fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事および画像の無断転用はお断りいたします

Information

『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

赤い実

2020年05月29日 | 自然観察
    桜実

   夏茱萸(夏グミ)
  桑の実も成っています。

  桜の実をちょっと飾ってみました。翌日は、しんなりだったので、一日だけ。実も、黒くなっていました。

 桜は、実がつくのとつかないのがありますね。

 
 

『ぼくたちのだんご山会議』が、長崎県読書感想文コンクールの課題図書に選定されました

2020年05月27日 | 自作紹介
      

 すでに募集が始まっているようです。
 今年は、新学期が、新型コロナウイルスのため、学校に子供たちがいけないという、前代未聞の状態でした。でも、そろそろ平常が戻りつつあります。
 長崎県の子供たち、この本の登場人物たちといっしょに、いろいろ考えてくれるとうれしいなと思います。
 
 ほかの地域の皆様も、あらためて、どうぞよろしくお願いいたします。
 

描写力~後藤竜二を再読して

2020年05月24日 | 日記
 最近、改めて後藤竜二の作品を読んでるのですが、描写力がすごいな。
 後藤さんの作品は、とにかく主人公の力強さ、意志の強さがピカイチで、歴史ものでも現代ものでも、人生を自分の力で切り開いていく姿に圧倒されます。なので、後藤竜二論的なもので、描写力に言及する人はあまりいないように思います。
 でもね、これ、私はすごいと思っていて。
 たとえば、ぱっと開いて。

174ページ
  そま人(そま は、漢字。変換できない)の頭が、バチどめの丸太をはずした。バチはキシキシと雪を鳴らしてしずかにすべりだし、しだいに速度をあげていく。はげしく雪煙がまいあがり、森がつぎつぎとふたつにさけて、左右に飛び去っていく。風圧とゆれにはねとばされそうになりながら、アビは速度をあげすぎないように樫の棒のてこをひき、またゆるめ、たくみにカジをとって、いっきにふもとまでかけおりる。

  後藤さんは北海道の人だから、雪山のことを知っているのかもしれないけど、これ、想像だけじゃあ、描けないでしょ。緊張感があり、無駄のないこの文章。こういう文章が、あちこちにある。
  別の本の冒頭では、十二歳の少年の心理を、見事に情景描写で描いていて、舌を巻いたことがある。これだって、すっと読み流されているに違いない。だって、ほかの部分。主人公や周辺の人物の「意志」が、あまりにも見事だから。

 当たり前だけど、児童文学は、文学だ。そこを忘れないようにしたい。
 
  

夷狄(いてき)という言葉~蝦夷にまつわる言葉

2020年05月21日 | 日記
 以前書いた「蝦夷」という文字についての補足です。
 
 夷狄(い‐てき)という言葉があります。
《古代中国で、東方の未開国を夷、北方のそれを狄といったところから》未開の民や外国人。野蛮な民族。のことです。(辞書)

 蝦夷の夷は、つまりこれ。

 柚子の花

 また、蘇我毛人を、蘇我蝦夷を書いているものもあります。でもこれは平安時代になって、藤原氏の編纂したもの。あえて彼をさげすんでこの字を当てたのではないかという説もあります。

『ソロモン諸島でビブリオバトルーぼくが届けた本との出会い』益井博史(子どもの未来社)

