fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事および画像の無断転用はお断りいたします

Information

『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

第6回童話塾in東北 終了しました。

2019年08月31日 | 活動

   東北6県から、参加者は50人を越え、福岡からいらした方も。作家さんも10人を越える参加でした。

  午前中は、3つの分科会にわかれて、ワークショップと、合評会。私は野泉マヤさんのワークショップに参加しました。昔話の浦島太郎をベースにしての物語づくりは、3人のチームになって。それから、シンデレラの「タブー」(12時には帰らないといけない)から、身の回りでタブーを設定しての物語を考える。皆さん、ええー、この短い時間で、これだけ作れるなんて! というものが出ていました。人間って、短期間で集中力を発揮できるんだなあ。この方法で、作品作り、試してみたいです。野泉さんも、「鉄は熱いうちに打て!」とおっしゃってました。

  午後は、岩崎書店のベテラン編集者島岡理恵子さんの講演会です。改めて編集者さんのお話を聴けるって、貴重な機会。そうかあ、うんうん。というのがたくさんありました。

  その後は、懇親会として、4つのテーブルに分かれて、作家と参加者のフリートーク。

  もりだくさんでした。

  この童話塾に昨年参加されたかたが、公募で入選したり、はやみずようこさんが、昨年出された作品が、雑誌に掲載されたり。嬉しい報告もありました。私の11月出版予定の本も、おととし合評していただいたものということで、ご紹介いただきました。ありがとうございます。

 楽しい会ではありますが、やはりちゃんと勉強もしたいと思います。これからも。

 こんど「児童文芸」に報告文を載せるため、写真を撮ってはいたのですが、全部参加者のお顔が出ているものばかりなので、ここではアップできず。しまった。

  仙台らしいものといえば、このくらい・・・。牛タン塩味のうまい棒(笑)。キャラは伊達政宗です。

 秋田からの参加者もいて、嬉しかった。ここでとぎれないように、秋田では来年、合評会をやるぞー(決意)。

 

 


仕事があるありがたさ

2019年08月29日 | 自作紹介

 11月に出る新刊の情報が、版元のあかね書房さんにアップされていました。

 画家さん、ご存じの方も多いでしょうが、日本の方です。ポップでかわいい絵を書かれる方なので、楽しみです。この本は、絵童話といって、大きさやページ数は幼年童話的なのですが、毎ページにカラーのイラストが入るんです。絵本から本への移行期のお子さんにぴったりですね。でも、画家さんにとっては、絵本より枚数が多いの大変なのだそうです。マリーニモンティーニさん、ありがとうございます。楽しみにしております。

 たぶんその前に別の版元さんからも、新刊が出ます(情報はまだ)。こちらは、挿絵のラフが届いています。すっごくいいんですよー。

 その原稿の直しをしていて、(最終ゲラチェックはまだ先ですが)、表記の統一もしたいけど、これが苦手で・・・。やっていて、自分のくせが目についてしまったり……。

 来年出版の企画が通った作品の最後(かどうかわからないけど)の改稿をしたり、出版は決まっていないけれど、一度読んでいただいて「おもしろい」といっていただけたので……というものを改稿したり……有り難いなと思います。

 アンソロジーの改稿もあります。

 新しい作品の種もあるので、書きたい。

 ずーっと何度も書き直しをしかけて、うまくいっていないあれも、なんとかしたい。

 体力を維持しなくては……です。

 私はデビューしてから、単行本は、一年に一作でした。こうして複数が重なることはなかったのです。売れっ子作家の○○さんや××さん、もっとたくさん出してらっしゃるのに、すごいです。しかも原稿以外のいろいろな仕事もなさっていて。私は、とにかく作品を頑張りますわ。

  カラスウリの花。

 追記。『木があつまれば、なんになる』は、おととし、童話塾in東北の合評会に出した作品です。この合評会に出すために、30枚を目安に書き、講師の堀米さんや、他の方からいろいろご意見をいただいて、改稿に改稿を重ねました。

 その童話塾in東北がこんとの日曜日、9月1日にあります。今回、作品は出さなかったけど、ワークショップで勉強してきます。また次の作品につなげるためにも。

 


let's俳句で五・七・GO! の写真

2019年08月26日 | 活動

          

 秋田の図書館(正式名称は「ほくとライブラリー明徳館」)から夏休み親子講座の様子やその日にできた俳句を展示してくださったコーナーの写真を送っていただきました。

 でも、それを写真に撮って、ここに載せてみても、よくわかりませんね・・・。

 あなたも「let's俳句で五・七・GO!」という投句箱も作ってくださいました。さっそく俳句が入っていたとのこと。今度お邪魔したときに、見せていただきます。

 展示は夏休みの間だけかな? 

