雑誌「rakra」でご紹介いただきました。~『アテルイ』 2021年04月30日 | 自作紹介 北東北エリアマガジン「rakra」で、『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』をご紹介いただいています。4月25日発売の号です。 私の本は、これまで児童文学の紹介コーナーでというのがほとんどでしたが、このように、一般書と並ぶのは新鮮です。ぜひ、手にとっていただきたいなと思います。 リアル書店さんに並んでいるのをなかなか拝見できずにいますが、ネット書店では品切れになったり1点入荷したり・・が繰り返されています。 どうぞよろしくお願いいたします。
『青空モーオー!』堀米薫作・pon-marsh絵(学研プラス) 2021年04月28日 | 本の紹介 2~4年生向け 陸は、12歳以上年上のいとこ大ちゃんに誘われ、岩手県の牧場に行きます。 大ちゃんは、牧場で働いているのです。 牧場にはまりんという女の子がいて、牛の世話も手伝い、牛の絵を描いてもいます。 都会から行った陸ですが、次の日から、いっしょに牛の世話を手伝います。それは全てが初めての経験でした。 牛の社会にも序列があり、強い牛が弱い牛をいじめる場面も見ます。でも、弱い牛をかばってあげる牛もいました。 そんな牛たちの姿を見て、陸は学校でのできごとを思い出します。 一週間の体験は、陸に大切なことを教えてくれました。 とてもわかりやすく、牛たちの様子が描かれているのは、やはり、堀米さんが牛を飼っている方だからでしょう。堀米さんは和牛農家。酪農家とは、日本人と外国人との違いほどの違いがあるとのことですが。 命を持つ牛を世話しているという点では同じなのではないかと思います。リオという牛の具合が悪くなる様子など、臨場感たっぷりですもの。 陸が夜に聞いたトラツグミという鳥の鳴き声。聞いてみたいです。
『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』パネル店~紀伊國屋書店仙台店様 2021年04月27日 | 自作紹介 現在、紀伊国屋書店仙台店様で、『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』パネル展を開催していただいております。 江頭大樹さんの迫力満点のイラストをぜひお楽しみください。
結局句会は中止(通信句会に)~そしてリモートの研究会 2021年04月25日 | 日記 緊急事態宣言が出て、句会をやめても、会場費はもどらないと言われ、それなら、徹底対策をしてやろうと腹をくくっていました。ところが、先日会場から電話があり、休館になりますと・・。 これ以上振り回されるのは、ごめんですよ。 急遽通信句会にして、5月以降も続けます。 そして、土曜日は「季節風」春研でした。 久々にがーんとやられた感じです。この感覚嫌いじゃありません。 ここから這い上がるため、踏ん張るかどうかで、この先違ってくるでしょう。 いろんな珠玉の言葉を乱雑にメモしてますが、まだ整理しきれません。 ああいう場では、発言したほうがいい。黙って聞いているだけだと「いいお話を聞けた」で終わってしまうのです。自分が何か言うことで、未熟さを思い知るのです。と、思いましたよ。 なので、あえて顔をさらして・・と思ったら、自分の顔が映ったとたん、ブラインド越しの西日が顔に当たっていて、まだら状態。事故レベルの出来事でした。そうか、この時間のズームは、初めてだった。やれやれ。 おめでとう! もあって、嬉しい。
「季節風」春研 2021年04月22日 | 活動 今週土曜日、オンラインで開催です。昨年中止になったので、久しぶりです。 あさのあつこ、八束澄子、工藤純子、いとうみく のこの4作品を読んで、参加。 充実度、すごいです。 今年は大会もオンライとのこと。季節風会員が優先ですが、会員以外でも参加のチャンスがあります。 厳しいけれど、鍛えられます。今年、フレーベルものがたり新人賞最終選考に、会員が二人残り、一人が優秀賞を受賞。投稿も頑張っている会員です。毎回投稿することで、私も頑張ってきて、それが少しずつ本にもなっています。 ずっと以前大会に出した作品も、このあと(来年かな?)出版が予定されています。『オオカミのお札』も投稿→大会 →さらに改稿したものでした。 今月号に掲載された投稿作品も、どれも力がある。いつデビューしてもおかしくない皆さんです。
