fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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七夕~4歳児の絵と願い

2019年06月29日 | 日記

 私たち、物語を書くと、子供の願いに「○○レンジャーになれますように」とか、「○○を買ってもらえますように」なんて、やりがち。

 いやいや、現実の子供は、もっと複雑です。

 

 この七夕の笹に書かれたのは、

・おとなになりませんように。

・アイスやあまいものをたべても、むしばやおなかがいたくなりませんように。

・おかねをつかっても、なくなりませんように。

・うちゅうにいっても、おかあさんにあえますように。

 おとなになりたくないみたい。私が○○ちゃんが、けんこうでおおきくなりますように と書こうとしたら、「おおきくなるようにってかかないで」と言われました。なので、「びょうきをしないように」ということに。

 彼の心の中は、かなりの葛藤があるのでしょうか。たわいないことで、喜んだりしてもいるのですけどね。絵は、妹をいいこいいこしているところ。

 ところが数日後、近所のスーパーに行ったら、やはり七夕がありました。そこにあった願い・・・。

・ママがほかのパパにあいにいきませんように

・たからくじの1とうか2とうがあたりますように

 文字が書けるのだから、小学低学年かもしれません。

 おばさん、不安。


一歳児と『くもにアイロン』

2019年06月26日 | 自作紹介

  『くもにアイロン』を一歳児(一歳一ヶ月)が、見ているところです。

 

 お風呂あがりなので、下着姿で失礼します。

 ずーっとめくっていました。読んであげると、あちこち指をさします。4歳のお兄ちゃんが、お日様が怒り出すページがお気に入りで、そのページになると、読みます(覚えていて)。「いいかげんにしなさい!」を言いたいようです。

 そういえば、やはり1歳の友人のお孫さんは、猫を指して「ニャンニャン」と言うとか。このあたりは、絵を描いていただいた山村さんのお力なので、ありがたいです。

 幼稚園の子だけではなく、こうして小さい子でも、また小学校の低学年で読んでくださった先生から「大受け」だったともお聞きしました。

 対象年齢の幼稚園、保育園の子たち以外にも喜んでもらえて、嬉しい限り。


『自由への道ー奴隷解放に命をかけた黒人女性ハリエット・タブマンの物語』池田まき子(学研プラス)

2019年06月23日 | 日記

             高学年~大人向け

  友人の児童向けノンフィクション作家池田まき子さんが、新刊を出されました。

  アメリカの20ドル紙幣に、黒人女性として初めて肖像が取り上げられることがきまった、ハリエット・タブマン。アメリカでは小さな子どもでも知っているという女性なのだそうですが、日本の児童書にはまだなったことがありません。私も知りませんでした。

 小学校のころ、『アンクルトムズケビン』を読みました。内容で覚えているのは、とにかく黒人が奴隷としてひどい扱いをされていたこと。棉花の畑で酷使されていたことくらいです。大人になって『ルーツ』というドラマがありました。

 でも今『アンクルトムズケビン』は本屋さんには見かけないし、『ルーツ』も放映されていません。子ども達には新しい本が必要なのだと、改めて思いました。

 ハリエット・タブマンは子どものころは、ミンティという名前でした。黒人の両親の元に生まれたミンティは、わずか6歳で両親から離され、労働力として売られます。その過酷な暮らしは、読むのが辛いほどです。こうして売られ、心身がむしばまれ、命を落とした人がどれだけいたのでしょうか。でもミンティはたくましく生き抜き、自由を求め、そして、同じ黒人を解放するための活動に一生を捧げました。

 南北戦争が起こったのが、日本では江戸末期。でもわずか200年程度前のことです。歴史の過ちを繰り返さないように、私達は伝えていかなくてはなりません。もちろん、きちんと調べしっかり把握した上で伝えなくてはならないのですが、それを待っていてはこちらの命がつきることもあります。知っていることを伝える。まずはそれでいいのではないでしょうか。この本を読みながら、そんなことも考えました。