 図書館の方のご協力、有り難かったです。


雑誌「灯台」9月号ー『どこどこ山はどこにある』

2019年08月22日 | 自作紹介

      

 「灯台」9月号の「灯台ほのぼの図書室 今月おすすめ本」コーナーに、『どこどこ山はどこにある』を取り上げていただいております。

 -現実と非現実が無理なく、自然に交錯している力作。

 書いてくださったのは、児童文学作家漆原智良先生です。

 この本の発売は昨年ですが、こうして一年経っても、読んでいただける。児童文学のよさだと思います。


イギリス海岸

2019年08月21日 | 日記

    

 先日花巻に用事があったさい、立ち寄りました。

 賢治がいたときの景色とは違います。遊歩道も整備され、他の北上川沿岸のほうが、趣があるかもです。

 でも、

 波はあおざめ 支流はそそぎ

 たしかにここは 修羅の渚   賢治

 というこの詩が、この景色を特別なものにしてくれています。

 

  

 こっちの写真は、私が黒岩海岸と呼んでいる北上川の岸辺。この日は台風の翌日だったので水かさがあったのですが、普段はもっと岩場が見えます。こっちのほうが、賢治が見た景色に近いと思う。黒岩海岸でよい作品を作らなきゃ(笑)。イギリス海岸は、白い泥岩かな。

  ネーミングも、ブラックストンリバーとかのほうがいいかな(笑)。黒岩という地域の名前は、この岩場が多いことからあるんでしょうね(北上市)。


いわむらかずお展(岩手、萬鉄五郎記念館にて)

2019年08月20日 | 日記

    

 

  14ひきのねずみシリーズは、若いころ大好きでした。暖かな色合いと綿密な自然描写、ネズミの子ども達の表情や仕草。どのページをめくっても、14ひきがいます。描くのに、どのくらいかかっているのでしょうか。すばらしいです。

  ロングセラーになっているのは、当然だな。観ながら思っていました。

  そうかー。芸大を出てらっしゃるんだなあ。この描写力は、半端じゃないものね。そうー。栃木の自然の中で暮らしてらっしゃるのか。この絵はそうじゃなきゃ描けないよね。と思いながら、歩いていました。 

  他にもお客さんはいらしたけれど、同じ展覧会を東京でやっていたら、人混みの中からのぞくようにして絵を見なきゃならないでしょう。なので、地方でこれっと思える展覧会があったら、行きます。萬鉄五郎は、岩手出身の画家。この記念館、8時半開館でした。うーん、岩手っぽい(笑)。

 カエルの絵本では、モノクロで描いて、色を指定するというやり方をしてらっしゃる、その過程も見ることができました。なるほどー。

 9月23日までやっています。車がないと不便な場所ですが、お薦めです。


俳句甲子園 弘前高校全国優勝!!

2019年08月19日 | 日記

 松山で行われた俳句甲子園で、弘前高校が見事優勝しました!!

 決勝トーナメントにという段階で、すごっと思い、その後ネットの情報から目が離せませんでした。

 優勝とは!! うれしくて、じわっときています。

 地方大会の観戦記を読み直しました。うん。いい句を作っている。でも正直いってこのときは、優勝をねらえるとは思っていませんでした。弘前の皆さん、ごめんなさい。このとき負けた秋田西や秋田北の皆さんも、きっと応援し、喜んでいることでしょう。そして、自分達も今度は全国優勝目指して頑張っていただきたい。

 前の皆さんは、句だけではなく、ディベートをかなり訓練していたのではと思います。

  

 きのうは、ツイッターで俳句甲子園のつぶやきを追っていました。弘前さんの句は、最優秀句も審査員の先生達が選ぶ優秀句にもあがっていません。突出してはいなかったということなのかもしれません。でもディベートがよかったというツイートが散見されました。なるほど!(もちろん、俳句もよかっただろうと、地方大会のを見ればわかります)

 これまで、強豪校のディベートは、相手を打ち負かすという勢いのあるものでした。弘前さんのは、聞いていて心地よい優しさがあるものだった(予選の話ね)。きっと決勝でもそうだったのでしょう。俳句甲子園において、ディベートの1点は大きくて、この1点で勝敗が分けられることもあります。出場をねらう高校の皆さんの力を入れるべき点が見えてきましたね。

 もし私が出たら・・・。ディベートの訓練をしていない世代なので、だめだあ。

 最優秀句は、開成高校の

 中腰の世界に玉葱の匂ふ  重田渉   

 でした。玉葱の兼題難しい。この句、中七下五の句またがりで、破調。切れもない。でもリズムはいいし、独特の世界観があります。

 野球のほうは、準決勝で青森も仙台も敗退しました。でも短歌甲子園も青森が優勝。短歌、俳句とダブルで全国優勝を果たした青森に拍手! 秋田と岩手もがんばれー。

 


