Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(474)

2023-09-16 00:10:00 | コラム
あくえりあ「す」→「す」こるぴお

2日連続で、星座にちなんだお話を^^

scorpioとは「蠍座」のことで、


元になった「さそり」は英語でscorpionという。

その複雑で奇怪ともいえるフォルムは多くのひとに恐怖心を与えますが、自分、節足動物のなかで1位2位を争うほど好きだな。

※節足動物で、ほかに代表的なものは…クモやカニ、エビ、トビムシ、昆虫などなど

もし自分が「生き物の」タトゥーを入れるとするならば、サソリを選びますもの。たぶん。



多くの日本人にとって「蠍座」「さそり」で最初に想起しちゃうのは美川憲一あるいはコロッケでしょうが(^^;)

映画ファンは、ちがうんだな。

たとえば、イーストウッド御大の代表作『ダーティハリー』(71)のキチガイ犯人は、自らをスコルピオと名乗る。


そして80年代映画を浴びて青春を送った世代であれば、ドルフ・ラングレンの『レッド・スコルピオン』(89)も忘れ難い。


正直、大した映画じゃないんだけど(^^;)タイトルのインパクトはあった。


そういえば。
映画とはぜんぜん関係ないのだが、
群馬に住んでいたころ、ちかくにマクドナルドもロッテリアもなく(でも、モスはありました。ケンタさんも)ハンバーガーに飢えていた自分にとって、こころの拠り所?となったのが、スーパー「マツセー」の駐車場に掘っ立て小屋があって、そこでひっそりと営業していた「似非」ファストフード「スコルピオ」だったっけ。(90年代末に廃業)

メニューは、スコルピオバーガーこと「チキンバーガー」と、ポテトのみ。
さすがにサソリバーガーというわけにはいかんものね、喰ってみたいけど笑笑

でもねここのスコルピオバーガーが、クソがつくほど美味だったわけ。
はっきりいって、現代のマックやモス、ケンタ、バーガーキング以上に。
きっと「思い出補正」はあったと思うが、とにかく美味かったことだけはたしか。


さて、話を戻し。
上記2作品も素晴らしいが、日本人としては『女囚さそり』シリーズ(72~73)がいちばんでしょう^^



主演は梶芽衣子、
女囚だがじつは冤罪という背景を持つ701号「松島ナミ(さそり)」の、愛と復讐の物語。

好評を受けて短い期間に4つも制作され・・・

『女囚701号/さそり』(72)
『女囚さそり 第41雑居房』(72)
『女囚さそり けもの部屋』(73)
『女囚さそり 701号怨み節』(73)

・・・いずれもスマッシュヒットを記録、ガラス張りの床を創って超ローアングルから捉えるショットや、思わずカラオケで選曲したくなる主題歌などなど、サブカルチャーとしての魅力をこれでもかと詰め込んだ、たいへんパワフルな快作なのでした!!


次回のしりとりは・・・
すこるぴ「お」→「お」どれいととぅ。

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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(78)原田美枝子』
コメント (3)
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