またまた緊急事態宣言 2021年04月21日 | 日記 そうなるだろうなと思っていて、やっぱり。 今年あけたあたりでは、ここでおとなしくして、あとはワクチン接種で、一息つけるかとふんでいたのですが、甘かった。ですよね。 なにしろ一年以上句会を通信でやっていて、お会いしていないので、4月は会場を押さえていました。それが来週。会場に問い合わせたら、緊急事態宣言が出て、キャンセルしても、会場費はもどらないとのこと。これも、どうなのでしょう。もやもや。 3000円程度なので、あきらめるか。 強行突破するか。今のところは、ソーシャルディスタンスをしっかりとり、あまり大きな声を出さずに行い、来月からは再び通信にと考えています。 普通の句会のやりかた忘れそうだし、いちど出られる方だけでも顔を合わせてというのも必要な気がして・・。そう決めつつ、まだ迷っています。きっと同じように迷っている方たくさんいらっしゃるでしょうね。
「季節風」春号に書評を書いていただきました。 2021年04月20日 | 自作紹介 「季節風」最新号に、拙著の書評が2冊載りました。 『アテルイ坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』を書いてくださったのは、後藤耕さん。 「ジャンプして、雪をつかめ!」を書いてくださったのは、佐藤まどかさん。 一度に2冊の書評が載るのは、初めてです。濃い内容はもちろんですが、嬉しかったです。
『オン・ステージ! ①あいつはナイショの幽霊部員!?』高田由紀子(ポプラ社) 2021年04月18日 | 本の紹介 のりにのっている高田由紀子さんの新刊。 エンタメ路線に挑戦です。 演劇が題材。ん? 幽霊部員? 中学に入学した舞城ひかりは、勉強もスポーツも芸術もどれも苦手・・。でも部活には入らなくてはならないということで、参加しなくてもばれない幽霊部員でいられる部を探そうと思っていました。ところが迷い込んだ教室で、一冊の台本を拾ったことで、そのかつてその台本を書いた、なんと本物の幽霊の姿が見えるようになってしまったのです。 そのイケメン幽霊こと一色瞬の思いをとげさせるため、ひかりは演劇部に入ることになってしまいます。 その演劇部のメンバー、個性的でおもしろいんです。 見学に行ったときに目にする練習、そして舞台。読みながら引きつけられます。 作中劇の描き方は難しいと思いますが、この作品、そのバランスがとてもうまくいってると思いました。 演劇が題材といえば、なんといっても『ガラスの仮面』ですが、他にもあるかな? この本も、シリーズとして長く続いて、演劇の魅力を広めてほしい。 エンタメ系の児童文庫は、今たくさんの書き手がいて、書店で子ども達が手にとってもらわなくては、残っていかないと聞いたことがあります。カバーの赤い色、ひかりと瞬のパワーがどうか子ども達に届きますように。
『俳句ステップ!』重版出来~ありがとうございます。 2021年04月16日 | 自作紹介 『俳句ステップ!』が重版出来です。この四文字熟語(じゃない?)ありがたく、大好きです笑。 俳句を身近に感じることができる物語だと思います。ぜひぜひ、これからもよろしくお願いいたします。イシヤマアズサさんのイラスト、かわいいです。
秋田城~元慶の乱 2021年04月14日 | 自作紹介 先週ですが、岩手と秋田へ行っていました。 こんな時期なので、移動は全て車で。 東北自動車道、行きは東京から宮城まで、帰りは岩手から福島まで花ざかりでした(福島は、桃の花)。思いがけずいいお花見ができました。 秋田城です。 『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』の時代から少し後、秋田城をエミシ達が襲撃した元慶の乱が起こりました。