宮崎県小学生読書感想コンクールー『どこどこ山はどこにある』

2019年08月15日 | 自作紹介

  

 『どこどこ山はどこにある』(フレーベル館)が、宮崎県小学生読書感想コンクールの課題図書に選定されていました。 今ごろ宮崎県で読んでくれている子がいるのかもしれませんね。暑い夏ですが、涼しいところで読書というのもよい経験のひとつです。岩手県、宮崎県、そして、SAPIXという塾で勉強している子達。もう一息、がんばれー。

    こちらは、岩手の課題図書の帯を巻かれ、展示されているところ。北上市さくらの内のブックスさんわ さんです(撮影は許可をいただきました)。


第1回かわせみ句会in仙台

2019年08月13日 | 俳句

  仙台で、句会をしてきました!

    

  集まったのは、東北の児童文学作家5名プラス、関西の児童文学作家1名(山形の大学で集中講義の講師をした後、立ち寄ってくださいました)。

  会場は荒蝦夷という、仙台駅からほど近い古本屋さんの二階をお借りできました。

  よい句がたくさんありました!!

  泣きながら冷麦すする夜もある    ろく(佐々木ひとみ)

  オーボエが校舎に響く秋の暮  小爪(楠章子)

  蔵朽ちて石がきに蛇衣を脱ぐ  黒牛(堀米薫)

  初物の今年のすいか割りにけり  こりん(岩崎まさえ)

  異世界に迷いこんだか?夜店道  マヤ(野泉マヤ)

  我傾ぐ流星群の飛ぶ空に   みずひき(後藤敦子)

  揚花火果てて木星残りけり   あぶみ(おおぎやなぎちか)

  

 事前に、プレ講座として3回俳句の基本をお伝えしていました。そして、ぜひ俳号もつけてきてと言っていたら、この俳号もまたおもしろくって。小爪さんは、「ひとえの小爪」さんです。おもしろーい! 

 またときおり質問が入るのですが、私の添削に「そうすると漢字がつながってしまうけど、いいですか」など鋭い。「の」がつらなるのは? というのも。さすがです~。

 心残りは、時間がなくて荒蝦夷さんの書店のほうを拝見できなかったこと。こんど仙台に行ったときは、ぜひ寄らせていただきたいです。

 

 

  


掃苔、そして明日は立秋

2019年08月07日 | 日記

 岩手では、8月7日が、お墓掃除の日です。季語としては、「掃苔」(そうたい)という言葉があります。盆用意。朝ご飯を食べてからすぐ行ってきたのですが、もう暑い! きょうは、36度を超えたとか。きのう、二階の部屋は37度でしたから。

 数年前、墓掃除を頑張ってやって、熱中症的になったことがあったので、首に保冷剤をまいて、いつもなら自転車なのですが、車で行ってきました。5,6人、いましたよ。

 みごとに蜘蛛の巣張ってました。7日に墓掃除をする風習、私達の代以降は、難しいかな。なんて考えながら、やってきました。

 この時期、季語は夏と秋が混在します。お盆関係は、すべて秋の季語。東京では、7月にお盆があるのにね。枝豆も西瓜も、実は秋です。でも、暑いし、ビールを飲みたいし。

 いつも、立秋がすぎたら、暑くても「残暑」として俳句を詠むようにしているけど、この暑さは残暑とはほど遠いですね。

  秋田。千秋公園のお堀の蓮。

 見事です。

  

 蓮の実は、秋。破れ蓮(やれはす。荷蓮とも書く)も、秋です。

 

 


夏休み親子俳句講座終了しました。

2019年08月02日 | 日記

  秋田の明徳館(図書館)で開催した夏休み親子俳句講座「レッツ俳句で五七GO!」、楽しく終了いたしました。

    季語クイズ

  月が秋の季語だって正解した男の子には、びっくり。

   夏休みの日記を書いてもらい、そこから俳句を作りました。ぎっしり日記を書いて、俳句もいくつもできた子。三行くらいから作った子。いろいろでしたが、どの子もお母さん達も1句しかできないという人はいませんでした。嬉しい。

  できた句の発表。

  短冊に書いて、シールを貼って。

 来週には、図書館のどこかに張り出してもらえます。

 いっしょに来てた幼稚園年中さんの子も、作っていました!! 

 せんぷうきしんちくいわいにもらったよ   一年生の句です。この句、好き♪

 2時間で、これだけできる。

 もしオファーがあれば、他でもやりますので! 楽しいですよ!