
『夏目漱石の三四郎』(55)、『くちづけ』(55)、『へそくり社長』(56…同年の続編にも出演)、『乱菊物語』(56)、『愛情の決算』(56)、『白夫人の妖恋』(56)、『殉愛』(56)、『雪国』(57)、『生きている小平次』(57)、『新しい背広』(57)。
57年、宝塚を退団。
『東京の休日』(58)、『現代無宿』(58)、『旅姿鼠小僧』(58)、『喧嘩太平記』(58)、『大江戸千両祭』(58)、『濡れ髪剣法』(58)、『弥次喜多道中記夫婦篇 弥次喜多道中双六』(58)、『グラマ島の誘惑』(59)、『孫悟空』(59)、『槍一筋日本晴れ』(59)。
『天下の大泥棒 白浪五人男』(60)、
タイトルが功を奏したのか、現代においても若いひとが興味を抱くSFの佳作『ガス人間第一号』(60)、
『新・夫婦善哉』(63)、『こんにちは赤ちゃん』(64)、『団地・七つの大罪』(64)、『侍』(65)、『日本侠客伝 浪花篇』(65)、『美しさと哀しみと』(65)、『忍びの者 伊賀屋敷』(65)、『悪名無敵』(65)、『大殺陣 雄呂血』(66)、『古都憂愁 姉いもうと』(67)、『わが恋わが歌』(69)。
『朝霧』(71)、寅次郎の幼馴染を可憐に演じた『男はつらいよ 寅次郎夢枕』(72)、かと思えば寺山修司の異色作『田園に死す』(74)にも顔を出して役柄を広げる。
『アフリカの鳥』(75)、『アサンテ サーナ』(75)、『不毛地帯』(76)、『星と嵐』(76)。
77年―前述したテレビドラマ『岸辺のアルバム』で不倫をする主婦を演じ新境地開拓、たいへんな話題を呼ぶ。
自分も後年に鑑賞、脚本家・山田太一のすごみをまざまざと見せつけられました。
『ブルークリスマス』(78)、『英霊たちの応援歌 最後の早慶戦』(79)。
久しぶりの映画出演となった『ハチ公物語』(87)、『226』(89)、
『いつか どこかで』(92)、『宮澤賢治 その愛』(96)、
『天国までの百マイル』(2000)、『サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS』(2001)、『阿修羅のごとく』(2003)、『交渉人 真下正義』(2005)、『しゃべれどもしゃべれども』(2007)、『きみにしか聞こえない』(2007)、『しあわせのかおり』(2008)、『ガマの油』(2009)、
さすが西川美和監督、八千草さんにじつに素敵なキャラクターをプレゼントした『ディア・ドクター』(2009)、
『引き出しの中のラブレター』(2009)、『日輪の遺産』(2011)、『明日に架ける愛』(2012)、『ツナグ』(2012)、『舟を編む』(2013)、
柴田トヨを熱演した『くじけないで』(2013)。
2019年10月24日―膵臓がんのため死去、享年88歳。
映画の遺作は、2015年の『ゆずり葉の頃』でした。
去年の傑作『すばらしき世界』に、ほんとうであれば出演するはずだったのですよね。
どの配役であったのかは、本編を観れば「なんとなく想像出来る」と思います^^
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明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(307)山口智子』
大阪出身。
公式プロフィール
映画の専門学校に通っていたころ、最も勢いのあった外国の若手俳優はウィノナ・ライダーとジュリエット・ルイスで、
よく友人たちと、ジュリエットと八千草薫(やちぐさ・かおる)さんって似てるよね、、、みたいな会話をしていましたね。
うんたしかに似ている。
このころはまだ、宝塚出身って知らなかったなぁ。
特徴的な芸名なのだからピンときてもよかったのに^^
ただ、どの世代でも八千草さんのイメージは一貫していて、おっとり系といいますか、これからの時代においては使用されることが少なくなっていくであろう良妻賢母といいますか、
