浜松といえば、ヤマハの町。楽器の町なのでした。ホテルからすぐのところにある楽器博物館、おもしろかったです。
馬頭琴など、いろいろな楽器の試し演奏ができるコーナーも。東西、国は違っても、弦楽器の形は似ていたり、不思議だなあと。音楽って、単純な太鼓のようなものから、どんどんどんどん新しい楽器が作られてきたんだなあと思いました。
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岩手に来ています。寒いっ! ちらちらと雪も降っています。
浜松といえば、ヤマハの町。楽器の町なのでした。ホテルからすぐのところにある楽器博物館、おもしろかったです。
馬頭琴など、いろいろな楽器の試し演奏ができるコーナーも。東西、国は違っても、弦楽器の形は似ていたり、不思議だなあと。音楽って、単純な太鼓のようなものから、どんどんどんどん新しい楽器が作られてきたんだなあと思いました。
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岩手に来ています。寒いっ! ちらちらと雪も降っています。
さあ、2日目。牡蠣の水揚げを見たいという人たち9人が朝6時40分に集合し、タクシーで分乗し、再び舞阪漁港へ。この舞阪は東海道53次の30番目の宿場。近くには本陣という古い建物もあるのですが、ひたすら漁港を目指します。
いた!
このどっさりとある、なにかよくわからない塊が、牡蠣の山なのですよー。
牡蠣棚で養殖をしているものを、揚げてくるのです。広島からきたS君。(童子の若手ナンバー1)、広島の船とはぜんぜん違うと言ってました。(そう。こっちは「舟」、広島のは「船」なんでしょう)
さあ、俳句は? というと……。こういう初めて見るものを俳句にしようとすると、あれこれ詰め込んだりして、実はうまくいかないものなのです。このたびも、2日も通ってできた俳句は平凡でした。でも、なんのために俳句をやっているか、こうしてでかけるかという自問をすれば、できた句は平凡でも、大満足なのです。
他の方の句を読むことも勉強で、こうして同じものを見て、3日目の句会ではいろいろな句が出ました。未発表なので、ここでは書けませんが、この牡蠣の山を、何に例えるかということで、出たのが「岩」「石塊」「土塊」「石灰」(これは、牡蠣の内側が白いので牡蠣剥きの景ですが)。その中で出色だったのは、「ぼろ」と表現した安部元気副主宰の句でした。俳句では「見立て」と言いますが、比喩の難しさ。(つまり安易な比喩は、平凡になる)でも成功したときは、新鮮な印象として読み手に伝わるということ。
私が作ったのは、水揚げのときに、湖が濁ったとか、河豚のエサに塩をまぶすとか、牡蠣剥きのところにあった広重の絵図が色あせていたとか、女房の在所がどうたらとか(案内してくれたおじさんのこと)。
寒かったのでほどほどで、ホテルにもどり朝食。それでも午後の大会受付までは、時間があるぞ。ということで、また続く。
童子全国大会が浜松で開かれました。私は前日から行き、東海道30番目の宿場である舞阪を吟行。浜名湖の漁港の牡蠣漁の舟のあるあたりを目指しました。
京から近い海である「近江」に対して、遠い海である「遠江(とおとうみ)」と言われた浜名湖。その出入り口のところにある舞阪漁港です。
最高のお天気でした。
浜名湖といえばなんといってもウナギですが、ここはシラス漁が有名。でもシラスは春の季語だし、牡蠣も揚がっているという下調べをしていたので、(なにせ牡蠣は冬の季語だから)そこにいた舟の人にきいてみました。すると牡蠣の水揚げは朝に来ないとだめ(そりゃそうだよね)ということです。
フグのエサ(イワシに塩)
これもフグのエサ(アジ)
その方は、翌日のフグ漁の準備をしていたわけで、でもでもそこにいたもう一人のおじさんにしつこく「牡蠣を剥いているところとかはないですか? 見たいんですが」と言ったところ、「女房の在所でやってるかも」と自転車で一度見に行って、やっていたからと案内してくださり!
