~原節子のキャリア10傑~
小津の死後に事実上の引退、公の場に姿を現さなくなった原さんは、2015年に永眠。
95歳まで生きたが、そんな背景ゆえ60年代真ん中以降の彼女を知るひとは少ない。
74年に生まれ80年あたりに映画ファンになった自分なんて、映画のなかの原さんしか知らない。
意外と大柄で、ビールが大好きだったというのは、とっても意外。
なにしろ小津映画の印象が、とってもとっても強かったので。
(1)『晩春』(49)
小津映画でいえば3位につけた『東京物語』、
しかし原さんの魅力でいえばこの作品―結婚をめぐる父と娘の物語、そのはじまり―かなぁ。
(2)『白痴』(51)
ドストエフスキーの名著を、昭和20年代の札幌に置き換えて映像化した黒澤の力作。
原さんに触れた最初が小津作品だったものだから、あまりのイメージのちがいに驚いたし新鮮だった。
(3)『東京物語』(53)
『晩春』も紀子役だったが、この映画でも紀子。
(4)『青い山脈』(49)
活き活きとした青春映画。
いまのアンチャンネーチャンが観ても「これのどこが、そんな…」と思うかな、歴史的資料として観るべきかも。。。
(5)『めし』(51)
林芙美子モノ??を得意とするナルセの代表作(の、ひとつ)。
作者は連載途中に急死、よって結末などは映画のオリジナル。
(6)『わが青春に悔なし』(46)
ゾルゲ事件をヒントにした黒澤の野心作。
それにしても黒澤は、いつも原さんにしんどい役を与えるなぁ!!
(7)『小早川家の秋』(61)
小津とのタッグ、最後の作品。
(8)『安城家の舞踏会』(47)
名門華族の没落を見つめた名作。
原さんはリアリストなヒロインを好演。
(9)『山の音』(54)
川端康成の最高傑作(と、自分は思ってる)を才人ナルセが映画化。
水木洋子女史の脚本も完璧でした。
(10)『麦秋』(51)
再び娘の結婚問題と父親のドラマだが、『晩春』よりも人間関係に豊かさがあって観易いのはこっちかも。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『15時間あっても、、、』
小津の死後に事実上の引退、公の場に姿を現さなくなった原さんは、2015年に永眠。
95歳まで生きたが、そんな背景ゆえ60年代真ん中以降の彼女を知るひとは少ない。
74年に生まれ80年あたりに映画ファンになった自分なんて、映画のなかの原さんしか知らない。
意外と大柄で、ビールが大好きだったというのは、とっても意外。
なにしろ小津映画の印象が、とってもとっても強かったので。
(1)『晩春』(49)
小津映画でいえば3位につけた『東京物語』、
しかし原さんの魅力でいえばこの作品―結婚をめぐる父と娘の物語、そのはじまり―かなぁ。
(2)『白痴』(51)
ドストエフスキーの名著を、昭和20年代の札幌に置き換えて映像化した黒澤の力作。
原さんに触れた最初が小津作品だったものだから、あまりのイメージのちがいに驚いたし新鮮だった。
(3)『東京物語』(53)
『晩春』も紀子役だったが、この映画でも紀子。
(4)『青い山脈』(49)
活き活きとした青春映画。
いまのアンチャンネーチャンが観ても「これのどこが、そんな…」と思うかな、歴史的資料として観るべきかも。。。
(5)『めし』(51)
林芙美子モノ??を得意とするナルセの代表作(の、ひとつ)。
作者は連載途中に急死、よって結末などは映画のオリジナル。
(6)『わが青春に悔なし』(46)
ゾルゲ事件をヒントにした黒澤の野心作。
それにしても黒澤は、いつも原さんにしんどい役を与えるなぁ!!
(7)『小早川家の秋』(61)
小津とのタッグ、最後の作品。
(8)『安城家の舞踏会』(47)
名門華族の没落を見つめた名作。
原さんはリアリストなヒロインを好演。
(9)『山の音』(54)
川端康成の最高傑作(と、自分は思ってる)を才人ナルセが映画化。
水木洋子女史の脚本も完璧でした。
(10)『麦秋』(51)
再び娘の結婚問題と父親のドラマだが、『晩春』よりも人間関係に豊かさがあって観易いのはこっちかも。
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明日のコラムは・・・
『15時間あっても、、、』