2020年05月20日 | 本の紹介
           

 ビブリオバトルの物語を書くため、大変お世話になった、ビブリオバトル普及委員会の粕谷亮美さんが、編集された本です。
 作者の益井さんは、大学を留年し、図書館にこもる日々を過ごしていましたが、そこでビブリオバトルのポスターを見ます。最初はバトラーとしてではなく観戦。次はバトラー(発表者)として参戦。そして発表した本が、見事にチャンプ本になりました。そこから、ビブリオバトルにのめりこみ、ご自身がどんどん主催して会を開いていきます。
 そして、とうとう青年海外協力隊として、ソロモン諸島へ。目的は児童生徒の読書習慣の定着。つまり、「本って、おもしろいよ」ということを伝えることです。
 え~、いきなり海外? ソロモン諸島? と思ってしまいます。その発想がすごい。そして、楽しい。
 ソロモン諸島は、オーストラリアに近い太平洋に浮かぶ島々ですが、益井さんの派遣先は、サンタイザベル島。そこを拠点に、活動をします。
 そこからの活動は、ぜひ、本を読んでいただきたいです。 
 私は本を読みながら、ソロモン諸島の子どもたちが、目を輝かせている様子が想像できました。もちろん、たくさんある写真のおかげでもありますが。
 学校に図書室はあっても、本棚はない。床に本が積んである。そんな環境の中、いきなり「本を紹介」しよう。これが、できるんだから、すごい。中にかかれていますが、ビブリオバトルの魅力は、「ゲーム」だからなのだと思います。(結局内容にふれてますね)

 中に挟みこまれているソロモン諸島の歴史も、わかりやすくて、とてもよかった。第二次世界大戦時、ソロモン諸島は日米の対戦の場となったのですよね。ガダルカナル島というのは、日本の戦争史で必ず出てくる地名。でも島の人たちにとっては、そこは生活の場だった。そこで、日本とアメリカが戦った。いい迷惑という以外にありません。迷惑っていうか、やっていいことじゃない。

 このような青年が、東北でもビブリオバトルを広めてくれないかなあ。なんてことも思いました。教育の現場で先生がやるのもいいけれど、とにかく本が好きな人が、そしてビブリオバトルが好きな人がひとりいて、「やろうよ」「楽しいよ」というのが大事なんだと、私は思うわけです。
 この本の中でも、最初物怖じをしていたアリスという少女が、一度発表したあと、別人のようにどんどん発表する姿が描かれています。物語ではなく、実際のこと。ビブリオバトルのおもしろさです。

足首

2020年05月19日 | 日記
 足首の腫れと痛み、治まっています。まだ若干赤みが残っているくらい。足首回すと、まだ少し痛い。
 いただいた抗生物質はちゃんと飲みきろうと思います。

 薬、すごいです。
 抗生物質がなかったころ、(JINの世界~)こういうときは、薬草で対処療法しかなかったのかなあ。ひどくなる場合もあったろうな、などと考えました。
 また、新型コロナウイルス、つまりウイルスには抗生物質はきかない。抗生物質は、細菌の感染症だとはわかってましたが、今回、実感しました。
 医療の進歩と新しい病気との闘いが、これからも続くことでしょう。
 医療の仕事を目指すというのは、人のためにつくすことなんだなとも、思った次第です。
 
 私は今回、日曜日に休日診療の医院に行きました。こういう体制がちゃんと整っていることにも、感謝。

  小判草
 それから、農作業(というほどでもないけど)など、野外作業のときは、素肌が出ないように、がっちりガード。これも、大事ですね。(今回、ジーパンはいて普通の靴下で、サンダルという姿で草刈りでした。菌が入る隙はちょっとだったとは、思うのですが、家の中ってことはないだろうし、やっぱりあのときかなあと)
 

プロフィールに追加

2020年05月18日 | 日記
 プロフィールに、「絵本児童文学サークルAIYA」代表と、「かわせみ句会」代表 を追加しました。

 最初、主宰と書いて、うーん、ちょっと違うなとなおしました。俳句の結社だと「主宰」なんですよね。自分がいいだしっべで、立ち上げたものだから、主宰でも間違いはないのかもしれません。代表だと、たとえば「季節風」という同人誌は、今代表もおいていませんが、最初は後藤竜二さんが、そしてなくなってからは、あさのあつこさんが代表でした。この会は、何かを決めるとき、選挙で選ばれた編集委員が話し合いをして、決めます。一年間の収支決算などもきちんと出されます。そういう会だったら、代表。としたら、私は代表っていうより、やはり主宰なのかなあとも思ったり。
 でも、何か主宰と自称するのには違和感があり、代表にしました。
 こんないいかげんな代表ですみません。雑誌なども出す予定ないし。でも、できる限り、会員の方の活動サポートはするつもりです。