 児童向けに書かれたものなので、大人にとっても、とても読みやすいと思います。ぜひ、お読みください。

 池田さん、すばらしい本のご出版、おめでとうございます。


実情

2019年06月20日 | 日記

 5月6月と体調不良が続いた。

 熱が出るとか、寝込むとかまではいかないのだが、5月は考えると3週間喉が不調だった。

 この間、岩手の内科→秋田の耳鼻咽喉科→知り合いの薬剤師さん、お医者さんから薬を頂く→岩手の耳鼻咽喉科→東京の内科 と渡り歩いた。こんなのダメとわかっているのだが、体がある土地でなんとかするしかない。

 それがやっと治って一週間。

 あれ、また風邪っぽいなと思いつつ娘の家へ行き、やはり悪くなりたくないと、その近所の内科へ行き→岩手→秋田。知り合いの薬剤師さんから薬をいただく→岩手の内科 とまた渡り歩いた。この間10日。

 寝込むほどではないが、ちゃきちゃき動くこともできない。最低限のことをやり(秋田では、句会にでたり、俳句甲子園観たりしたけど)、やっとよくなった。

 うーん。つまりもう若い時のようにはいかないってこと。反省。 

 でも帰る直前、これから推敲する作品のことで出かけ、新たな問題点も発見できたからセーフ。きょうは東京の出版社にお邪魔して打ち合わせをし帰宅する。

 短編の合評会にも出させていただくことになったので、書いて、皆さんにうかがいたい問題点を意識する。自分としては、「書く」という最低限ができて、セーフ。という気分。岩手の屋敷内は草ぼうぼうのまま。おじさんに草刈りをお願いをしてしまった。

 あまりマイナス面のことは書かないようにしたいと思うが、たまに真実を書かないと、あちこち行って精力的(だから仕事ができる)と思われてしまうので。実情はへろへろなのです。でも、まだまだ書いて形にしたいという気持ちだけは、もってます。

  北上川


第22回俳句甲子園秋田大会観戦記

2019年06月16日 | 日記

 昨年は秋田から1校しかエントリーがなく、秋田大会が成立しませんでした。でも、今年は秋田から2校3チーム、そして弘前高校が遠路来てくれて、開催されました。

 秋田西校、弘前高校は、これまで何度も松山に行っている常連校。対して秋田北校は、今回初出場でした。

 さて、どうなるか。わくわくしながら観戦。

 結果を先に言えば、弘前高校が3勝0敗で、松山行きを決めました。と書けば、圧勝だったように思われそうですが、実際の対決はどれも僅差でした。

 ディベートの1点で勝敗が分かれた対戦がいくつもあり。また俳句に対しての評価も、これが他の審査員のメンバーだったら、わからないなと思うものもありました。

 最優秀句は、

 鞦韆(しゅうせん)やこげばこぐほどすれちがう   秋田西  

 この句、すごくいいです。句としては、あくまでぶらんこを写生して、余計なことを言っていません。それでいて、人生もこうだよな。一生懸命になればなるほど、すれ違うってことあるよな、という読みを誘います。作者1年生だそうで。おそるべし! これが、「ぶらんこや」だったらつまらない。「鞦韆」という漢字と他のひらがなのバランスもいい。「ぶらんこ」の兼題に対して、「ふらここ」「鞦韆」「半仙戯」など、他の言い回しのものを使いこなせるかというのも、大事なポイントだったようです。秋田西は、さすが、それが、入ったばかりの一年生にも伝えられていた。そこは、全員が俳句をやり始めた秋田北には厳しいところだったのかもしれません。

 また、秋田西が、

 冷ややかなぶらんこ握る指に熱   という句を出しました。

 ここに「冷ややかな」という秋の季語をつけたところを、ディベートでつけなかったところもしかりです。審査員のお一人は、この秋の季語と春の「ぶらんこ」が季重ねで入っていると、5点という厳しい点数でしたが、私は、この句は好きでした。「冷ややかなぶらんこ」とつなげて一つの言葉とすれば、これは秋のぶらんこととることができます。(これが、つまり俳句観の違い)果たして作者がそれを意識して創ったかどうか? ディベートのまな板にあげられなかったのは残念でした。