雁木(がんげ)と呼ばれる船着き場から、小屋までの道がまたよくって。あちこちに「牡蠣」という幟があり、そのおじさんの奥さんの在所(この場合は実家)へ。小屋で牡蠣割、牡蠣剥きの作業をしているところ、存分に見せていただきました。いやー、おもしろかった。(写真なし)
シリーズ、3『天才・蝉丸がやってきた!』と2冊一気に読みました。小学4年のスズは百人一首クラブの部長ナリ先輩にあこがれ、クラブに入部。ところがふとしたきっかけで「ときの道」を通り平安時代へタイムスリップしてしまったのです。道案内はあの藤原定家。小野小町や在原業平、紫式部など平安時代の有名人と次々と出会いました。
そして3巻では、蝉丸が逆に現代にやってきます。(写真左側のまん中で、枇杷を持っているのが、少年蝉丸)ときの道を通った蝉丸は少年の姿になっています。そしてかるた大会へ乱入! タイムスリップの道理はちゃんと通っているし、時代背景も百人一首の意味や背景もしっかり押さえられています。その上で、とにかく楽しめる。このタイムスリップ、そもそも定家の忍ぶ恋から始まったものということで、この4巻ではついにその結末が、ときの道の謎が解き明かされるのです。
来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ 定家
など、恋の歌がとてもいい具合にちりばめられているではありませんか。4巻セットで小学生にプレゼントというのがお勧めです。
作者の光丘真理さん、もともと百人一首がお好きだったのか、それともこの本を書くために勉強したのか、軽いタッチの物語ですが、しっかりとした知識に裏付けられているから、読むほうは安心して楽しめるのだと、とにかく感心いたしました。
ペパンの会は、独身の方、小さいお子さんがいらっしゃる方と若い方が中心の会です。そこにちょっとおじさんとおばさんが数人(失礼、もちろん私もそのひとり)
Mさん。
Mさんはミュージシャンで、こんどここで、Hさんの絵本の読み聞かせのときに音楽とのコラボをするということで、会終了後リハーサルをしていました。(もう終わったのかな)ミニアコーディオンがかわいい。欲しくなる。絵本を出したばかりの方も先日入会。ダンサーとしてこれから留学を目指している人。英語を教えている人、舞台美術をしている人、最近保育士として復活した人、子育て真っ最中の人、みんな活き活きと頑張ってる。マジで応援しています。がんばれ!
おばあさんの知恵袋店主の三田村さんのお力、そして、児童文学作家の大先輩光丘真理さんの力が大きい。まさにペパン(フランス語で、種)です。
ペパンの会の友人イゲちゃんは、イラストレーター。
JR西荻窪駅のニヒル牛2というお店に、この『クリスマス・シアター』が登場するのだそうで、そのディスプレイを手がけ、自身の小物、雑貨なども販売。カレンダーや手帳、葉書などなど、すっごくかわいいんです。ニヒル牛2というお店も、興味ありますね。なんだ? とお思いの方、ぜひ出かけてみてください。
11月29日~12月25日 12:00~20:00です。(木曜定休)
ふと、うちにパソコン何台あるんだろうと思い、数えてみました。答えは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リビングに5台・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なぜ?
二階に5台・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なぜ?
屋根裏に2台・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はあっ。
ウォークインクローゼット(はっきりいって納戸)に2台・・・・・・・・・ふうっ。
まともな定価で買ったのは1台のみ。あとは、2000とかって値札がそのまま貼られています。使っているのは2台なのですけどね。岩手にも何台かあるなあ。一応どれも使えるらしい。捜せば、もっと出てきそうです。
プリンターは4台だけだった。こっちは100円の値札。(←なぜとらない……)
写真の左側にある黄色いのは「童子句帖」。現在新装判を編集中です。
先日のペパンの会で出た俳句の一部を紹介します。みなさん、初めて作った俳句! 3句も4句も作った方もいたけれど、1句ずつ選びました。
終了後の「おばあさんの知恵袋」
・クリスマス夢の続きのリボンかな ももか(わくわく感がつまった句)
・一枚の布団にクマの親子かな とも(かわいいぞ。ちょっとはみ出しているのが見えるみたい)
・木枯を吹き遣りたるは子ららしき 慶(子どもの笑顔が見えるね)
・セーターや十坪に絵本びっしりと あぶみ
・こたつはね夢砂漠への出入り口 ゆかり(ロマンだ。ファンタジーの出入り口は、いろんなところにあるんだ)
・なにもかも忘れてくれる冬銀河 けい(かっけー! きょうも夜空でリセットだ)
・天高し天使のごとし子の笑顔 いくこ(いやされる。韻をふんでるぞ)
・通学路ここにこたつがあったらなあ 真理 (想像すると、めっちゃおっかしい!)