  谷保天満宮の鶏。ドライブのついでによってみましたが、人はちらほらでした。

 

二度あることは三度ある

2020年05月17日 | 日記
 一度目は、階段でこけて、肋骨骨折。
 二度目は、昼からビール飲んで包丁もって、指を切った(救急外来へ)。

 三度目はないようにしなきゃと思っていたんですが・・・。
 このところ100段階段上ったり、ユーチューブみながらバレトンやったり、運動不足にならないようがんばってました。それで、バレトンは初級編をやっていたのだけど、上級編にも進出。これが結構きつくて、最初の日は半分もやらずリタイア。翌日は全部がんばりました。汗だく。
 この上級編、バレエパートでは、足をちょっとひねったようにして、突き出したり、そのまま片足でバランスをとったりがあるんですね。
 そしたら、金曜日から足首が痛くて、ややや、筋肉痛か、あるいはひねって筋を痛めたかと思ってたんです。
 でも、土曜日にはもっと痛くなり、階段の上り下りがやっと。でも平たいところは、まあまあ普通に歩けていました。湿布をして。
 そしたら、今日。もう朝から、だめ。痛くて、まともに歩けない。
 うーん、日曜日だし。前回肋骨でかかった外科はよかったので、明日までがまんして・・と思っていました。でも、痛い。ついついいろいろ調べて、もしかしたら疲労骨折? と。いきなり運動しすぎたりするとなるみたい。高齢者は知らず知らずなってることも。きっと、これだ。
 で、午後にはもう、いったほうがいいということになり、休日診療の外科へ。
 すると、先生は足首をみて、ちょっと触って、「熱を持ってますね」。傷口から感染したのかもと言います。朝からあまりみてなかったのですが、腫れてました。目に見えないちょっとした傷からばい菌が入ることがあるのだそうです。念のためレントゲンも撮りましたが、骨は大丈夫でした。疲労骨折は、指のほうがなる場合が多いとか。
 ばい菌って、どこで? と思ってしまいます。あ、ここ数日草刈りした。あれか? 
 
 抗生物質と痛み止めをいただいて、帰宅。
 今は、だいぶ治まっています。

 ただね。今新型コロナウイルスで、足が赤くなったり腫れたりするう症状もあるっていうじゃないですか。まさか・・なんて、いう思いもよぎります。すぐ調べたりして。でも、新型コロナウイルスで赤くなるのも、指先がほとんどみたい? 第一ほかの症状は、なにもない。味覚も嗅覚もOK.
 でも、気をつけます。
 なんか、年だなあ。
 大きい事故などにならないよう、気をつけなくちゃ。

  
 百段(111段)階段の上からの景色。しばらく、散歩もできません。

判断力

2020年05月15日 | 日記
 先日、風が気持ちよさそうだったので、自転車でいつもより少し遠出しました。(散歩より)
 以前、クレソンを摘んだところに行ってみようと思ったのです。ところが、橋からそこを見下ろしたら、焚火のようなことをしている人たちがいたので、やめ。見ると、倒れた木が燃えています。橋の上で自転車を止め、写真を撮っていたら、小学生男子が私に「あれ、大丈夫でしょうか?」と聞いてきました。

 私は、「うーん。周りに燃え移りそうなものもないし、川だし、大丈夫じゃないかな」と返事。実際、海辺で焚火をしている感覚かなと思ったのです。
 そして、少し離れていってたら、う~~~~とサイレンが。あれ、誰かが通報したのかな? と思い引き返しました。すると、やはり。消防車が3台も来て、消火活動をしているのでした。
この写真ではわかりにくいですが、根元のところは結構燃えていました。

