fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事の無断転用はお断りいたします

Information

『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

選抜新人舞踏公演

2013年10月31日 | 日記

            

 芸術の秋だなあ。行きたい。けど、私はきょうから岩手です。

 こういうのを観ると、ホントにこの数分の舞台のために毎日を過ごしている。そのパワーをいただけるんですけどね。

 チラシ右の一番下、左が、友人の娘さん。「アクアポリスに寝転んで」という創作を踊ります。オーディションを受けて通過しての舞台、秋田から二年連続です。(拍手)

 11月1日。草月ホールです。Aちゃん、ガンバ。

 でもでも不思議。この舞台は見られなかったけど、実はきょう岩手へ行くまえに別の舞台を見るという展開になりました。またご報告は後日。


言葉にならなかったものー季節風大会

2013年10月30日 | 日記

             本郷森川旅館別館玄関 

 年に一度の季節風大会。ファンタジー分科会は予定通りの出席者でもって行うことができました。初めての世話人でしたが、しっかりものの森川さんのおかげで、(というかほぼ森川さんの力で)無事に終了しました。何か残るものがあったかどうかは、人それぞれだと思います。

 私自信は当日では不消化だったものを、この数日で咀嚼しているというのが現状です。世話人がそんなことではいかんという声も聞こえそうですが、未熟な人間ゆえご容赦ください。ああ、そうだあのとき言いたかったことはこういうことだった。という感じです。私自身にはそれはとても大事なことで、この合評会に出て得たこと。世話人としては、その場でバシバシっとみなさんにそれをお伝えできるのがベターなのだろうなあというのは、くりかえしますが申し訳ないと思う点。

 でもこういうことって、日常でもそうですよね。言いたかったことを場面場面で、みなさんきっちりと言っているのでしょうか? 容量の大きい人は、言いたかったことの10分の1しか言えなくても、相手にとってはガツンということもあり。なんてことも考えたりしてね。

 言葉にならなかったものもまた、大事にしたいと思うわけであります。

 みなさまどうもありがとうございました。ああ、来てらっしゃると思っても、ご挨拶すらせずに終わってしまったという方も何人もいます。ごめんなさい。でもそういうことに気をつかわなかったせいか、今年はあまり疲れていません。

  休憩中 (こんな写真しかないよ)

 来年は、本郷の地下のローマ風呂へぜひ入りにいらしてください。(←冗談です)

  

 帰りにお茶をしようと思ったら貸切だった「きんぎょや」という喫茶店。もと金魚屋さんだったところで、こっちの金魚のほうだけはやっていました。


歌集『春戦争』(陣崎草子)ー書肆侃侃房

2013年10月29日 | 本の紹介

             harusenso.jpg

 画家であり、児童文学作家でもある陣崎草子さんが歌集を上梓されました。マルチな方です。でもどのお仕事にも、陣崎さんらしい透明感があり、ステキです。歌集は歌人であり小説家でもある東直子さんのプロデュースによるもの。歌壇のことはよくわかりませんが、陣崎さん、おそらくかなり有望な新人なのだと思います。

 お陰様で、久しぶりに短歌をまとめて読みました。ああ、やっぱり俳句より小説に近いなというのが、第一印象。陣崎さん、いずれ大人向けの小説も書くのではという予感がします。好きな句に付箋を貼りながら読んでいき、最後に東さんの解説を読むと、私が好きだったのをほとんどもれなく取り上げてらっしゃり、そこも嬉しかったです。

 どうやって生きてゆこうか八月のソフトクリームの垂れざまを見る

 スニーカーの親指のとこやぶれてて親指さわればおもしろい夏

 ひどく白いホテルラウンジきみの手は赤いストローくにゃりと曲げる

 ぼくはややおかしいけれどまっとうで 離島で黄色い自転車飛ばす

 旗をふる人にまぎれて旗をふるだれも応援しませんの旗

 好きな順に5首というのではなく、付箋を貼っていた中からランダムに5首、書かせていただきました。 

 陣崎さんは、挿絵を描かれた『あまやどり』(市川宣子作)では、今年ひろすけ童話賞も受賞、すごい勢いで活躍されています。

 表紙の絵もいいですね。もちろん陣崎さんご自身によるものです。 

 ついつい刺激されて、何十年ぶりかで短歌作ってみました。

 歌いたくなるよ抱きしめたくなるよ『春戦争』の淡き桃色 

 カプセルの薬が喉を通りすぎ胃で解けてゆくほどの憂鬱  

 台風の過ぎて本郷六丁目古き旅館の地下ローマ風呂    

 冒頭とラストがあってその中を縫うように蟻自由に歩け

 パソコンのファイルを削除したあとの机の上に赤きクリップ     あぶみ  

 このまえ歌仙を巻いたときもそうだったけど、指を折って数えて……。


八甲田から岩手山を

2013年10月28日 | 日記

 先日Yちゃんからの写真として八甲田山の写真を載せましたが、遠くに見えるのは、岩手山ではなく、岩木山だそうです。訂正いたします。でも、その日、岩手山も見えたのだそうで、その写真も送っていただきました。

