fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

平成から令和元年、そして令和二年へ お世話になりました。

2019年12月30日 | あいさつ
 今年は正月そうそう、実は家族のことで、心を痛めることがありました。超心配なことっていうかね。
 それも、なんとかクリアでき。今年を振り返ると、一番がそれですね。よかったと。(具体的に書けず、すみません)

 4月には、「こどものとも」5月号「くもにアイロン」が発売されました。 
 
 夏には、『どこどこ山はどこにある?』(フレーベル館)が、岩手県、宮崎県、そしてSAPIXの夏休み課題図書に選定され、たくさんの小学生が読んでくれました。 

 そして、12月。
 
 『木があつまれば、なんになる?』(あかね書房)と、『ぼくたちのだんご山会議』(汐文社)が発売。
 
 

  

 よい締めくくりでした!! 

 来年は、年明け(2月かな?)に、アンソロジーが2冊、それぞれ別の出版社さんから出ます。
 単行本は、5月に1冊予定。他、できるだけ2020年に出したいと言っていただいているのが1冊。時期は未定ですが、もしかしたらもう1冊。まあ、予定は未定なので、なにがあるかわかりませんが。
 引き続き、地道に書き続けていきたいと思っております。

健康第一。年をとって無理がきかなくなってもいますので、不義理もあるかと思います。
 でも私達は人とのつながりの中で生きている。子どもの未来のため、未来が明るいものであるように、そこにつながるためと考え、やっていきたいという思いも強くなっています。ダウンしない程度に。

 皆様、一年間本当にお世話になりました。
 どうぞよいお年をお迎えください。
 

『みちのく妖怪ツアー 古民家ステイ編』佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫(新日本出版社)

2019年12月28日 | 本の紹介
           

 『みちのく妖怪ツアー』第二弾が発売になりました。
 作者の3人は、いずれも宮城県在住児童文学作家。日頃大変お世話になっている皆さんで、私は心の中で「みちのく妖怪チーム」と呼ばせていただいております。
 
 「古民家ステイinみちのくパーク」というイベントに子どもたちが集まった。広大な敷地に移築された東北六県の古民家。そこに宿泊し昔の暮らしを体験するのだ。二日目に開かれる盆フェスでは、ライブにパフォーマンス、無料の屋台も出るらしい。ところが、一日目から思いがけない怪異に遭遇することに――。  (新日本出版社HPより)

 このイベントの設定に「なるほど~」とうなりました。(前回は、バスツアーで東北6県を回る)
 実際にあってもおかしくない設定です。
 
 わくわくして読み始めました。何しろ前作の怖さが予想を上回っていましたから、期待せずにはいられません。
 みちのくに伝わる妖怪達との出会いも(こわいけど)、楽しみでした。

 なるほど~。今回知っていた妖怪は、岩手のあれだけ(あれが何かは、どうぞ読んでください)。
 私は秋田出身なので、秋田の妖怪は何かな? とすぐ確かめます。へえ~、こんなのがいるんだ(どうぞ、読んで確かめてください)。ついついネットで調べると、またまたへえ~。三吉(みよし)神社と関係があるんだ~。三吉神社は、子どものころから初詣に行っているところです。今も母がいる施設のすぐそばなので、ちょくちょく寄って手を合わせているのです。
 
 今回も、予想を上回る怖さでした。ほんと、怖いよ~。子どもはこういう怖い話が好きですからね。
 みちのくだけではなく、日本中にこのような妖怪がいるんだろうな。

 そして、妖怪って、怖いだけじゃなく、土地の神と密接なつながりがあるんだな。怖さと畏怖との境界ははっきりしていなくて、妖怪はそこを行き来できる存在なのではないかな。妖怪のこと、もっともっと知りたいな。という気持ちになりました。

新刊『ぼくたちのだんご山会議』について②

2019年12月27日 | 自作紹介
          

 この本を出していただくことになったとき、私はもしかしたら、猫の避妊手術のくだりはカットを求められるかなと思っていました。避妊を考えるとかなりセンシティブなことまで広がってしまうので。
 でも、汐文社さんは「おそらく、おおぎやなぎさんは、ここは書きたい部分なのだろうなと思いました」とおっしゃってくださいました。ありがたいです。