 そうか。やはりあれは「大丈夫」という範囲ではなかったのかな? ほっておいたら、他の草に燃え移ることもある? 火をつけていた男性(高校生くらいかも)3人は、消防署の人にいろいろ聞かれていました。でも、パトカーは来てなかったから、注意ですんだのか?
 どうも、判断力に自信がないなあと思った次第です。
 こんな感じのところ。歩いていくには遠い。
 
追記:死んだ父は、焚火が好きでした。よく家の裏で何かを燃やしていましたっけ。広い庭のある農家などは、うちの近辺でもよく焚火をしていたものです。最近見ないな。数年前、駅へ行く途中、畑で刈った枝を燃やしている方がいて、しばらく火を見させていただいたことを思い出します。火を見ていると、何かとても大事なことがそこにあるような気がしました。なんてことがあるので、川原で火をつけていた彼ら、ちゃんと後始末ができるかどうか? その準備があったかどうか? なのかなあとも思っています。(バケツを用意して、川からすぐ水をくめるとか)
 

母の様態

2020年05月15日 | 日記
 実は、連休中、秋田の施設にいる母が、熱を出したようでした。
  一晩寒くてたまらず、夜中のトイレも支えられてふらふら。朝熱を測ったら、37,8度だったとのこと。夜中はもっと高かったのではと思います。その後下痢と吐き気が続いたものの、連休明けに毎月の往診があるからと、様子を見守りながら、おかゆなどにしてもらい、待ちました。(施設側の判断です。母も待つといって)
  8日に先生が来て、血液検査。腎盂腎炎ではということで、抗生物質入りの点滴をしてくださいました。
  おかげさまで、その後数日で回復。
  ほっとしました。

  なにしろ95歳ですから、脱水状態から、急激に体調が悪くなる可能性もあったと思うのです。今に限らず、いつ何があるかわかりません。
  施設の方、かかりつけの先生、看護師さんのおかげで、乗り切ることができました。
  万が一のときは、私だけは秋田へ行くことになるかな、という覚悟も半分。新幹線、すいてるみたいだから、いいかな。なんてことも思ったり。

  日本中、そういう方がたくさんいるのではないかとも、思います。
  早く、この状況から脱したいです。

   近所の梅

蝦夷~エミシ~エゾの流れについて

2020年05月14日 | 日記
 さて、「蝦夷」。
 このブログを読んでいる方なら、「エミシ」と読まれるかもしれません。これまで何度かエミシの話題を書いてますから。でも、この漢字「エゾ」とも読みます。北海道のことですね。
 
 エミシは、古代東北に住んでいた民。すべからく中央政権に反抗していたわけではなく、友好な関係を築いていた時もあったようです。ただ、なにしろエミシは文字を持ってませんでした。なので、中央政権が残した記録でしか、その姿や関係を知ることができません。
 そして、東北に採れる金や馬を税としてほしい中央政権は、エミシを制圧しようとします。
 それが、「征夷」という言葉。征夷大将軍とは、その軍隊の大将のこと。坂上田村麻呂がその代表ですが、それ以前にもいて、エミシと戦いました。時に5万の兵を持ってきて、1500のエミシにかなわなかったこともあります。その後桓武天皇が、坂上田村麻呂を派遣。田村麻呂は10万の兵でやってきました。自分達の村が戦場となり、多くの犠牲を払ったエミシの長、アテルイはとうとう、和睦を申し入れ、田村麻呂はそれを受け入れます。しかし、ともに都へ行ったけれど、アテルイと腹心の部下モレは、斬首の刑に処せられるのです。

 と、ここまでは前書きです(すみません、長くなるかも)。
 今回書いておきたかったのは、自分にとってのまとめでもある「蝦夷」という漢字についてです。
 これについては、この『古代蝦夷の英雄時代』工藤雅樹(新日本出版社)に詳しい。