   たしかにこの形。

 ご主人と息子さん。かっこいい。


『もののけ温泉ー滝の湯へいらっしゃい』(佐々木ひとみ)-岩崎書店

2013年10月27日 | 本の紹介

             もののけ温泉 滝の湯へいらっしゃい (おはなしガーデン40) 中学年向け

 仙台在住作家佐々木ひとみさんの新刊です。

 宮城県鳴子温泉が舞台のモデルです。そう、こけしで有名な。実は一度だけ一人で行ったことがあります。一人でこういう温泉に行くって、考えてみると変なやつですね。そして滝の湯のモデルの共同浴場にも入りましたよ。ふふ。

 なるほどなー。こうやって物語を作ればいいのだなと……。ひとりで行って、いい湯だな~だけじゃなくってね。

 って、なにも本の紹介してませんね。うーん、何か書くとネタバレになってしまいそうで……。夏休み、おばあちゃんちの老舗旅館ですごすことになった主人公が、あるきっかけで、夕方6時から6時40分の間だけ、共同浴場滝の湯の番台にすわることになります。すると……。とにかく、滝の湯へいらっしゃい! ていうことですよ。下駄の音、あの温泉地の空気感。描写力は、さすがです。

 佐々木さんは、故郷をこよなく愛してらっしゃいます。これからもきっと宮城近辺を舞台の物語を書いてくださることでしょう。楽しみです。

 佐々木さん、おもてなし隊のあれも待ってますよー。親方様っ!(私信)


キョウリュウジャーのダンス

2013年10月26日 | 日記

 キョウリュウジャーのダンス 

  獣電戦隊なんですね。日曜日朝7時30分。たまたま一度だけ見ましたっけ。いまはきっと録画して見る時代なのかな。        

 このダンス、好きです。あちこちでちびっこたちが踊ってるんだろーなー。私めはまったく踊れませんが。ちびっこたちが虚構の世界を理解するのは、いつくらいからなんだろうか。とも思ったりしています。

     天高し!

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さあ、今日明日は、季節風大会。本郷のふるーい旅館に100人以上が集まります。今週にはいってから、台風を心配する声があがっていて、さてどうなるかと思っていましたが、なんとか大丈夫そう? 関西方面からいらっしゃる方達も。

 被害に遭われた大島のみなさま、避難生活を余儀なくされてらっしゃる皆様にはお見舞いを申し上げます。


『エール』(濱野京子・他)ー講談社

2013年10月25日 | 日記

今、ここでがんばっている。

わたし自身のために。

              中学生~(かな?)

カバーを開いたところにある文です。講談社の「YA!」は、中学生から高校生に人気のあるシリーズです。そこで作品を発表している売れっ子作家さん5人によるアンソロジーというぜいたくな一冊。〈5人の作家がYA世代に贈る、読むと元気になるアンソロジー〉。これは帯文です。「応援してるよ!」という大きな文字も。そう、本を書くということは、基本はこれなんだなあとも思いました。

「わたしの青」(濱野京子)は、『レガッタ!』というボート部を舞台にした3作のシリーズのスピンオフ。登場人物の一人である琴美の遠距離恋愛を描いています。といっても社会派作家(と私が呼んでいる)濱野さんですから、福島の原発事故はまだ終わっていない、続いているという背景がきっちりと描かれています。それでいて等身大の高校生の恋愛小説になっているのですから、さすが。

 他には、はやみねかおるさん、石川宏千花さん、風野潮さん、香坂直さん。すごいです。石川さんの「次元の友」、さすがでした。はやみねかおるさん、ポジション「駄菓子屋前」に参りました。


勉強2倍

2013年10月24日 | 日記

 新米ができ、おとなりにおすそわけをしました。玄関でチャイムを鳴らし、出てらっしゃるのを待っていたら、ドアに貼ってある張り紙が。

 <17時30分まで帰らないと、ふろそうじ。18時まで帰らないと、勉強2倍。>

 これ、ドアの外、真ん中に貼ってあるのですよ。6年生のお兄ちゃんか、4年生の次男か。がんばれふろ掃除。勉強2倍。でも2倍って、量かなー、それとも時間が決まっているのかなー。

     八甲田の雪便り(Yちゃんより)

 遠くに見えるのは、岩木山。

  こちらは紅葉(同じくYちゃんより)

 山はすごい。いいなー。


どしゃぶりの芋煮会&きりたんぽ

2013年10月23日 | 日記

              

 足もとが……。でも屋根のあるところなので、根性でやりました。 

    食べてのんびり。作句中? 

