Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(100)桃井かおり

2024-02-23 00:10:00 | コラム
~桃井かおりのキャリア10傑~

祝100回♪♪


米国在住中の72歳、桃井さんといえば、気だるい感じの喋りかたと煙草。

いいたいことをいう・いえる、姉御肌の女優さん。という感じですかね^^


(1)『疑惑』(82)

桃井さん×岩下志麻、これぞ演技対決。
80年代に制作された清張モノのなかでは、いちばんなのではないか。



(2)『青春の蹉跌』(74)

最初にタイトルに触れたときは、「さてつ」でいいのかな、ちがうのかな。と分からなかったものです(^^;)
いいのですよ若人よ、「さてつ」と読むのです。

ロマンポルノの鬼才、神代辰巳による初「一般」映画として知られる。
青春映画は、このくらい暗くなくっちゃね^^



(3)『太陽』(2005)

海外の映画にも多数出演しているが、なかなか結果を残せない。
そんななかで、アレクサンドル・ソクーロフが昭和天皇(演・イッセー尾形)を見つめるこの映画は最もうまくいったのではないか。

桃井さんは、香淳皇后を演じている。


(4)『木村家の人びと』(88)

ミニシアターブームの先駆けとなった映画はいくつかあるが、この作品もそのひとつ。

拝金主義をシニカルな視点で描いたコメディ。



(5)『幸福の黄色いハンカチ』(77)

とことん気持ち悪い武田鉄矢に、とことん気持ち悪いことをされる役・笑笑


(6)『もう頬づえはつかない』(79)

物語よりもそのタイトルが、そして主題歌が有名な作品。
そりゃそうだ、作詞は寺山修司ですもんね。
ただ原作小説だって、いま読んでもドライな語り口に感心させられるし、50万部売れたのも納得。

なにを考えているか分からない、でもすごくリアル。こんな女子大生を演じられるのは、当時では桃井さんくらいだったのではないか。



(7)『ええじゃないか』(81)

イマヘイが幕末の民衆運動を描く。

イマヘイの映画としてはどうかと思うところもあるが、泉谷しげるの演技がとてもよかった。



(8)『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』(79)

そういえばこの映画でも、桃井さんは男に襲われそうになっている。

山田洋次の目には、隙がある女と見えているのかな。。。


(9)『噛む女』(88)

結城昌治の同名小説を、脚色・荒井晴彦&監督・神代辰巳のコンビで映画化。

桃井さんは主人公・永島敏行の妻役だが、じつはキーパーソンだったりする。



(10)『またの日の知華』(2005)

ドキュメンタリー映画の雄・原一男が初めて手がけた劇映画。

同一キャラクターを4人の女優(=吉本多香美・渡辺真起子・金久美子・桃井さん)が演じる実験作だが、それがうまくいっているかどうかは・・・?

ただ、こういう野心作は大好物です^^

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『カジノは、最低5回で^^』
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする