fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

新刊絵本の予約が始まってます『わくわくもりのはいくえん』

2024年04月30日 | 自作紹介
 6月5日発売予定。俳句絵本です。


 『わくわくもりのはいくえん おともだわくわくちできるかな はる』(国土社)。絵は、みなみあきこさんです。
 かわいくってかわいくって、たまりません。

 ネコのミーニャン一家が引っ越してきた森で、「わくわくもりの ほいくえん」という看板のついた建物を見つけました(ほんとは「ほいくえん」ではなく「はいくえん」で「は」の文字の左上に葉っぱがかかっていて、保育園だと思ったのです。
 パパとママが仕事のあいだ、ミーニャンはここにくることになりました。
 ところが初日、園に行くとちゅう、こわい顔のクマの子に追い越されます。
 クマのノンノンは、みんながミーニャンを歓迎する俳句をいってくれるときも、だまっています。
 さて、ミーニャンは「はいくえん」になじむことができるでしょうか。おともだち、できるでしょうか。
 ということで、本当は新学期が始まる前の3月末発売を目指していました。でもごらんのように、細かいタッチの繊細な(しかもかわいい)絵。動物たちの数も多く、みなみさん、大変だったと思います。この時期になりました。
 今年夏の絵本も、のはずでしたが、こちらは来年になりそう。
 そうしていずれ、春夏秋冬の4冊セットになる予定です。

 5・7・5のリズムが詰まった絵本、楽しんでいただきたいです。

ベトナム戦争のドキュメンタリー

2024年04月29日 | 日記
  ハノイの街角

アマプラで、ベトナム戦争のドキュメンタリーを観始めました。全部で6話。第1話だけ無料でした。アメリカが作った番組なので、アメリカ視点です。今2話観たところで、一日一話ずつの予定です。
 若いアメリか兵は、正義感で志願し、ベトナムへ行きます。
 かつての日本兵と一緒。
 戦局が悪くなると、政府は「もうすぐ終わる」とうそぶきます。これも同じ。
 領地を占領することではなく、敵の死体の数で、戦果をはかってました。

 娘一家が連休中に遊びにいったダナンには、アメリカの空軍基地があったとのこと。
 以前も行っていて、洞窟の空爆の跡の写真を送ってきてましたっけ。
 アメリカが作った番組ですが、当時戦争に反対している人々の姿もちゃんと映し出されています。今もそうですよね。政治家がその声を無視していることも。

「ミスサイゴン」というミュージカルは、アメリカ兵とベトナム女性の悲恋だったはず。ちゃんと観たことはないけど、これはビデオがなくて、あらすじだけ読みました。「蝶々夫人」から着想を得た作品とのこと。「ファミリーヒストリー」という番組で草刈正夫さんが、アメリカ兵と日本人の間に生まれ、父は死んだと言われていたけど実際は生きてアメリカへ帰っていたこと、その家族との対面が感動的な番組でした。でもあれも戦争の悲劇。

 やみくもですが、いろいろ観ておきたいと思っています。
 
 アメリカは広島と長崎に原爆を落とし、ベトナムに枯葉剤をまき、中東戦争にも介入し、今はウクライナとイスラエルに莫大な支援をしています。たいがいにしてほしい。
 トランプが再び大統領になったら、どうなるのか。(今は兵士の派遣はしてないけど)自国の利益を求めているだけで、兵士は捨て駒です。でもアメリカがもしおとなしくなったとしても、ロシアという大国があり、北朝鮮という厄介な国があります。
 アメリカが南ベトナムを支援したときも、共産主義から現地の人を守るという大義名分だったのです。

『家守神④ 声なくせまるあやつり人形』書評(「季節風」井嶋敦子)

2024年04月28日 | 自作紹介
       

「季節風」に井嶋敦子さんが『家守神④ 声なくせまるあやつり人形』の書評を書いてくださいました。
 
      

 敦子さんは秋田市の小児科のお医者様ですが、いつお医者さんになろうと決めたのでしょう。主人公拓は、将来の夢が決まっていません。そこのところ、しっかり書いてくださいました。
 そして最後にアニメ化希望と書いてくださって、嬉しい。作者が一番願っていることです。

