Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

leave me alone

2019-08-11 00:10:00 | コラム
司祭「―サリエリさん?」
サリエリ「………放っておいてくれ」
司祭「なにか告白したいことがあるのなら、するべきです」
サリエリ「私が誰かご存じか」
司祭「あなたが誰でも、神の下では、みな平等です」
サリエリ「…ほんとうかね?」

映画『アマデウス』(84)より

「放っておいてくれ」を英語でいうと、「leave me alone」。

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(1)先日開催された格闘技イベント『RIZIN』で、韓国のジョシカク・ファイター「ハム・ソヒ」が快勝する。



そのネット記事に対し、

「日本から出ていけ」
「韓国人が来るな」

といったコメント多数。

格闘技ファンからすれば、「leave me alone」。


(2)カンヌ映画祭、今年のパルムドール(最高賞)は韓国産の『パラサイト』に。



そのネット記事に対し、

「絶対に観ない」
「韓国映画、興味なし」

といったコメント多数。

映画ファンからすれば、「leave me alone」。


最近の日韓関係なんか気にしていない、
政治状況も「それとこれとは別」、

とにかく邪魔をしないでくれ、放っておいてくれ、興味ないのであればコメントも必要ないだろうって。

こっちはエキサイティングな試合が観たいんだ、傑作映画が観たいんだ。

国は無関係なんだよ、
自分はずっと韓国産のスマホ「Galaxy」を使っているが、デザインや機能が気に入ったからであって、韓国産だから使っているとか・使わないとか、そういう風には思わない。

はっきりいうが、塩試合しか展開出来ない日本選手が居たとして、彼がメイン張るくらいなら韓国の活きのいい選手出せよと思う。
それは映画も同じこと。


もういちどいうよ。

スポーツや芸能の記事に対し、内容とは無関係な嫌韓コメントを残す連中はチンカス以下なんだよ。

leave me alone!!




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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(299)』
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にっぽん女優列伝(133)小雪

2019-08-10 00:10:00 | コラム
76年12月18日生まれ・42歳。
神奈川・座間出身。

公式サイト


「波留」とか「りょう」とか、「苗字なし」芸能人って、なかなか勇気の要ることだと思うんです。

売れれば「サマになる」けれど、そうでないと「ややサムい」感じになってしまう。

小雪(こゆき)さんのように、たとえそれが本名であったとしても、、、です。

売れてよかったなぁ! と思いますし、不思議なことですが、実際に「小雪」っぽいイメージがありますよね。

ベタなこといいますが、「大雪」でも「小雨」でもないじゃないですか、あぁ小雪っぽいなぁ、、、と。





<経歴>

旦那は、俳優の松山ケンイチ。



10代後半のころ、雑誌『non-no』の専属モデルになる。

モデル出身の女優さん、ほんとうに多いですよね。
現代の流れなのかもしれません、ひょっとしたら女優を目指してオーディションで主演映画を勝ち取る・・・といったデビューよりも多かったりして。


映画俳優デビュー作は、2000年の『ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer』。

自分が「お!」と思ったのは次作の『回路』(2001)でしたね。

黒沢清が仕掛ける現代的なホラーであり、小雪さんの「明るくない感じ」が映画のカラーにあっていてよかったんじゃないでしょうか。 

窪塚洋介と共演した『Laundry』(2002)を経た2003年、ハリウッド大作『ラストサムライ』に抜擢されヒロイン「たか」を好演する。

すごく美しく撮られていて、こりゃあ米国人も惚れるのではないかな・・・と思いましたね。

結果的に本作が、小雪さんにとっての代表作となりました。




『スパイ・ゾルゲ』(2003)、『ALIVE』(2003)、『嗤う伊右衛門』(2004)、
2005年からつづく「ALWAYS」のシリーズでは、吉岡秀隆の相手役を務める。

『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)
『続・三丁目の夕日』(2007)
『三丁目の夕日’64』(2012)

・・・スマッシュヒットを記録したシリーズですが、個人的にはあまり好きになれません。

このことについて話すと長くなるので、割愛しましょう笑


『ゲゲゲの鬼太郎』(2007)、『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(2009)、森田芳光が放つ不思議なコメディ『わたし出すわ』(2009)、のちに旦那となるマツケンが主演した『カムイ外伝』(2009)、
『信さん・炭坑町のセレナーデ』(2010)、『探偵はBARにいる』(2011)、最新作は2015年の『杉原千畝 スギハラチウネ』。


すでにママですから、芸能活動は抑え気味です。

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明日のコラムは・・・

『leave me alone』
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にっぽん女優列伝(132)小松菜奈

2019-08-09 00:10:00 | コラム
96年2月16日生まれ・23歳。
山梨出身。

公式サイト


まさに、いまが旬! っぽい小松菜奈(こまつ・なな)さん。

さわやかなイマドキ女子も演じられれば、小悪魔ビッチも演じられる「雰囲気」の持ち主。

とはいえ、スコセッシの『沈黙 ―サイレンス―』(2016)に出演するとは思わなかったなぁ!!




