Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

死亡遊戯

2022-01-21 00:10:00 | コラム
某日、夕刻―。

深夜バイト出勤のため、防寒対策を完璧にして5階自宅から階段を下っていくと…

4階Aさん宅玄関前に、Amazonのダンボールがひとつ。

いわゆる「置き配」ってやつだ。

3階Bさん宅玄関前にも、「置き配」が。
笑ってしまったが、2階Cさん宅にまで「置き配」。

まるでブルース・リーの『死亡遊戯』(78)のようだ、階ごとに敵が待ち受けているっていう^^


バカみたいな話だが・・・
1階に辿り着く前に、「どうか1階Dさん宅玄関前にも、ありますように!」

そうすればコンプリートだぜ!!

などと思ってしまった(^^;)

が、Dさん宅玄関前にはなにもなかった。


・・・まぁそんな偶然はめったにないだろうしね、
ただ、いかにも現代的だな、治安のよい日本ならではの光景だろうなぁ! と感じ、イヤだなぁと思ってたその日の労働が少しラクに感じたのであった―。


※こちら、よく出来たパロディ。
敵役は、おかあさまなのだとか??笑


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明日のコラムは・・・

『映画スタッフ別10傑(45)鈴木敏夫』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(404)

2022-01-20 03:26:14 | コラム
にー「と」→「と」むくるーず

人気スターであっても、いや、人気スターであればあるほど、ある一定のアンチは発生するもの。

たとえばブラピにだってレオくんにだってジョニデでさえ、「8割は好き」でも「2割が嫌い」みたいなことになる。
嫌いな理由は作品選びであったりワンパターンな演技(誰かを指しているわけじゃないよ)であったり、スクリーン以外の言動であったり多岐に渡るが、ことキアヌに関してだけは「映画ファンのほぼすべてが好きであったりする」・・・みたいなことを、去年の帰省時に姉にエラソーに解説したのですよ(^^;)

ギャラの大半をスタッフに分配したり、どこかに寄付したり。
亡くなった親友リヴァーの形見である靴をガムテープで補修して履きつづけたり。
来日時、マネージャーなどを帯同させず、ひとりでラーメン屋に出没したり。

噂が独り歩きしているきらいがないでもないが、そんなキアヌにアンチが出来るわけがないと^^

では、今年還暦のトム・クルーズちゃんはどうか。

職場などで聞くと「まぁ作品は面白いから。まちがいないから」など、俳優としての実績は評価されるものの「本人は、ちょっとヘンかな」みたいな、アンチとまではいかないものの「大好きというまではいかない」というひとが多かった。

自分?
まぁ好きですよ、イケメンのスターゆえ作品選びが迷走するときだってあるでしょう、

しかし職場のひとがいうように、「どこも褒めるところがない」完全なる失敗作が見当たらないのだよね。

たいしたものです。

以下、自分のなかでのトムちゃん出演作5傑。


『マグノリア』(99)

この演技でオスカー助演賞を取ってもよかったんだよなぁ!!



『レインマン』(88)

先輩俳優を照らすことが出来る、つまり「我が我が」系じゃないことを、この映画で知ったし見直した。


『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)

この映画に関しては、共演のブラピを完全に喰っていた。

どうしたブラピ?と思ってしまうくらい輝きがなく、きらきらしていたのはトムちゃんだけだったもの。

この結末からエンディングテーマ(悪魔が憐れむ歌!)が流れるところ、最高。



『コラテラル』(2004)

役作り完璧、髪の色もえがったなぁ!

たぶん本人的には、こういうワルなキャラクターを演じたいのだと思うよ。




『卒業白書』(83)

バカが過ぎてかわいい。


共演のレベッカ・デモーネイも最高だった。



次回のしりとりは・・・
とむくるー「ず」→「ず」っとすきだった。

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明日のコラムは・・・

『死亡遊戯』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(403)

2022-01-19 00:10:00 | コラム
くちべ「に」→「に」ーと

昔から「そういうひと、状態」はあったはずだけれど、ニート(Not in Education, Employment or Training=NEET、無業者)ということばが頻繁に使用され、社会問題化されていったのは今世紀に入ってからのこと。

ガキのころは、同じような状態のひとを「プー、プー太郎」といっていたもんね。

本音をいっちゃえば・・・
無気力なのも、実家暮らしだからでしょ。
なんらかの事情で家を離れることが出来ないのだろうが、独り暮らし始めたらニートなんかやってられないよ。

家を出ろ、働け!