・背を伸ばしはく息白く運動場 頼子(よしっ、がんばろー)
・遅刻してそっと入るや白い息 珠穂(わかる、わかる。白い息が先に入るんだよね)
すごいじゃないですか。なんか嬉しいなー。
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さて明日あさってと、「童子」全国大会が、浜松であります。私はきょうから出かけゆっくりします。
留守の間も、いつもの調子で身辺のことをアップしておきますので、どうぞおいでください。浜松のご報告はまた後日ゆっくりしますね。
辻桃子主宰、4才のときの絵。
(私と物干竿) 画家だったお父様といつも絵を描いてらしたということです。
新潟在住俳人くぢらさん(人間です)が、「童子新聞」で、句集『だだすこ』について触れてくださっています。くぢらさん、8月号で「日本が西洋文化と出会って生み出した最良のもののひとつがやや贅沢な日本の書籍。ありふれた文庫本でもその繊細さはアメリカのペーパーバックの比ではない。贅沢な句集の出版はそれ自体が文化的貢献」という論にて、句集『踊子』(篠原喜々 文学の森)、句集『これがかうなる』(舟まどひ 本阿弥書店)を揚げていました。そして今号では、「句集の進め(続)」としてリズナブル版ということで、『だだすこ』が登場したわけです。
これは本当に嬉しいことで。『だだすこ』は軽装版とはいえ装丁も立派で、一流出版社の句集に対して何の遜色もない。とも書いてくださっています。ウルウルとなります。
そう。立派なハードカバーの装丁の本、もっとどんどん出てほしい。でもそれができない人も、(つまり金銭的にね)やりようがあるということです。
くぢらさん、ありがとう。くぢらさんの句集もみんな待ってますよ! (絶対ここ、見てないけど)
今号では、年間の受賞者の発表がありました。一緒に句会をしていた仲間の受賞が、ことさら嬉しいです。みなさん、おめでとうございました。受賞の言葉と、自句10句、読み応えがありました。
山覚めて民生委員引き受けぬ 佐保田乃布(童子大賞)
雪折を杖に学問行者径 増田真麻(童子賞)
父の日や父の軍歌は低音で さいとう二水(桃夭賞)
新緑や水零しつつ鶏小屋へ 笠原風凜(桃夭賞)
初嵐過ぎていよいよ恋しかり 小林タロー(新童賞)
気に染まぬ服もありけり更衣 小倉わこ(新童賞)
桃咲くやその頃来よと言はれて来 高橋晴日(新童賞)
春立つやなにくそと押す車椅子 大久保りん(童子特別賞)
寝疲れといふ疲れありスィートピー 大久保りん
どこに座つてみてもひとりや夕端居 大久保りん
りんさん、95才でいらっしゃいます。私もまだまだウン十年がんばれるということかと思えます。私も「なにくそ」と、もうウン十年、がんばりたいです。
私は今号では、
山開き軸に小天狗大天狗
富士塚の頂もまた木下闇 あぶみ
を含む5句を発表しています。
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きのうの記事に書き忘れ。宝泉寺の「持ち上げ観音」は、願い事をしながら持ってみて、軽く持ち上がったときは願いが叶い、願いが叶わないときは重くて持ち上がらないというもの。これも普段は見ることができませんが、きっと見せていただけ、そして希望者には持たせてもらえるはずです。(前回歩いたときは、小学生の男の子、見事に持ち上げました)
2年前、お世話になっている日野図書館の企画で作られた一冊で、市内の小学校に配布されています。(のはず)
かつて甲州街道の宿場であり、多摩川の渡し場を管理していた日野宿周辺の「へえー」「なるほど」という景色を絵本形式で紹介しています。私は文章を担当。物語ではないのですが、入れ込むべき情報をちゃんと入れ、でも景色が見えるような、読んでそこに立っているようなという当時の館長のご要望にがんばったものです。
30日に、その場所を歩く催しがあります。
日野宿発見隊 ←こちら
ざんねーん。私はまた岩手にいて行くことができません。このコースにはひとつ絵本には書かれていなくて、以前からすごいよと噂に聞いていて、訪れてみたいと思っていた旧家(普段は非公開)も入っているのに……。基本的に市民向けの催しですが、日野宿に興味のあるかたは参加できるはずです。
図書館近くの日野宿交流館では、原画展が12月23日まで、開催中です。広田美穂さんの絵がすてき。
クリスマスの時期、シャンパンのツリーが作られてライトアップするんですよね。その準備してました。北口すぐです。このシャンパンツリー、一度も見に行ったことありません。夜じゃないときれいじゃないし、夜はこの時期寒いし。