新作では門脇麦と共演、彼女とギターデュオ「ハルレオ」を組み、CDデビューまで果たしました。




<経歴>

10代前半よりモデルとして活躍。
そりゃあそうでしょう、自薦他薦スカウトどれかは分かりませんが、この見た目です、自覚的になっても不思議ではないですし、周りも放っておかないはずです。

実質的な映画俳優デビュー作は、2014年の中島哲也監督作品『渇き。』。

強烈なビッチを好演し、共演した役所広司や二階堂ふみ、橋本愛、妻夫木聡などが霞むほどの存在感を放ちます。




ふつう、このくらい振り切れたキャラクターを演じてしまうとイメージが固まってしまいそうなものですが、小松さんはそうなりませんでした。

『近キョリ恋愛』(2014)、『予告犯』(2015)、

そして、ハッとするくらい美しく撮られた『バクマン。』(2015)。



キャラクターに関しては薄っぺらいという批判も可能ですし、自分もそう思わないではないですが、彼女と付き合うために傑作漫画を仕上げるぞという(主人公の)原動力としては充分な説得力を宿していると思いました。


『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2016)、『ヒーローマニア―生活―』(2016)、16年度の個人的ベストワン『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)、『溺れるナイフ』(2016)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(2016)、そして前述した『沈黙 ―サイレンス―』(2016)、
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017)、『坂道のアポロン』(2018)、『恋は雨上がりのように』(2018)、『来る』(2018)。

本年度も『サムライマラソン』(2019)、『さよならくちびる』(2019)、『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』(2019)と好調を維持、
それどころか来年公開予定の映画も『さくら』(2020)や『糸』(2020)などが控えていて、「旬」はしばらくつづきそうです。

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にっぽん女優列伝(131)小松彩夏

2019-08-08 00:10:00 | コラム
86年7月23日生まれ・33歳。
岩手出身。

公式サイト


実写版の『美少女戦士セーラームーン』(2003~2004、TBS)で、「セーラーヴィーナス」(=オレンジ)を演じた小松彩夏(こまつ・あやか)さん。




たまたまテレビをつけていたときに流れていて、セーラームーンにぜんぜん興味なかったけれど、彩夏さんに惚れました。

で、グラビア写真集やカレンダーも買いました。




長いことアミューズに所属していましたが、現在はフリーに。

それ以降、目立った活躍がないのが寂しいです。

やっぱりフリーで活躍していくのは、難しいということ、、、なのでしょうか。

<経歴>

モデルとして芸能活動を開始、
2003年に前述した『美少女戦士セーラームーン』で注目を浴びる。

同年、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で映画女優デビューを果たす。

吸血鬼・岡村隆史に首を咬まれる女子高生役でしたね、映画はともかく、彼女はすっげ可愛かったです。

2004年、日テレジェニックに選出され認知度もアップ。


以下、映画作品をドドドっと。

『ドリフト』(2006)、『ドリフト2』(2006)、
『マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝』(2006)、『僕は妹に恋をする』(2007)、『容疑者Xの献身』(2008)、『感染列島』(2009)、『MW―ムウ―』(2009)、『キラー・ヴァージンロード』(2009)、
『僕等がいた』(2012)の前編と後編、『武蔵野線の姉妹』(2012)、『ネオン蝶』(2013)、『トーク・トゥ・ザ・デッド』(2013)・・・などなどに出演するも、正直(彼女自身が)パッとするものはありませんでした。

2013年、『Miss ZOMBIE』で主演。

SABU監督の「よい面」だけが出たホラー映画の快作で、彩夏さんにとっての代表作と呼べるものになりました。




それ以降の作品に、『夏前。おわり』(2014)や『横たわる彼女』(2014)など。


ときどきSNSなどで発信してくれていますが、アミューズ時代に比べればメディア露出は半分以下です。

よい素材なのに、残念ですなぁ!!

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birthday

2019-08-07 03:29:58 | コラム
先日の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日)の視聴者投稿で、

「同じ誕生日の有名人を、すごく気にかけてしまう」というのがあった。

マツコさんも有吉ちゃんも「ちょっと分かる」と答えていたが、自分は「すげーーーーー分かる!」となる。


2月4日―節分の翌日あるいは立春と捉えるひとが多いかな。

自分は、同じ誕生日というだけで・・・


最近のキョンキョンの危うい感じ? も受け入れられるし、


南海キャンディーズ・静ちゃんのボクシング挑戦に関しては、たぶん相方さんより真剣に応援していた。




映画界に貢献した「ふつうではない」才能、川島雄三そしてジョージ・A・ロメロと誕生日が同じというのはたいへん名誉なことであるし、なんか「自分、らしいな。」とも思う。




※地獄も極楽もあるもんけえ、オレはまだまだ生きるんでぇ!!




だって。
すべての映画作家を尊敬している前提でいうが。
ふたりは「どう考えても奇人」だもの、ザーメンキチガイ野郎を自称する自分に相応しいと思うのよね、
これがたとえば、今井正や神山征二郎に代表される「まっすぐな社会派」と一緒だったりしたら、もうなんか気持ち悪いくらいの違和感を抱くっしょ?

一緒というだけで、こういうひとたちのキャリアを傷つけるというか笑


そのいっぽうで。

中条あやみまで2月4日と知ると、




へぇぇ!
この日に生まれたひとでも透明感なんて生じるのか!! と自虐的に感嘆したりもするわけで。。。


とっても単純な男だが、たぶんみなさんも、似たような感覚―誕生日が同じひとに親近感を抱きヒイキにする―を持っているんじゃないかな??

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