それを逆手に取ったのが『岸辺のアルバム』(77、TBS)だった、、、ということでしょう。
※やさしいから、乗ってます^^
<経歴>
宝塚音楽学校卒業。
夫は、映画監督の谷口千吉。(2007年に死別)
47年―華やかな世界に憧れ宝塚歌劇団に入団、当時新設されて間もなかった映画専科に所属。
実質的な映画俳優デビュー作は、51年の『目下恋愛中』。
市川崑の傑作『プーサン』(53)、
『旅はそよ風』(53)、『喧嘩駕籠』(53)、『今宵ひと夜を』(54)、『若い瞳』(54)、『宮本武蔵』(54)、
イタリアで制作された『蝶々夫人』(54)、
『夏目漱石の三四郎』(55)、『くちづけ』(55)、『へそくり社長』(56…同年の続編にも出演)、『乱菊物語』(56)、『愛情の決算』(56)、『白夫人の妖恋』(56)、『殉愛』(56)、『雪国』(57)、『生きている小平次』(57)、『新しい背広』(57)。
57年、宝塚を退団。
『東京の休日』(58)、『現代無宿』(58)、『旅姿鼠小僧』(58)、『喧嘩太平記』(58)、『大江戸千両祭』(58)、『濡れ髪剣法』(58)、『弥次喜多道中記夫婦篇 弥次喜多道中双六』(58)、『グラマ島の誘惑』(59)、『孫悟空』(59)、『槍一筋日本晴れ』(59)。
『天下の大泥棒 白浪五人男』(60)、
タイトルが功を奏したのか、現代においても若いひとが興味を抱くSFの佳作『ガス人間第一号』(60)、
『新・夫婦善哉』(63)、『こんにちは赤ちゃん』(64)、『団地・七つの大罪』(64)、『侍』(65)、『日本侠客伝 浪花篇』(65)、『美しさと哀しみと』(65)、『忍びの者 伊賀屋敷』(65)、『悪名無敵』(65)、『大殺陣 雄呂血』(66)、『古都憂愁 姉いもうと』(67)、『わが恋わが歌』(69)。
『朝霧』(71)、寅次郎の幼馴染を可憐に演じた『男はつらいよ 寅次郎夢枕』(72)、かと思えば寺山修司の異色作『田園に死す』(74)にも顔を出して役柄を広げる。
『アフリカの鳥』(75)、『アサンテ サーナ』(75)、『不毛地帯』(76)、『星と嵐』(76)。
77年―前述したテレビドラマ『岸辺のアルバム』で不倫をする主婦を演じ新境地開拓、たいへんな話題を呼ぶ。
自分も後年に鑑賞、脚本家・山田太一のすごみをまざまざと見せつけられました。
『ブルークリスマス』(78)、『英霊たちの応援歌 最後の早慶戦』(79)。
久しぶりの映画出演となった『ハチ公物語』(87)、『226』(89)、
『いつか どこかで』(92)、『宮澤賢治 その愛』(96)、
『天国までの百マイル』(2000)、『サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS』(2001)、『阿修羅のごとく』(2003)、『交渉人 真下正義』(2005)、『しゃべれどもしゃべれども』(2007)、『きみにしか聞こえない』(2007)、『しあわせのかおり』(2008)、『ガマの油』(2009)、
さすが西川美和監督、八千草さんにじつに素敵なキャラクターをプレゼントした『ディア・ドクター』(2009)、
『引き出しの中のラブレター』(2009)、『日輪の遺産』(2011)、『明日に架ける愛』(2012)、『ツナグ』(2012)、『舟を編む』(2013)、
柴田トヨを熱演した『くじけないで』(2013)。
2019年10月24日―膵臓がんのため死去、享年88歳。
映画の遺作は、2015年の『ゆずり葉の頃』でした。
去年の傑作『すばらしき世界』に、ほんとうであれば出演するはずだったのですよね。
どの配役であったのかは、本編を観れば「なんとなく想像出来る」と思います^^
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明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(307)山口智子』