 他に好きだったのは、

 指揮棒の止まる一瞬風光る  秋田北

 兵児帯の子の舞溢れ風光る  秋田北  この句、敗れたけれど、対戦した句が、

 笑い方ヘタじゃないよね光る風  秋田西   だったのでね・・・。

 どちらもいい句でしょう。 兵児帯は、あの帯の軽さ柔らかさと風光るがとても響き合っていると思います。笑い方~の句は、実は作り笑いをしているという様子を、口語表現でうまく言ったと思います。

 忙しき革靴の群れ風光る   弘前  俳句は、一部を切り取り、全体を想像させることができる。その見本のような句。(兵児帯の句もしかり)ということをディベートで強調してもらいたかったな。

 老犬を埋めし裏山半仙戯  弘前   半仙戯 というチョイス、表記が、果たして合っているのかどうかを、論点にしてほしかった。・・・もう忘れ去られたようなぶらんこが、山にあるみたいな感じだと、この表記もいいと思います。

 ぶらんこや地球を廻すために漕ぐ  弘前  

 ぶらんこやバイト仲間の愚痴を聞く  弘前  ディベートの中で、実際にはバイトは禁止なので経験はないと言っていました。俳句は創作だからそれでいい。そして、経験はなくても、バイト仲間というクラスメートとも違う人間関係の微妙さを、きちんと答えていました。記録を見ると、審査員皆さん鑑賞点をこちらに入れてました。逆に、どういう景かをきかれて、自分の経験で答えただけの場合は、そこで終わってしまい残念だなと感じました。

 ぶらんこや「こっちおいで」の声待ちて  秋田北   この句、ただ引っ込み思案の子が誘いを待っている だけじゃなく、もっと孤独感や、もし誘ってもらったとしても、きっと楽しいわけではないというこの先を強調できたらなあ。(私、この句にはちょっと怖さを感じるのですが、そこまでは誰も読まなかったようです←怖い話を書くため、今いろいろ考えているせいかも)

 異国の地降りれば肩に紋白蝶   秋田北  これ、上下名詞という形は悪いけど、紋白蝶という、日本ではとこにでもいるかそけき生き物と異国での出会いが、とてもいいと思います。

 海風や蝶の入り来る乳児院   弘前  乳児院に蝶が入ってくるという景がいい。

 てふてふの重心羽に偏れり   弘前

 と、列挙すると、やはり弘前の力を感じますね。おそろいのTシャツを着て、きっと松山でも、頑張ってくれるでしょう。

 こうして、句を並べると、レベルの高かった東京大会に見劣りしません。

 秋田西、秋田北には、まだ投句審査というチャンスが残っています。

 俳句甲子園関係者の皆様、審査員の皆様、選手そして学校関係者の皆様、長丁場、お疲れ様でした!!

 


『どこどこ山はどこにある』(フレーベル館)重版出来!

2019年06月14日 | 自作紹介

 『どこどこ山はどこにある』が重版になったとのご連絡をいただきました。

 編集者さん、営業の方、そして書店さん、もちろん読者の皆様のおかげです。重版というのは、本当に嬉しいものです♪ 

 先日は岩手の書店で、夏休み課題図書の帯を巻かれて平積みになっているのも確認できました。

  

 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 重版にあたり、初版のときに気づかなかった訂正箇所のチェックをします。ちょうどそのために読み返していたとき、俳句の会で長くお世話になったかたの訃報が入ってきました。去年まではお元気だったとのこと。長く入院ということもなく、逝かれたという話を聞いて、『どこどこ山~ 』のひいちゃんと重ねてYさんのことを思いました。

 Yさんは生前、ご主人のことを「ダーリン」と呼んでいらした方。きっと今、どこどこ山の向こうでダーリンと再会されていらっしゃることでしょう。Yさん、この数年は句会をご一緒することもなかったけれど、長年とてもよくしていただいて、ありがとうございました。


俳句甲子園東京大会観戦記・追記

2019年06月12日 | 日記

  

 今回、

 ぶらんこを降りれば昏き池袋    開成

 に対して、最高得点である10点が出ました。西山睦先生です。この点数に関しては、基準があって、10点はたしか、過去の大会最優秀句に匹敵する、というのではなかったでしょうか。この句に対して高柳先生7点、他の先生は8点でした。そして、最優秀句には、昨日書きましたように、他の句が選ばれました。

 池袋という、私的迷い率の高い街、ビルに囲まれた街、でも新宿とは違って雑多な感じにする街。その隙間のような公園にあるブランコに乗っているうちに、あちことでネオンが灯り、降りたらもう黄昏だった。この黄昏感、もしかしたら日中でも感じられるかもしれません。

 私もとても好きな句でした。

 西山先生は、俳句は時空を超えることができる。また、少年から中年の姿までを入れることができると講評されていました。

 ぶらんこって、地から50センチほど上を行ったり来たりする。一度天をめざしてはもどる。その繰り返しがこう考えると、非日常空間と日常空間の行き来のようにも思えます。

 高柳先生は、この句に対して、下五で一転する。かつ子どもを遊ばせていた光が見える。が、「降りれば」が説明くさく、多様性がうまくいっていない。との評。

 高柳先生はどの句にも、9点以上をつけることなく、「童子」の佐藤明彦編集長は逆に9点をかなりつけてらっしゃいました。この二人の俳句観が、特に聞いていてすばらしかったです。(もっとはっきり言えば、去年もそう感じたので、今回もお二人の話を聞きたくて行ったようなもの)

 そして、私が近年、この俳句甲子園に惹かれている理由も、少しはっきりしました。普段は結社内で、どうしても最終的に主宰副主宰の選に頼ってしまって、このお二人と他の連衆との差が大きすぎるのです。1句に対してこのように多岐にわたって真剣に論議している。これがいい。俳句は平等だという高柳先生の最初の挨拶にも通じることです。

 もっとも自分の頭がついていかない評というのも存在する。それも確かだなと。そこは謙虚に認めたいと思っています。そういうまだまだな自分の俳句観が、ほんの少しでも固まる気がする一日でした。

 時間があったので第二会場も1試合だけ観戦しましたが、6点7点が多く、第一会場のレベルの高さを感じた次第です。

 やっぱり9点、そして10点が出ると、テンションがあがります。

 


第22回俳句甲子園東京大会観戦記

2019年06月11日 | 日記

          

 東京大会出場校は、開成、立教池袋A、B、海城A、B(東京)、高崎(群馬)、並木中等教育(茨城)の7校。4校、3校の2会場に分かれて対戦でした。

 それにしても、もう少し出場校があってもいいのに・・・。

 私は、開成、立教池袋A、海城Bの対戦を見ました。ハイレベルで、審査員の先生達の点数も、8点9点がたくさん出ていました。

 最優秀句は、

 ネクタイに王家の紋や風光る  立教池袋A 

 他に、

 風光る後輪の浮く旅鞄   海城

 ぶらんこを降りれば昏き池袋  開成

 ぶらんこの光にふれて老いてをり  立教池袋A  が好きでした。

 

 

 木陰から子どもが転げ出たよ蝶  海城  も、気になる句でした。

 女子がいたのは、並木中等教育のみ。東京の女子も、俳句やってほしいです。

 開会式で、高柳克弘さんが、「俳句の一番いいところは、平等であること。男も女もない。かつて芭蕉の時代も、肩書きも実人生の名前を捨てて句座に望んでいた。 皆さんも俳人として、言葉と詩を楽しむことを体験してほしい。何よりも楽しんでほしい」とおっしゃってて、ホント。

 写真、逆光で、すみません。

 今週末は、秋田大会観に行きます。

 


らいおん組さんからのお手紙

2019年06月07日 | 自作紹介

 『くもにアイロン』(福音館書店)

