Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(305)矢田亜希子

2022-01-26 00:10:00 | コラム
78年12月23日生まれ・43歳。
川崎出身。

公式プロフィール

去年のSABU監督による意欲作『砕け散るところを見せてあげる』(2021)において、

矢田亜希子(やだ・あきこ)さんがヒロインの母親役を演じていることに驚きました。


そりゃ40代ですもん、当然といえば当然なのですが、「ヒロインの妹」「主人公の娘」感が強いひとだったので、なんか意外だなぁと。


元旦那のアレヤコレヤで躓いたこともありましたが、本人は関係ないですからね。
乗り越えて…って、もう乗り越えたかな、がんばってほしいです。


<経歴>

元旦那は押尾学。

中学生のころにスカウトされて芸能界入りを果たす。

映画俳優デビュー作は、97年の『ときめきメモリアル』。

2000年、『クロスファイア』で初主演。
宮部みゆき原作、日本版の『炎の少女チャーリー』といったところでしょうか、ちょっと憎めない?ところのあるSFアクションです。


これで(自分のような)美女ウォッチャーの目にとまり、CMやグラビアなどにも挑戦。


テレビドラマでは、2003年の唐沢版『白い巨塔』(フジテレビ)でしょうか。
里見先生(江口洋介)に魅かれるヒロインを好演しています。

2006年に結婚、第1子をもうけ、露出は少なくなっていき…そこへきて、あの事件。
公に出ると彼女のほうが頭を下げたりして、とても気の毒に思いましたね。

2010年代より徐々に芸能活動を再開、最初こそ腫れ物に触る感じがしましたが、テレビのバラエティ番組などを観ると、けっこうサバサバしていて好感触です。

映画界にも復帰、『不能犯』(2018)や前述した『砕け散るところを見せてあげる』などに出演、
さらには40代でグラビアにも再挑戦したりして、なんかすごく応援したくなるんですよね。

もういちど書いておきます、がんばれ!!

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『にっぽん女優列伝(306)八千草薫』
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372分だって足りない!!

2022-01-25 00:10:00 | コラム
サボりコラム、2日目(最終日)です。

『さがす』のほかにもう一本、必見の映画が公開中。
去年末から上映されているので、厳密にいうと2022年の作品ではないのだけれどもね。

『水俣曼荼羅』

『ゆきゆきて、神軍』(87)や『全身小説家』(94)で知られる、「自称」アクションドキュメンタリー監督・原一男が「水俣病と、それに向き合ってきたひとびと」を見つめた6時間12分の大作。

尻込みするには充分な長さの映画だが、フツーの監督が撮っているわけじゃないからね、
単なる社会派では終わらない…いやいや、そもそも社会派としては撮っていないのですよ、この題材でだよ!!

面白くって、あと2時間ほど長くても飽きなかったろうな…とマジで思った。


ほら、観たくなってきたでしょ^^



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おじさんと、その娘―本年一発目の傑作、誕生。

2022-01-24 00:10:00 | コラム
深夜バイトがきのう書いたとおりの混乱ぶりなので、休日返上で連続出勤です(^^;)

というわけで、きょうから2日間はサボりコラムとなります。

2022年が始まって20日とちょっと。
この3週間に自分が観た新作映画のなかで、傑作がふたつありました。

1日1本ずつ、紹介しておきましょう。

『さがす』

暴走するおじさんと、その娘―という構図が昨年の『空白』とかぶるものの、
ねじれ具合という意味では、こっちのほうが複雑かもしれない。

監督は佳作『岬の兄妹』(2019)の片山慎三、
主演は佐藤二朗と伊東蒼。

これ以上の情報は不要です、格闘する映画を、ぜひスクリーンで浴びてみてください^^



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『372分だって足りない!!』
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あのひとも、このひとも…

2022-01-23 00:10:00 | コラム
深夜の工場バイトー年が明けて、あれ、Aさん居ないな。Bさんも来ていない…と思うことが多かった。

仲良くしていたのにな、どうしたんだろう。
でも所詮は派遣であってね、ふと気づいたら辞めていた…というケースも多く、今回「たまたま」重なっただけかな、、、と解釈していたが、先日その理由が判明した。

AさんもBさんもCさんも、みんな辞めたわけではなく、コロナのオミクロン株に罹っていたのであった。

なるほど…。
とくにBさんが気がかりだなぁ、
彼はワクチンに関して懐疑的だったもん、それは自由だと思うが、それによって重症化とかしていないだろうか。

これほど大流行していて工員が1000人も居れば「ごく当たり前」の流れだとは思うものの、「いまそこにある危機」というかね、おっかないなぁと。


とはいえ家にこもっているわけにもいかず、
出来る対策しっかりやって、きょうも寒いなかチャリを漕ぐのです。

みんな、そうだよね。




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映画スタッフ別10傑(45)鈴木敏夫

2022-01-22 01:29:38 | コラム

~鈴木敏夫のキャリア10傑~

狂気の天才・宮崎駿が唯一、全幅の信頼を寄せるプロデューサー。

実際すごいですよ、予算が膨らもうが期間が延びようが、とりあえずはOKを出すのだから。

いっぽうでダメなところも、ちゃんといえるひとだしね。
たとえば『崖の上のポニョ』(2008)を観て、「(宮さんは)確実に老いている」とはっきりいえるのだもの。


73歳、株式会社スタジオジブリの代表取締役。

雑誌『アニメージュ』から頭角を現し、徳間書店や日テレと強固な関係を築きながら宮崎爺や高畑勲を徹底サポート。
問題はやはり、後続がきちんと育っていないこと、、、なのだろうな。


※ナウシカやラピュタについては、まだ「製作委員会」のひとりでしかなかったため、省きました

(1)『式日』(2000)

監督・庵野秀明、出演・岩井俊二&藤谷文子。

誰もが1位にしないであろう作品を、敢えて。


なぜなら鬱状態がつづくアンノを創作に向かわせた「とっても重要な」映画なので。


(2)『魔女の宅急便』(89)

プロデューサー補佐。
この映画の成功によって、ジブリは一大帝国を築くことになる。


(3)『風立ちぬ』(2013)

プロデューサーの仕事としては、最高傑作かもしれない。



(4)『かぐや姫の物語』(2013)

企画を担当。
宮崎爺より職人肌で気難しかったっぽい高畑勲をも、ちゃんとコントロールしていたのだとか。


(5)『イノセンス』(2004)

アニメーションの世界において、最もヘンクツであろう押井守を全面サポート。

賛否分かれたが、自分は割と好き。



(6)『千と千尋の神隠し』(2001)

ジブリ史上で最大のヒット作であり、先日のテレビ放映でも高視聴率を記録したのだとか。

うん分かる、だって楽しいのだもの。


(7)『耳をすませば』(95)

名の通った監督ではなかったものの、未だ人気の高い青春映画。


近藤喜文監督、ジブリの将来を担える存在だったのになぁ、47歳の死去はいかにも早すぎた…合掌。


(8)『もののけ姫』(97)

宮崎爺、5年ぶりの長編となった超大作。

鈴木さんは、あのボロボロになった手を間近で見ていたということか…。


(9)『ジブリ実験劇場 On Your Mark』(95)

CHAGE&ASKAによる同名楽曲のイメージビデオーのはずであったが、あまりの完成度に単体としての人気を誇る6分48秒の短編。

そうだよね、監督は宮崎爺だもん、フツーのイメージビデオになるわけがない。



(10)『紅の豚』(92)

ジブリが安定期に入ったことを宣言した快作。

93分という短さも、ちょうどよかったと思う。

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