37年4月22日生まれ・86歳。
アメリカ出身。
キューブリックに、
プライベートでも仲の良かったポランスキー、
満を持してのスコセッシ、
名匠巨匠と満遍なく組んでいる―わけではなく、同じロジャー・コーマン門下生であるにも関わらず、コッポラと組んでないのですよね。
もう俳優業を引退されているから実現出来ないけれど、たとえばコッポラ入魂の新作『メガロポリス』とかに出てほしかったなぁ!なんて^^
ニコルソン、二夜でいきます。
こちら、オスカー初受賞の際のスピーチ。
「最初のエージェントに、君は俳優に向かないといわれた。感謝するよ(笑)」…痛快だなぁ!!
<経歴>
たしかに下積みが長く、最初のエージェントがイヤミをいいたくなるのも分からなくはないかな(^^;)
アクターズスタジオで演技の基礎を学びながら、MGMのアニメーション部門でアルバイト。
技術的に秀でていたところがあり、監督たちから社員になるよう薦められるも俳優の夢を諦め切れず辞退する。
映画俳優デビュー作は、58年の『クライ・ベイビー・キラー』。
ヒットはしなかったものの、この演技が師匠コーマンの目に留まり門下生のひとりとなる。
もう解説する必要もないでしょうが・・・
コーマン門下生には、スコセッシ、ロン・ハワード、コッポラ、ジョナサン・デミ、ジェームズ・キャメロンなどが居ます。
映画には時代や価値観の変化などにより「遡って再評価」されることがありますが・・・
『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(60)などは、その一例にあたるのかもしれません。
静かに恐ろしいホラーで、これはおすすめですよ。
ほかにも『古城の亡霊』(63)や『爆走!ヘルズ・エンジェルス』(67)など、「コーマンの映画」「ニコルソン、ブレイク前」という認識で観れば、充分に楽しめる佳作がいくつか。
さらに付け加えれば、67年の『白昼の幻想』では脚本を担当。
監督はコーマン自身が手がけ、出演にデニス・ホッパーとピーター・フォンダ。
原題は『The Trip』、つまり「ドラッグのトリップ」を主題とした実験作です。
映画の完成度は置いておいて、その実験精神はいかにも60年代的なのかも。
そして―この作品に出演していたふたりに乞われ参加したのが、69年の『イージー・ライダー』です。
ニコルソンがようやく陽の目を見ることになった、記念碑的作品なのでした!!
※男も女も、どちらも奇異の視線を向けている。意味はちがっていてもね―この映画を象徴する好きな場面です
つづく!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(120)ジャック・ニコルソン(後)』
アメリカ出身。
キューブリックに、
プライベートでも仲の良かったポランスキー、
満を持してのスコセッシ、
名匠巨匠と満遍なく組んでいる―わけではなく、同じロジャー・コーマン門下生であるにも関わらず、コッポラと組んでないのですよね。
もう俳優業を引退されているから実現出来ないけれど、たとえばコッポラ入魂の新作『メガロポリス』とかに出てほしかったなぁ!なんて^^
ニコルソン、二夜でいきます。
こちら、オスカー初受賞の際のスピーチ。
「最初のエージェントに、君は俳優に向かないといわれた。感謝するよ(笑)」…痛快だなぁ!!
<経歴>
たしかに下積みが長く、最初のエージェントがイヤミをいいたくなるのも分からなくはないかな(^^;)
アクターズスタジオで演技の基礎を学びながら、MGMのアニメーション部門でアルバイト。
技術的に秀でていたところがあり、監督たちから社員になるよう薦められるも俳優の夢を諦め切れず辞退する。
映画俳優デビュー作は、58年の『クライ・ベイビー・キラー』。
ヒットはしなかったものの、この演技が師匠コーマンの目に留まり門下生のひとりとなる。
もう解説する必要もないでしょうが・・・
コーマン門下生には、スコセッシ、ロン・ハワード、コッポラ、ジョナサン・デミ、ジェームズ・キャメロンなどが居ます。
映画には時代や価値観の変化などにより「遡って再評価」されることがありますが・・・
『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(60)などは、その一例にあたるのかもしれません。
静かに恐ろしいホラーで、これはおすすめですよ。
ほかにも『古城の亡霊』(63)や『爆走!ヘルズ・エンジェルス』(67)など、「コーマンの映画」「ニコルソン、ブレイク前」という認識で観れば、充分に楽しめる佳作がいくつか。
さらに付け加えれば、67年の『白昼の幻想』では脚本を担当。
監督はコーマン自身が手がけ、出演にデニス・ホッパーとピーター・フォンダ。
原題は『The Trip』、つまり「ドラッグのトリップ」を主題とした実験作です。
映画の完成度は置いておいて、その実験精神はいかにも60年代的なのかも。
そして―この作品に出演していたふたりに乞われ参加したのが、69年の『イージー・ライダー』です。
ニコルソンがようやく陽の目を見ることになった、記念碑的作品なのでした!!
※男も女も、どちらも奇異の視線を向けている。意味はちがっていてもね―この映画を象徴する好きな場面です
つづく!
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(120)ジャック・ニコルソン(後)』