まず、古代においては、「エミシ」という呼称はあったけれど、「エゾ」はなかった。「エゾ」は、平安末にその読みが出てきたとのこと。
 また、最初に当てられた漢字は、「毛人」。蘇我毛人がそうですね。
 5世紀以前、「エミシ」は、東国人を広く意味し、また強い人たち、恐るべき人たち、けれどいささか敬意を払うべき人たちというニュアンスが含まれていたという。これに「毛人」という漢字を当てたのは、中国の思想の影響。
 古代中国人の世界観が記されている『山海経』という地理書には、世界の果てには、「毛人」という、なかば妖怪もどきの人が住んでいると記されている。
 倭国、つまり日本は、中国に認めてもらいたかった。というような国際関係を背景に、「エミシ」を「毛人」と書くようになった。
 さらに時代は下り、遣隋使を送るようになった日本は、エミシを伴っていったことがある。
 当時、中国では、周囲の異族をその住地によって、東夷、南蛮、西戎(せいじゅう)、北狄(ほくてき)と呼び分けていた。そこで、日本もまた、東に住むエミシを、「夷」の文字を使ってあらわそうとした。そこで、「エミ」にふさわしい漢字を模索し、読みが似ている「蝦(えび)」を持ってきたのではないかということだ。

 その頃は、まだ朝廷には、北海道の地まで把握されていない。陸奥の国を制圧、つなわち征夷することにやっきだった。その後、エゾが発見され、そこにまた「蝦夷」という漢字を当てた。
 これは私見だが、中央から見たら、同じ北や東の果に住む野蛮人という扱いだったのではないだろうか。
 もちろん、古代でも北海道から海を渡ってアイヌが来ただろう。また逆もあり、物々交換のようなことはされていたのではないか。東北にアイヌ語に似た地名が数多く残されていることが、それを示している。(というか、だから、エミシとアイヌが同じだとされていたということもある)

 なにより、「蝦夷」という漢字が同じだったがため、長い間、エゾに住むアイヌと、東北に住むエミシが同一視されていた。
 『古代蝦夷の英雄時代』の中でさえ、第一章は、蝦夷アイヌ説と蝦夷日本人説 というアイヌとエミシについてさかれている。
 歴史は刻々と新しい発見がされている。現代では、エミシとアイヌは違うというのが定説だ。これは、平泉の藤原氏のミイラをDNA鑑定した結果なのだそうだ。(私的には、藤原氏というのも謎が多い、というかまあ勉強不足です)
 
 ともあれ、私にとって、大事なのは、「蝦夷」は、古代の中央社会が、エミシに当てた漢字であり、蔑称だということ。「エミシ」は蔑称ではない。だから、私は、エミシと蝦夷(えみし)を使い分けたいという気持ちがある。


 上の写真の『野心あらためず』は、20年前に出たもの。こちらは、数年前、光文社文庫で新たに発売になったものです。後藤さんは、蝦夷と漢字表記にしています。いわゆるアザマロの乱までを、架空の少年アビを設定して、描いています。真綱という実在の人物の解釈(というより、記録にない部分の創作)も、独自のもの。アイヌ色を出していないのは、さすがです。

 *途中文章が、常体になったり敬体になったりで、すみません。ここに書いておけば、ノートで捜すより、検索でぱっと見つけられるものですから。それに、私以外にも、興味を持ってくださる方がいるのでは? という気持ちで置いておきます。読んでくださって、ありがとうございました。


 

ZOOMテスト

2020年05月13日 | 日記
 先日のZOOMの記事に、たくさんの方が訪れてくださっています。やろうかどうか、迷ってる方が多いのではないでしょうか。
 うちのパソコンでできるかな? いきなりやれるの? と思っている方、ZOOMテストをお勧めします。
 ZOOMテストで検索をすると、そのサイトが出てきて、試しにミーティングに参加してみる的なことができます。相手がいるわけじゃなく、自分のパソコンで、画像が写るか、マイクが機能しているかを調べることができるのです。
 私は、最初いきなり友人と「練習ね」とやって、画像が出ないし、声も聞こえないし・・。それで、いろいろ調べてテストができることを見つけました。
 
 そしてやってみたら・・・そこに現れた人(私ね)が、山姥のようでぎょぎょっとなりました。これが現実? いやいや、ひどすぎる。どうも、その部屋が、昼でもいまいち暗いのがだめだったみたい。光の加減で違うよなんてこともわかるわけです(笑)。

  近所の柚子の花

ZOOMデビュー

2020年05月10日 | 日記
 昨年末、ある方から、打ち合わせをズームでと言われて、無理~と思っていました。
 その後、ズームで合評会というのも、無理~と。

 でも、このたびの新型コロナウイルス騒ぎで、あちこちでズームでのやりとりがされているよう。句会なんかもやってるみたい。
 もしかしたら、家にいながら打ち合わせができるって、いいのかも? と思っていた矢先、また「どうですか」というお誘い。これからも仕事をしていく気持ちがあるなら、対応できたほうがいい、と判断し、ついに参加!
 ただ、ズームはウイルスに弱いとも聞いていたので、作品などの保存をしていないタブレットでやることにしました。
 第一回目。あちらの画像は見えるけど、こちらの顔が写らない。どうも、カメラが裏になっていて、うちの汚い部分が写っているっぽい・・。声も聞こえない。
 で、いったん切って、設定しなおし。
 翌日はできました!
 しかも、その後、それまでメールでのみやりとりしていた編集者さんとも、ズームでお話をすることができて! タイミングがよかった。
 でも、まさか、ズームで「初めまして」をするとは! 時代だ~。

 そして、またその翌日のきのう、6人でミーティングを!! わあー、ずいぶんお久しぶりの方もいて! お会いできて嬉しかった~。お嬢さんも時々顔を出し、別の方は猫ちゃんがっ! きちんと打ち合わせも出来た上、楽しい気持ちにもなれました。ZOOM、いいかも。無料のなので40分で終わりでしたし、そのくらいがいいかもとも思いました。
 合評会や句会をやるには、40分じゃあ、足りないか。
 でも、このコロナ騒ぎのあと、ちょっとしたミーティングは、これですますって、ありだな。
 
  麦青む。カメラの設定が変になっていて、こんな風な画像になりました。意図せずこのような画像に・・。まだまだ、そんなレベルです。

 これから、麦はどんどん色づいて「麦秋」になります。
 

松の芯・緑立つ

2020年05月09日 | 俳句
        

 夏の季語です。松の新芽が、こうして立っています。
 
 松大きければ仰山松の芯   あぶみ

 破調ですが・・。

 なお、緑さす という季語もあります。こちらは、新緑の傍題。木々の緑と光を感じる今の季節にぴったりの言葉だなあ。

『まいにちの季語』辻桃子・安部元気(主婦の友社)

2020年05月08日 | 本の紹介
         
 
 副題は、「一日ひとつ 三百六十五日の俳句歳時記」
 先生の新刊です。
 一日につき、ひとつの季語とその説明、そして例句が載っています。たとえば、今日、5月8日は、「若葉」。
 例句は、

 若葉して御目の雫拭はばや  芭蕉

 400ページ以上あるので、分厚いです。でも、この芭蕉の句、初めて。勉強になるし、新鮮です。

 実は連休前に、やりとりをしている原稿を編集者さんにお送りし、あちらからは当然まだお返事はなく、このところずっと忙しかったのですが、ぽっと空きができました。なにしろ自粛期間でどこへも行けないし。
 それで、お手伝いをしている句集作りの原稿を一気にまとめ、先生に見ていただこうと思ったけど、普通郵便だと連休明けの配達になる、速達で出そうかとつぶやいていたら、どこ? と聞かれ、○○と答えたら、「別に持ってけばいい」と。あ~、そういう柔軟な頭がないのですよ、私は。10分くらいのドライブで、先生のポストにイン。お手紙に、もしよければまた取りに来ますと書いたら、即翌日に取りにいくことになったのでした。
 で、そのとき、この本もいただいちゃって。ありがとうございました(先生は、ネット見ないけど)。
 
 実は冬のところに、私の句も、載せてくださっています。こちらは、その日にご紹介しましょう。