おととい15日、終戦の日のNHKで放送していた、当時の残っているフィルムをカラー化した番組は、目をそらすことができませんでした。今の自分があの時代にいたら、たくましく生きることができただろうか。
戦後の焼け野原の様子は、津波跡のようでした。〈津波跡を見たときは、戦後の焼け野原のようだと思ったのですが)
終戦の日の天皇陛下の放送、玉音放送、「ぎょくいん」と思っていたのですが、アナウンサーは「ぎょくおん」と読んでいました。以前は「ぎょくいん」と読んでいたと思うのですが、変わったのでしょうか。
さて、靖国には戦犯が合祀されているので、参拝イコール戦争肯定となる。それが、靖国参拝を否定する方たちの意見。で、いいのでしょうか。
私はあの神社に祀られている御霊に対して礼をつくしたいという意見です。
遊就館は靖国神社の奥にある、いわば戦争博物館です。太平洋戦争だけではなく、日進日露戦争からの資料が展示されています。ゼロ戦もあれば、人間魚雷もあります。
日本人なら一度は訪れていい。
ディズニーランドに行くより、遠足や修学旅行はあそこへ行ったらどうかと思う。
と、以前は思っていました。
以前はというのは、何年前でしょうか。遊就館が建て直されるまで。以前の遊就館は、見ると、日本はこんなに戦争をしてきたんだな。多くの犠牲があったんだな。とストレートに戦争の悲惨さが伝わってくるものでした。建物はどこかの市の公民館のようなもの。展示は素朴にガラスケースに並んでいるという形でした。
それが建て直され、それはそれは立派になっているのです。展示も視覚的に効果的に美しくなっています。
一度この新しい建物を訪れた後は、足が向かなくなりました。
戦争を賛美しているわけではないと思いたいのですが。
あの建物、そして展示は失敗だと思います。コーディネーターのような方が入ったのでしょうが。
今年は、近いうちに、明治大学構内にある登戸研究所に行こうと思っています。
岩手の散歩道・鎮守の森の入り口