 月刊絵本なので、バックナンバーを扱ってらっしゃる書店さん以外では、もう置かれていないと思います。でも、ご注文をいただけましたら、書店からお取り寄せができますので、引き続きよろしくお願いいたします)。

 さて、先日、某幼稚園らいおん組さんから、この「くもにアイロン」の中で、三輪車がぺらぺらになってしまった女の子へお手紙が来ました。それがもう、かわいくって!! 個人的なものなのでアップできないのが残念ですが、

 女の子がおこっているのか、こまっているのか、クラスで話し合ったとか。「くもにアイロン」が人気なのだそうです!! 嬉しいなあ。

 女の子の表情は画家の山村さんが描いてくださったので、私もこの女の子が「こう」とは言えませんが、子ども達からのお手紙で、一気にこの女の子のことが気になり出しました。

 お返事書かせていただきますね。

 こういうお手紙って、作者も編集者も、すっごく元気になります!!

 らいおん組のみんな、ありがとう!! (らいおん組っていうのが、またいいよね)

 


散歩で草花に出会う

2019年06月05日 | 日記

 自然から力をいただいています。

  蛍袋。もうちょっと紫が濃いものもあります。

 思わず小さい人がいるのでは? と中をのぞき込んでしまいます。

  鬼薊。

 こちらは、かわいい花なのに、葉っぱの棘が鋭くて、うっかり手を出せません。調べたら1960年ころに日本に入ってきた外来種とのこと。岩手の畑にもあるのですが、軍手をしてても突き刺されます。

 他にはドクダミがかなりはびこってます。夾竹桃が咲いて、すっかり麦秋です。夏! なんですね。

  車の通らない道には、こんな忘れ物も。道に張り付いたまま葉脈だけになった葉っぱです。自然の造形はすばらしい。


これからやるべきこと、やれないこと

2019年06月04日 | 日記

 今回、秋田の講座前後、喉を痛めてしまい、痛恨の極みでした。

 およそ一ヶ月かかりました。風邪? と何度も訊かれたのですが、他の風邪っぽい症状はほぼなくて・・・(一時期ちょっと頭が痛いとかはありましたが、声が出ないのに喉に痛みはまったくなく)。

 もろもろのことをやり東京にもどり、打ち合わせなどをし、会に出て、たまっていた家のことをやり、孫の相手をしに行き、家にもどると翌日はぐったり。ほぼ一日ソファで横になっている始末。

 いや、自分のていたらくを白状するのもなんですがね。

 今回秋田で講座をやったことで、自分はこれから東京の講座を受けられない方達、東京の情報からもれてしまっている方達に、自分がこれまで学んだことを伝えたい! って強く思うようになりました。

 児童文学者の方達で俳句を学びたいという方へも、自分なりにできることがあると考え、これも細々とではありますが、続けたいと思っています。「童子」での月一回の句会の幹事は続けています。

 しかしながら、東京でいつもお世話になっている会があり、そっちでは、○○委員的なことを断っています。それを引き受ける余裕はありません(そして、私のような年齢の人間がこれからやるよりは、もっと若い方が長い視野でやっていただいたほうがいいとも思っています)。このたび、ほぼ幽霊会員だった某会は退会。本当はもっと身辺整理をしなくてはいけないようにも感じているのですが、義理というもので繋がっています。

 お忙しい中、委員活動をしてくださっている方達には申し訳なく思っております。

 そういうところへの恩返しは、よい作品を発表すること。そう言い聞かせています。また定期的な参加でなくてよければ、心身に余裕のあるとき、会への参加をさせていただく(今回も、某研究会に急遽参加させていただくことに)。そうして得たことを、また秋田、東北でお伝えできたらと思っています。

 来週には、また岩手秋田へ行きます。こんな中、定期的な集まりに顔を出す役は、やはり無理です(10年前ならできたかもしれないけど)。

  

  童話塾in東北。分科会BCの〆切りはもうじきです。どちらもあと1人とのこと。迷ってらっしゃる方はお早めに。

  分科会A,講演会への申し込みの〆切りは8月ですが、こちらもどしどし、どうぞ。お待ちしております。