Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(402)

2022-01-18 04:06:35 | コラム
ぎんま「く」→「く」ちべに

冬季北京五輪、開会式の演出がチャン・イーモウと発表されて、


すごいなこれで「初めて夏季・冬季の両方で」演出をしたディレクターになったんだね、
それはすんばらしいことかもしれないけれど、映画のほうはどうしたんだ?? みたいな。

いや撮っているっぽいのだが、日本公開がまだっていう。

高倉健と組んだ『単騎、千里を走る。 』(2005)も、スターたちを起用した『HERO 英雄』(2002)も悪くなかった…けれど、やっぱり初期の、コン・リーと組んだ「紅」の映画たちよね。

最高傑作は『紅夢』(91)のような気もするが、評判の悪かった『上海ルージュ』(95)も好きよ。


ルージュは仏語(rouge)で「赤」の意味。
ムーランルージュは「赤い風車」という具合だから、

口紅とは無関係なはずなのに、日本では口紅と同じ意味で用いられていて。
だから、『上海ルージュ』もそういうイメージで冠せられた邦題なのでしょう。

映画のなかで印象的な口紅。
ガサツな男なものでして(^^;)、こういうのは女性のほうが細かいところまで気づきそうだけど、自分でも「おっ」と思ったのは・・・

近作でいうと、口紅を小道具に用いた『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)とか、

『ティファニーで朝食を』(61)でヘップバーンがタクシーのなかで塗る口紅とか『落下の王国』(2006)とか、
『ニキータ』(90)でジャンヌ・モローがヒロインに口紅を塗ってあげながら、「おんなを武器にしなさい」というシーンが浮かぶ。

リュック・ベッソンは正直「嫌い」な映画監督―潔くロリコンといえばいいのに、大袈裟な物語と演出でそれを胡麻化している点が姑息!笑―なのだが、
この映画は特別好きで、クマのような見た目をしているのに、よくあんな繊細で大胆な台詞を思いつくよなぁ!と感心したり。。。


まぁ自分はその程度の?男なので、『魔女の宅急便』(89)のイントロダクションで流れる『ルージュの伝言』って選曲完璧よね、、、みたいな。



いろんなひとがカバーしているし、それぞれ個性的で悪くないが、やっぱり^^



あすのしりとりは・・・
くちべ「に」→「に」ーと。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(403)』
コメント
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