広すぎ。
自転車のレンタルもあるのですが、自転車が走ってもいい道が限られていて、しかも一方通行。国営なのだし、もうすこし融通がきいてもいいような気がします。
たぶんケヤキ。
これは? 上の木の実。なんだろう。
半分くらいの木には、ネームがぶら下がっているのですが、これはなかったのです。
うっかり紹介が遅れていました。
チョコレート色なんですが……。
手ぶれだし。(このハイテクの時代に手ぶれ写真を載せるのだから、図太い)
いや、気をとりなおして。
まず思ったのが、「薄い」ということ。「季節風」は、毎回全国からの投稿作品を編集委員が読み、会議にかけ、掲載不掲載を決定します。毎回掲載されるのは一握り。この薄さは、厳しさが増している結果なのでしょう。このところ私は投稿していないので、投稿していた時期は、掲載不掲載に一喜一憂していました。というより、不掲載のときの落ち込み様といったら、そりゃあないよというほどで。そして最後には厳しく暖かい選評が載るのです。掲載されたものに対しても厳しく、不掲載されたものにも厳しく、そして暖かく。
草香恭子さんの「卵石」。草香さんは、現役の小学校の先生です。(季節風にはそういう方が何人もいらっしゃる)学校という場、生の小学生を書ける書き手さんです。当然といえば当然ですが、子どもたちとの距離の近さを感じます。今回の作品もまた、でした。
自分が小学生のとき、先生という存在は絶対的で、自分のようなちっぽけなもののために心を砕いてくれているなんて、思ったこともなかった。実際どうだったのかなと思います。私が小学生のとき、クラスはなんと50人もいました。優等生でもなく、かつ問題児でもない子どもって、どういう存在だったのでしょうか。
「季節風」、今号には私は書評『命のバトン』(堀米薫 佼正出版)を書かせていただきました。
きっと土日は混雑すると思い、金曜日に行ってきました。開園30分後くらいだったせいか、駐車場がガラガラ。中は、中高年がチラホラ。そしてイチョウは、日当たりのいいところは、もう散っていて、でもまだ青いところもあるという具合。ちょうどいい案配でした。
立川北口から入るとすぐにイチョウ並木がありますが、よくテレビなどに出るのは、ずっと奥。歩くとけっこうありました。そして途中に立川西口があり、こっちからぞくぞくと人が入ってきます。西口のほうが近いのでした。でも北口のほうが、きれいだったかも。
ただ、この日。うーんと思ったのが、駐車場が400円くらいだったかなと思って行ったら、800円もしたこと。何時間止めていてもいいので、仕方ないっちゃあ仕方ない。うまく利用すればいいってことですね。
もっとも私が訪れた本来の目的はイチョウではなく、
こちらでした。
さて、なんの木でしょう。答えは明日。
10日の投稿で、ミントを3束干しているのですが。右端がなくなっていました。なぜ? 前日強風が吹いたので、飛ばされた? にしても解せません。なので、2束はもう家に入れ、お茶にしてみました。
おっ。いけます。熱湯を注いだとたんミントの香り。目のこんだ洗濯用ネットにいれて、お風呂にも入れてみました。これはまあまあ。お湯の量を考えたらわかりますね。でも、ときどきスーっという感じがありましたよ、ホント。
畑にはバジルもあって、もったいないなあと思いましたが、処分。調べるとペーストにして保存するとか、一枚一枚冷凍するとか、ネットを見ると出てますが、そういう手のこんだことは、パスです。
このごろの私、午前中一葉茶、午後ミント茶、夜黒豆茶(これは市販のもの)。体が水分を欲しています。もちろんコーヒーも飲みますが、前は一日中コーヒーでしたが、最近は朝だけ。
これは?
ミントの横にあった倒れたバジル。 ふとぶととして木の枝のようです。
そうそう。Mさん(いろいろいますが、俳句の人ではない)から、ミントは薄荷だから「薄荷干す」とやったらいいのでは? とメールをいただきました。そうだよねー。ただ、薄荷水が夏の季語なので、薄荷干すとしたら、夏の季語になるかなあと。
干菜、菜を干す を歳時記で調べると、大根や蕪の葉を干すとあるんですよ。つまり冬に採れる根菜の葉の部分を無駄にしないということもあるのでしょう。でもこうして書いたことで反応があり、それでまたこちらも調べるという形、とても勉強になり嬉しいです。
また先日のマシュー・ボーン演出の「スワンレイク」、ハムレットの影響があるのでは? というご指摘も。うん、あの苦悩、それはありそう。Mさん、ありがとう。