Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

駐車場所、争奪。

2024-02-21 01:52:48 | コラム
5年くらい前、だったか―。

団地の自転車駐車場、自分のチャリの隣りにマウンテンバイクが駐められていた。



自動車とちがい、チャリは契約する必要がないので「どこに駐めてもいい」ということにはなっている。
なってはいるが、なんとなく気分が悪かった。
のは、その駐めかたがね・・・。

チャリはさ、「ハンドルを真っすぐの状態」にして「前輪のタイヤを駐車場のストッパーに押し当てる」ように駐めることにより、スペースをあまり使わずに済む。
しかしそのマウンテンバイクは、ハンドルを「最大に曲げた状態」で駐めているため、少し触れるとタイヤが動いてしまうような不安定さだったのだ。

スペースすげー使っているし、触れないよう細心の注意を払わなければならんし。

乗っているヤツは無神経なんだろうな。
自転車を好きでもないはずだし。

その翌日―。
勤務先からチャリで帰還してくると、
そのマウンテンバイクは、マイチャリの定位置に駐まっていた。

おい!

繰り返すが、チャリは「どこに駐めてもいい」ということにはなっている。

でもさ、なんとなく決まっているものじゃね?
あっ、きのうこの場所には駐めてあったよな…と思って、そこは避けないかフツーは??

なーーーんにも考えてないヤツなんですよ、きっと。

定位置の横にはポールがあって、なぜその横に自分が駐めているのかというと、そこそこの高額チャリなので、そのポールとタイヤをチェーンキーで巻きつけ防犯しているわけなのですよ。

彼のマウンテンバイクはというと、そのポールを利用しているわけでもない。
じゃあココである必要ないよね?

ってことで、マウンテンバイクを移動させて自分のチャリを駐めた。

その日から、争奪戦が始まる。

彼は自分が外出中に「そこ」にマウンテンバイクを駐める。
帰還した自分はそれを見て嘆息、マウンテンバイクを移動させ自分のチャリを駐める。

譲ってもいいんじゃね?

そうも思ったが、なぜ古株の自分がこんな無神経ヤローに気を使わねばならんのだ!?と思っちゃって臨戦態勢に。

ほとんど毎日それが繰り返されるので、
もう決着をつけるほかないと思い、小さいホワイトボードに・・・

「○号室の牧野です。自分は10年以上、同じ場所に自転車を駐めています。もし、どうしてもこの場所じゃなきゃならない理由がおありであれば、お聞かせください。内容によっては、自分が駐車場所を変えます。それがないのであれば、ほかの場所に駐めてください」

と記して、それをマイサドルに引っかけておいた。

効果てきめん、
翌日以降は、同じスペースではあるものの、ポール横に駐めることはなくなった。

やっぱり、こういうときは名前を記すのにかぎるよね。
名乗るまでの覚悟がなければ、引き下がるほかないもの。

しかしコイツ、やっぱりなにも考えていない。
相変わらずスペースを異様に使う駐めかたでさ、オメーがハンドルを真っすぐに駐めさえすれば、あと1台、いや頑張れば2台入るのよ!?


そして、先週―。
急にマウンテンバイクの姿が見えなくなった。

1~2日は気にしなかったが、きのうも・きょうも。となると、あれ?となっていく。

どうやら引っ越したらしい。

ホッとすると同時に、
引っ越し先でもあの駐めかたで迷惑がられているのではないか?? と、余計な心配をしてしまうのであった。。。




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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(99)宮沢りえ』
コメント (4)
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