 敦子様、ありがとうございました。
 今年5巻が出ます! 初稿をお送りしたばかり。赤の入った原稿がもどってくるでしょう。

 今号からかな? 「季節風」最後のほうに、今号の執筆者として、書評を書いた方の名前も載るようになった。よかった。
 編集委員、作品の作者はもちろんだけど、みんなの力でできてる雑誌なのだから。

『すきまの むこうがわ』巣山ひろみ作/三上唯絵(国土社)

2024年04月27日 | 本の紹介
        

 パステルショートストーリーシリーズ、最新刊、Deep Red『すきまの むこうがわ』が発売になりました。

 上質なファンタジーの短編集です。
日常に潜んでいる亀裂。その向こうに足を踏み入れたとき・・。

 紅
 筆師のはなし
 虫送りの夜
 月夜のお酒
 椿 
 ロボットの夜
 龍の衣

 どれもよかったですが、木好きな私は「龍の衣」にかなり参りました。
 虫送りも、今ではあまりやられなくなっている行事。私は『オオカミのお札』シリーズ2巻「正次が見た影」で虫送りを書くため、青森の虫送りを見学しました(そこは、人形祭りとしてましたが)。すっごく惹かれる。だって、農薬とかなかった時代、田んぼの稲を食べる虫を人形といっしょに火をつけて川から流すんですよ。それは厄災を村から追い出すということでもあるわけで。好きな世界。
 巣山さんの作品、他にも読みたくなりました。

 パステルショートストーリーシリーズは、休み時間にさくっと読み切れるシリーズとして、私も、yellow green『友だちの木』を書いています。
 ぜひ、シリーズで学校図書館、公共図書館でそろえていただきたい。

          このほか、数冊出ています。
 
     

ノンラー(ベトナム)~竹

2024年04月26日 | 日記
       

 この笠、ノンラーというのだそうです。
 帰国してから調べました。

 ベトナムの国の木が、竹なんですね。

     
 こんなお店もあるのが、うなずけます。
 竹製品、チェックするんだった。



一週間寝泊まりしたマンション前にも、ちゃんと植えられていました(何気なく、あー、竹だと思ったのです)。

 行く前にベトナムの歴史を勉強しようと本を読んだりもしてたんですが、なんか頭に入ってこない。
 ベトナム戦争のことしかり。
 で、帰国してからのほうが、本を読んでも頭に入ってきます。

 『母は枯葉剤を浴びた』も再読中。
 なぜ地球から戦争がなくならないのか。生きてるうちに、なんらかの形で書けたらいいなと思っているのですが・・。難しすぎる。

 ここに書いておくと、ノートのメモより、あとで、ブログ内検索で簡単に求めていることを探し出せるのです。

 竹は日本でもお馴染み。春は「竹の秋」。枯れ始めて、夏に散り「竹落葉」、秋は青々となります。これ、季語の話です。散歩途中のお宅の表札に「○○竹秋」というのがあり、春に生まれた方なのかなあと思っています。こんなことも、俳句をやってなかったら、知らなかったでしょう。本日は、かわせみZOOM句会。いろんな季語のお話もできたらいいなと思っています。

ダーカウ~ベトナムのスポーツ

2024年04月25日 | 日記
       

 ベトナム旅行記は終わったのですが、残っていた写真から。
 夕飯を食べに出かけたら、道端にこのようにコートがあり、足でバトミントンの羽根のようなものを(もう少し大きいか)蹴っていました。昔からある人気のスポーツで「ダーカウ」とのこと。発祥は中国。





 おみやげに買ってきたコースターには、コインが縫い付けてあり、それがおもしろいと思ったのですが、帰国してからよくみると、漢字・・。これも中国圏だったころの名残かもしれません。民族博物館には、コインをたくさん縫い付けた子どもの帽子もありました。

        

 ハス茶のティバック。ハスが国花なのだそうです。

今年は多賀城創建1300年~『アテルイ』の展開

2024年04月23日 | 自作紹介
 今年は、多賀城創建1300年。
 これまでがらんとした空き地だったところに、南大門も再建されました。

        
 
 それにともなって、蔦屋書店多賀城市立図書館店様で、『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』のミニパネル展をやってくださっています。江頭大樹さんのイラスト迫力満点です。

未来屋書店石巻店様でも!
 