 たっぷり食べて、このあと句会もしっかり。

 5才のももたんも句会に参加。俳句も2句作りました。右奥二番目。イチゴのレインコート着て。

 

 

 


歌仙を巻く

2013年10月22日 | 日記

          薄紅葉

 芋煮会前日、集まった10人を二つに分け、連句をしました。芭蕉の時代にやっていた方式で、まさに座にいる人たちで一つの「巻」を作るわけです。

 最初に575で、その季節の句、その土地への挨拶句を一人(この場合は辻桃子主宰)が作り、次にそれに77をつけていく。(これが2の句。「2の句がつげない」という言葉がここから来ています) 最終的に36句ができ。最後が「挙げ句の果て」「けり」をつける。という形。

 一人の人間の自己表現的なものとは全く違う遊びの世界。「次は、春の恋の句を」、「次は季語のない77」と、全て決まった中で作っていく。まさにゲームです。

 芭蕉の「五月雨を集めて早し最上川」も、この歌仙の発句でした。

 時雨忌のやうやう表六句かな   あぶみ (『だだすこ』)

 これは、以前にやったときに作った句。最初の6句を表六句。最後の6句を名残の六句といいます。今年は名残の六句で、一句作りました。

 場所は、奥武蔵。飯能の奥、もとは名栗村だったところです。紅葉の時期はきっともっとすばらしことでしょう。「大松閣」のおもてなしも、ばっちりでした。元気な若女将、俳句に興味があるようで、連句のコピーを差し上げると喜んでいただきました。「大松閣の巻」と「名栗川の巻」だったしね。


謎のボタン

2013年10月20日 | あいさつ

 Mさんからのメールで、このブログの下にあるFボタンを押すと、フェイスブックで「いいね」を押したことになって、Mさんのフェイスブックで、Mさんがこのブログに「いいね」を押したというのが表示されるらしい、みたいなことがわかりました。ところがその仕組み、当の私め、全くわかっていません。どうやらiフォンだとその表示があるらしいのですが、PCで見るとない? 

 ええーっと、つまりフェイスブックをやってらっしゃる方がfボタンを押してくださると、このブログを「いいね」と思ったと、その方のご友人に伝わる。とそういうことかな? ちなみにその日は、Mさんの他、もうひとりそのボタンを押していてくださったようです。

 ありがとうございます。私はPC画面でしか見ていないのですが、そういうボタンを押してくださる方がいらっしゃるのだということがわかりました。

 あと、トラックバックというのもわからずにいます。ブログの設定に、トラックバックを受け取るか受け取らないかというのがあり、ずっと受け取らないにしていたのですが、最近「受け取る」にしてみました。なにか変わったことがあるのだろーか。

       

 岩手在住の友人Yちゃんから送ってもらった写真。岩手・夏油温泉の登山口からはいったという牛形山からの景色。(牛の形に見える山なのか)遠く秋田の鳥海山が望めます。(Yちゃんは、鳥海山のふもとの町の生まれ育ち)山登り、いいなー。私はぜーったい無理だ。


ひつじ田

2013年10月18日 | 日記

 台風の被害を見ると、ああ、また自然災害だと思います。このたびは日野でも被害があり、うちもいってみれば崖だったところに建っているので、ぜったい大丈夫とはいえません。南側の巨木が倒れてくることだってありえるし。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

            

 刈り取りをしたあと、こうしてまた青い稲が出ています。(東京) こういう田を「ひつじ田」というのだそうです。漢字、出ません。すみません。禾偏+魯 です。動物の羊ではありません。


かりんの実

2013年10月17日 | 日記

         

 ゴロゴロ落ちていて。道路に出ていたのを一ついただいてきました。いーい匂い。あちこちでいろんな実が成っています。

  みかんも。

 東北では、見られない景色です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 先日「追悼句」の記事の中で、

 ワガハイノカイミョウモナキススキカナ を子規の句として書きましたが、虚子の句でしたー。すみません。訂正いたします。


無患子(むくろじ)の実

2013年10月15日 | 日記

       

 なんの実だろうと思っていました。銀杏のように柔らかいものではなく、ぱりっとした感じ。見あげてもそれらしい木はないのです。でも、足でくいくいっと実を割ってみたら、

 おおっ。

 この完璧な黒いものは、まるで羽子板の羽につけられるもののような。つまり、無患子だあとわかったのでした。数珠にしたり、黒い実を粉にして洗剤にもできるみたい。自然の力だ。