みちのく児童文学リレー 「GoGoは みみこい ラジオな気分」 2021年04月13日 | 活動 tbcラジオ放送「ロジャー大葉のラジオな気分」が、4月から「GoGoは みみこい ラジオな気分」という番組に代わりましたが、「みちのく児童文学リレー」は継続して、第2第4火曜日13:45~から放送されます。 そのトップバッターとして、本日私が出ましたが・・・・。 ご紹介したのは、拙著『オオカミのお札(三) 美咲が感じた光』くもん出版。この巻は、東日本大震災を題材にしています。先月10年目だったこともあり、本日ご紹介させていただきました。カミカミでした・・。しゃべり、もっと訓練しなくては。 もう一冊は、『たかくとびたて女の子」(汐文社)。絵本でした。夢を持った人を応援してくれる絵本です。
尊皇攘夷の「夷」は、蝦夷の「夷」 2021年04月12日 | 日記 大河ドラマ、観ています。 慶喜役の草なぎ剛さん、いいですね。特に謹慎になった昨日の髭ぼうぼう状態、よかったです。 さて、時代は幕末。尊皇攘夷が叫ばれています。天皇を敬い外国人を敵対視するスローガン。 この言葉自体はすぐに覚えられるのですが、どうも意味がすんなり入ってこなかったってことはありませんか? 私だけ? 攘夷 という言葉がわかりにくいんです。 でも、はっとしました。攘夷の「夷」は、蝦夷の「夷」。野蛮人という意味なんですよ。よみは、「い」と「し」と違いますけど。 夷敵 という言葉も、昨夜のドラマではさかんに出ていました。野蛮な敵っていう意味なんですね。 「蝦夷」という文字は、海老のように髭を伸ばした野蛮人という意味を持つ文字。 なので、『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』では、朝廷側が呼ぶときには、「蝦夷」と漢字に。エミシ達が自分達のことをいうときには、「エミシ」とカタカナにしました。 北海道を指す「エゾ」も、漢字だと「蝦夷」。当時は北のほうの野蛮なところという意味だったのだと思います。
東山堂北上店さん 2021年04月11日 | 自作紹介 お店に入ってすぐに目に入る位置に、このように私の本とポップ、色紙など展開してくださっていました。感謝しかありません。 『アテルイ』は、歴史が好きな大人の方にも手にとっていただきたいので、児童書コーナーだと、そちらに全く行かない方の目にとまらないんですよね。この位置、ありがたいです。 『俳句ステップ!』は、俳句をやっている方、ぜひお孫さんと一緒に読んでいただきたいです。 『ジャンプして、雪をつかめ!』、先日もある作家さんからとても嬉しい感想をいただきました。表紙は雪景色ですが、リンゴの花が咲く時期の展開も。元気に生きていこうと思える本だと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
「みちのく山のゆなな」朗読~二戸演劇協会 2021年04月10日 | 自作紹介 イラスト 古山拓 昨年、河北新報夕刊に連載していた「みちのく山のゆなな」の一部を、二戸演劇協会の方が、朗読してくださるそうです。 明日4月11日。場所は岩手のシビックシアターというところ。 残念ながら、行くことはできませんが、嬉しいお申し出でした。 第13話、14話は、ゆななが10歳になり、生まれた年に起きた東日本大震災のことを知る回です。 この回を選んでいただいて、ありがたいです。 連載中はダイレクトで感想があまり届いてなかったのですが、ちゃんと読んでいただけてたんだなあ!! ネットなどにも情報は出てないのですが、ご盛会をお祈りいたします。
新刊のお知らせ『ぼくらは森で生まれかわった』あかね書房 2021年04月08日 | 自作紹介 6月10日発売になります。 2ヶ月先ですが、予約受付中になっております。 舞台は岩手。(また笑) 郊外の小さな町に住んでいる主人公真(しん)は、夏休み、暇をもてあましています。家は代々となりにある河童明神を守る「河童守」。でも祖父が死に、父は婿で仕事が忙しく、自分がやるしかないかなあと、畑のキュウリをもいで、森に入ります。そこで、一人の少年と出会います。彼は・・・。 という冒頭です。おもしろいです! (自分でいいます、きっぱり!) イラストは、宮尾和孝さん。宮尾さんの絵が、素晴らしいんです。 書影がまだ出ていないので、ご紹介できないのですが、出たらまたここにアップしますね。先日タイトルの字体の候補を送っていただきました。デザイナーさん、編集者さん、いい本にするべく、頑張ってくださっています。 予約を入れていただけると、配本にも、よい影響があるようです。 どうぞよろしくお願いいたします。 物語にも登場する七ツ石。