         

        
 児童書コーナー、地元本コーナーの二か所での展開です。ありがとうございます!! 
 この本は一度にどんと売れてはいないけど、地道に売れている感触があります。
 アテルイに関連した書籍、少ないですからね。興味を抱く方のアンテナにひっかかってくれると嬉しい。
 
 当時エミシと呼ばれた民が都の兵の侵攻に対してどう戦ったか。
 ウクライナはロシアの侵攻に対してどう戦っているか。侵攻してくるものに服従するわけにはいかない。そうなると戦わなくてはならない。この繰り返しが歴史の流れの中に、点々と時に大きく汚点を残している。その汚点はどんどん広がっているのかもしれません。人はどうしたらいいのでしょう。
 
 アテルイの記録もほとんどないけれど、確かに東北の地に生まれて生きて、戦った男です。英雄というのとも違う。
 

みちのく童話塾のお知らせ~とことん紙芝居

2024年04月22日 | 活動
         

 開催は少し先ですが、申し込みの受付が始まりました。
 7月21日 13:00~ 
 童心社取締役編集者、橋口英二郎様をお迎えし、紙芝居について語っていただきます。
 紙芝居、子ども達喜びますよね。
 保育の現場にいらっしゃる方。
 子育て中の方。
 紙芝居作ってみたいと思ってらっしゃる方(絵が描けない方でも)
 興味のある方、ぜひいらしてください。

 みちのく童話塾は、コロナ前6回毎年開催していましたが、第7回、オンラインでの開催でいったん終了し、みちのく童話賞を3回開催。このたび、童話塾をもう一度という運びになりました。
 主催は、日本児童文芸家協会。運営は、みちのく童話賞実行委員会(みちのく童話会)です。

 コロナの期間中、オンラインでの講座もさかんに行われるようになりましたが、実際の会場での開催は、また違う学びとふれあいがあると思います。
 お申し込みは、みちのく童話会HPの申し込みフォームに記入の上、送信してください。

ハノイおまけ ヘッドスパ体験

2024年04月20日 | 日記
      ヘッドスパと、肩へのマッサージ。45分で1200円くらいでした。気持ちよかったです。こういうの、日本でもたまに自分へのご褒美にいいなあと思いました。もっと高いでしょうが。

      
 
 ハノイを出たのはバッチャン村だけ(バッチャン焼きは、江戸時代に安南焼きとして日本に伝わっていたことがわかりました!)。午前中どこかへ行き、午後はのんびりしたり、無理せず、過ごしてよかったです。英語が少しは通じるとはいえ、ほぼベトナム語。ここで暮らすのは、若いエネルギーがあるからこそだなと、思いました。
 空気が悪いのがつらいですね。水にもすごく注意しました。うがいも、備え付けのミネラルウォーターでやって、ミニトマトなんか洗っても、最後はミネラルウォーターをかけて。なので、おなかをこわすことはなく、過ごすことができました。
 ただ片目が赤くなって、目やにが出て、うーん。これも空気が悪いので、あるあるだそうです。日本に帰ったら治るよと言われ、様子を見ています。
 皆さん親切だし、もっと言葉がわかればいいのでしょうが。シンチャオ(こんにちは)しか発せず・・。
 ベトナムの皆さん、ありがとうございました!

 なんとなく、古い通りや、ごちゃごちゃした感じばかり写真に撮ってましたが、近代的な面ももちろんあります。

     
 娘が住んでいるマンションから近いところのロッテのビル。スーパー、大型書店、ブティック、上はホテルかな?

      

   

   
 大きな盆栽が正面に。

     

      

 ハイビスカス、咲いてました。
 スズメがいましたが、カラスは見なかったな。


ハノイまとめ

2024年04月19日 | 日記
    

 道端でものを売っている。道端で、椅子を置いて食べている。売りながら昼寝している。
 バイクは二人乗りは普通。三人乗り、四人乗り、まだ首がすわったばかりくらいの赤ちゃんを抱いた女性が後ろに座っていたり・・。もちろん赤ちゃんを抱いているので、運転しているひとにつかまってません。
 大きな荷物を積んで運んでいたり。よく事故が起きないなという感じ。
 一度、近代的なビルの前を大きなネズミが走っているのを見ました。
 