と、独り暮らし歴がずいぶんと長くなった自分だったらいえる・・・

はずだけれども、そう突き放したところで問題が解決するというわけでもなく。

このニートの問題と相性がいいのが、小説や漫画、映画であったりする。

わが終生の愛読書『それから』(夏目漱石)の主人公・代助も、ニートっちゃあニート。
「ちゃあ」というか、あきらかにニート。
裕福な暮らしが出来るのも、親のおかげなんだもの。


「―夜も眠れなくてね」
「ポルノでも観るんだな」
「えぇ、だから働こうと思って」


そっけない答えかたをするものだから無愛想なのかと思いきや、ジョークとかもいうトラビス(=76年の『タクシードライバー』)も、ドライバーの前はニート。

しかし代助と同様、生活という意味では切羽詰まった感じはしない。
ベトナム名誉除隊の身であるからして、国から手当が出ているのでしょう。


現代のニートは、もっと深刻っぽく。

最初に想起するのは、『百円の恋』(2014)。
安藤サクラの演技がひたすら熱く、痛い。


もう少し肩の力を抜いてニート問題を扱ったのは、タイトルがそのものずばりな『俺はまだ本気出していないだけ』(2013)。

じゃあやれよと返すほかないのだが「やろうと思えば自分、やれちゃうから」といえているうちは、まだ深刻ともいえないのかもしれない。



これをジャンル映画に落とし込んだ技ありの作品は、『ニート・オブ・ザ・デッド』(2014)。

ひとを選ぶタイトルかもしれないが、これが意外と面白かった。


もうひとつ。
かつて大人気アイドルではあったものの、独特な個性が俳優業では活かしきれていないところがある前田敦子が、真の意味で俳優になったなぁと感心した『もらとりあむタマ子』(2013)。



この映画のあっちゃん、すごくいいです。
ちゃんとしてなくて笑笑


※しりとり3連続でいきます^^

あすのしりとりは・・・
にー「と」→「と」むくるーず。

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『シネマしりとり「薀蓄篇」(404)』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(402)

2022-01-18 04:06:35 | コラム
ぎんま「く」→「く」ちべに

冬季北京五輪、開会式の演出がチャン・イーモウと発表されて、


すごいなこれで「初めて夏季・冬季の両方で」演出をしたディレクターになったんだね、
それはすんばらしいことかもしれないけれど、映画のほうはどうしたんだ?? みたいな。

いや撮っているっぽいのだが、日本公開がまだっていう。

高倉健と組んだ『単騎、千里を走る。 』(2005)も、スターたちを起用した『HERO 英雄』(2002)も悪くなかった…けれど、やっぱり初期の、コン・リーと組んだ「紅」の映画たちよね。

最高傑作は『紅夢』(91)のような気もするが、評判の悪かった『上海ルージュ』(95)も好きよ。


ルージュは仏語(rouge)で「赤」の意味。
ムーランルージュは「赤い風車」という具合だから、

口紅とは無関係なはずなのに、日本では口紅と同じ意味で用いられていて。
だから、『上海ルージュ』もそういうイメージで冠せられた邦題なのでしょう。

映画のなかで印象的な口紅。
ガサツな男なものでして(^^;)、こういうのは女性のほうが細かいところまで気づきそうだけど、自分でも「おっ」と思ったのは・・・

近作でいうと、口紅を小道具に用いた『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)とか、

『ティファニーで朝食を』(61)でヘップバーンがタクシーのなかで塗る口紅とか『落下の王国』(2006)とか、
『ニキータ』(90)でジャンヌ・モローがヒロインに口紅を塗ってあげながら、「おんなを武器にしなさい」というシーンが浮かぶ。

リュック・ベッソンは正直「嫌い」な映画監督―潔くロリコンといえばいいのに、大袈裟な物語と演出でそれを胡麻化している点が姑息!笑―なのだが、
この映画は特別好きで、クマのような見た目をしているのに、よくあんな繊細で大胆な台詞を思いつくよなぁ!と感心したり。。。


まぁ自分はその程度の?男なので、『魔女の宅急便』(89)のイントロダクションで流れる『ルージュの伝言』って選曲完璧よね、、、みたいな。



いろんなひとがカバーしているし、それぞれ個性的で悪くないが、やっぱり^^



あすのしりとりは・・・
くちべ「に」→「に」ーと。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(403)』
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3分5Rで、お願いしやすっ!!

2022-01-17 00:10:00 | コラム
去年クリスマス―。

武尊VS那須川天心、
どっちが先なのかという「けっこうデカく、ややこしい問題」も含まれるので、
あるいは那須川天心VS武尊の、キックボクシング・ルールにおけるビッグマッチが決定。

本年6月(日付、場所未定)に、特別興行が開催されることが発表された。

対戦が噂されてから、すでに7年が経過している。

とりあえずホッとした。
えがった、えがった^^

「決まったね!」
「行くんでしょ?」
「連れてって!!」

会うひと会うひとにそう声をかけられ、沢山のLINEが送られてきた。

コロナの状況が心配ではあるものの、どちらかが怪我しないかぎり、開催が延期・中止されることはないでしょう。
天心は敢えてこのためにキック引退を延ばしたわけだし、武尊は「負けたら引退」をほのめかしているほどだし。

村田・ゴロフキンは、有観客・無観客の問題ではなく、ゴロフキンが来日出来ないための延期だったわけだからね。


この日は、ビッグマッチをメインとして約10試合のカードを組む予定らしい。
すべて、キックカードとなる。

試合時間はK-1に倣い「3分3R」になるのではないか…と予想されているけれど、

いやいや7年も待ったんだよ、
判定になる可能性もあるし、
「3分5R」、しかも決着がつかなかった場合の「延長1R」でお願いしやすっ!!

でしょ、みんな、そのほうがいいっしょ!?





※運営の見解がくだされた「シバター・久保」問題については、またあらためて。
このビッグマッチに水を差すようなことは書きたくないので!!

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(402)』
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