賢治生誕の家というのを少し前にアップしましたが、厳密に言うと賢治はおかあさんの実家で生まれています。花巻市鍛冶町の宮澤商店というのがそこで、賢治が育った家からも歩いて行けるところです。賢治の家のほうは、今はもう新しく建て直されていますが、鍛冶町のお宅のほうは、賢治が生きていたころのたたずまいをそのまま残しています。毎年8月に限り、賢治がつかった産湯を汲んだ井戸を公開しています。
27日の賢治の誕生日、訪れました。
かなり深い井戸で、今でも地下水が下を流れていて、飲むことができます。井戸の水を汲むという貴重な経験もさせていただきました。思ったよりもずっと重くて、一回二回ならまだしも、これを一日に何度もするのは大変です。空の桶のついた縄をぐいぐいひっぱって下ろすのですね。桶が軽いと水に浮かんでしまうので、しっかりとしたものが必要なのだそうです。縁にあるのはお清めの塩です。きょうは井戸の公開の最後のセレモニーがこのあと行われるとのことで、そのためのものでした。
こちらの敷地の中には、古い蔵もあり、蔵フェチにはたまりません。
裏口もいい感じ。賢治が花巻農学校の教師をしていた頃は、ここは学校の行き帰りに通るところで、学校で収穫した野菜を置いていくこともあったとか。
現在の宮澤商店の社長は、俳句大会会場のホテルグランシエールの社長でもあり、他にもいろいろと商いをされている花巻屈指の名家。賢治をちょっと細くしたようなとても優しそうな方でした。(*写真などのブログへのアップもご快諾いただきました。ありがとうございます)
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エアコンつきました。数日前にクーラーを買いましたと書いたところ、「昭和ですな」というつっこみをいただきました。これからもつっこみよろしく!
ところで工事中、この家が昭和24年に建ったことが判明。築60何年? でもクーラー入ったら、頭がつかれません。やっぱり暑すぎて、頭が回っていなかったことも判明。