 割と最近、世界で一番大気が汚染されている国となったとのこと。
 一週間いましたが青空は一度も見ませんでした。
 気管支の弱い私には、ちょっときついかなあ。
 
 孫たちは、日本人学校へ通い、同じマンションにもたくさん日本人がいるので、その仲間で遊んでいて、ベトナム人との接触はあまりなさそう。一週間に一度、ベトナム人のクッカーさんに来て料理を作ってもらっていました。
 簡単な英語なら使えるので、ベトナム語はできなくても大丈夫そう。ずっと住むなら必要でしょうが。

 今スマホのグーグル翻訳機があって、便利。借りていた部屋には洗濯機があり、毎日洗濯したのですが、最初、そのメモリの文字がなんて書いてあるのかわからず、翻訳機で写して、「洗濯」のところを見つけました。
 便利な時代です。これが一昔前だったら・・。それはそれは大変だっただろうなあとも思った次第です。
タクシーアプリをスマホに入れていて、何時にどこからどこへと送信し、マンション前で待っていると、ナンバーが送られてきて、ああ、あれだ、来たとわかります。支払いも引き落としなので、楽ちんです。
 
 日本に帰って、空港やバスの中などで、「危ないので動いている間は立たないでください」とか、行先の表示とかストレスフリーで見ていられる。これが外国人の目線になると、結局どんなに親切に書いていても、親切なアナウンスがあってもわからないんだなあとか思いました。英語で繰り返しのアナウンスがあるので、やっぱり英語習得が必要ですね(これからの人は)。
 長いハノイの記録にお付き合いいただき、ありがとうございました。
 やはり疲れてしまい、帰国後一週間後にあった(明日)同人誌の研究会はキャンセルしました。ほぼ回復してるけど、また出かけて疲れるのはいやだと思ったので。これからは、体と相談しながら、やっていきましょう。
 

ハノイ⑪ 食べたもの

2024年04月18日 | 日記
 ハノイネタ、続きます。いろいろおいしかったです。

       
 ミシュランの☆もあるレストランでした。美味しかった。

       
 ハスの実のジュース

  

   ベトナムといえば、フォー。これはデリバリーでいただきました。
    
ヨーグルトコーヒーとココナッツコーヒー。

    
   
   前菜。揚げ春巻きがおいしかった。細いのは、タケノコのようでした。たれがおいしいですね。魚醤ヌクマムの旨味。

        ブンボーナンボー。

       マンゴージュース。

 ベトナムコーヒー(底にコンデンスミルクが沈んでいる)、ハノイビールもいただきました。

ハノイ⑩ タンロン遺跡

2024年04月17日 | 日記
     

     

 世界遺産で、行ったのが土曜日だったこともあり、大型バスでたくさんの観光客がいました。

       

    

     いろいろな歴史がつまっています。
 地下の軍事施設も、観てきました。

       衣装を着て撮影している方もいました。もちろん「フォト、おーけー?」と尋ねて、嬉しそうにオーケーしてくださいました。もう一人、白いアオザイを着た方も撮影したんですが、保存されてなくて、残念。町中にはほとんどアオザイの方は見かけませんでした。

ハノイ⑨ バッチャン村

2024年04月16日 | 日記
 帰国しました。
 が、記録は続きます。

       

 ハノイの南東10キロくらいのところにあるバッチャン村は、一つの村がほぼ陶器のお店や窯場があるところです。

     

      

       大きな登り窯

     大きな壺  もちろん、小さな器もたくさん売られていました。

        
 陶芸体験もしてきました。ろくろ、難しいです。ある程度でやめておけばよかったのに、欲を出して、もう一度つぶしてやり直そうとしたら、粘土に固いところと柔いところができてしまい、うまくできなくなり、結局そこのお店の方にやってもらってしまいました。
 孫にはいい体験でした。
 その場で絵付けもして(日本だと、いったん乾燥させて素焼きするんですが)、焼いたら送ってくれます。もちろん日本へではなく、娘の家へ。お店のお兄さんは、日本で働いていたことがあるそうで、日本語ができて、助かりました。石川県だったそうです。

追記:帰国してから調べたら、このバッチャン村の陶器、バッチャン焼きは、江戸時代「安南焼き」として日本に渡り、人気だったとのこと。安南という地名はもうなくて、当時は中国の支配下だったゆえの地名でした。
 帰ってきてから気づくこともあります。
 
 暑かったです。30度くらいあったかも。湿気がすごい。
 でもベトナムでは序の口。これからどんどん暑くなるのでしょう。