 今は家から出さずに、つまり他の犬猫と接することなく飼われている場合が多いのですね。そういう場合、避妊の必要がないかというと、そうではなく、うっかり逃がしてしまい、妊娠する場合もあり、また家猫(犬)の避妊手術は、子どもが生まれないようにするというだけではなく、それに伴う疾患予防にもなるということです。発情期がなくなるので、すごい声で泣いたり、ということもなくなります。

 というようなことは、あえて書きませんでした。物語の中では必要のないことなので。

 子どもの頃から、常に猫が数匹いる家で育ちました。小さいころはまだ避妊手術をせず、しかも自由に外に行ける状態で飼っていたので、お腹が大きくなる、そしてうちで子どもが生まれる。さあ、この子達をどうする? ということが何度もありました。小学生くらいのときは、手書きで「ねこ、あげます」というポスターを作り、あちこちに貼ったこともあります。
 中学か高校くらいのころ、初めて猫の避妊手術をしました。そのとき、うちに遊びにきた兄の友人がそれを聞き、「人間って勝手だな」と言ったのです。私はそれを聞いて、「はあ? こっちの気も知らないで、何いってんだよ! やりたくてやってんじゃないよ!」と思いました。言いませんでしたがね(笑)。
 そして、そもそも人間がペットを飼うということは、勝手なこと。自分たちが癒やされるためなのか、動物にとってはどうなのか? と考えるようになっていました。自然開発と同様、答えはありませんでしたが。

 なので、メインではないけれど、この猫のことを入れることができて、よかったです。

 私のツイッターのアイコンは、猫。これは兄の家の猫です(今はもっと大きい)。今私は、秋田や岩手と行き来する生活なので、動物を飼うことはできません。たぶん、もうずっとないだろうと思います。
 でも、猫は大好き。犬もまあまあ好き(笑)。

子どもの頃、うちで猫のお腹がどんどん大きくなる。そして5匹、6匹と生まれる瞬間も見たことがあります。あのころの猫に感謝。ここには、書けない辛いこともありました。そのことも含めて。

(長い、新刊裏話、読んでくださってありがとうございました)

 出版社さんの多くは、今年が仕事納めのようです。
 一年間大変お世話になりました!!
 
 ブログはもう一回くらいは書けるかな? 
 

新刊『ぼくたちのだんご山会議』について①

2019年12月23日 | 自作紹介
        

 自然に生きるとか、自然に帰るとか、自然派とか、自然を守るとか、自然を大切にするとか、いろいろな言葉があります。
 でも、私達は、全くの自然のままに生きるなんてことは、実はできない。
 文化的な生活をする権利があるわけです。

 私自身、田舎は好きだけど、ずっと住んではいられない。都会の便利さも、好き。人は矛盾した生き物です。

 今住んでいる町には、12年前に引っ越してきました。
 当時、田んぼもたくさんあり、夏にはカエルの大合唱が響いていました。でも、バイパスができ、田んぼは住宅地になっていき、今ほとんど残っていません。カエルの声も聞こえません。それが寂しくもあり、でも、町が発展するってことなのかとも思ったり。

 そんな中で、できた物語です。

 だんご山が町はずれにある。そんな町のイメージは、かなり前から私の中にありました。

 「ヒゲせんせいとタヌキのゴロー」という短編を「母の友」(福音館書店)に載せていただいたことがあるのですが、ここに出てくるヒゲせんせいは、「ぼくたちのだんご山会議」のカンジン先生の若いときです。つまり、タヌキのゴローは、だんご山から来たのです。けやき動物病院としていますが、これをけやきペットクリニックにして。

 その後、雑誌「児童文芸」に「にげだしただんご山」という民話を発表もしています。これも、今回中に取り入れています。

 一度ファンタジーで、別の物語を書いたこともありました。(これは、お蔵入り)そこに、この物語の小学生達が出ています。一のだんご山が開発された年に生まれた子達、そして十年後、二のだんご山も開発されることになった。すると、その子達が、次々と原因不明の病気になる、というファンタジーです。ファンタジーは難しい。そして時を経て、リアリズムとして書き直したのが、今回の作品なのでした。

   

 これは、私が住んでいる町の南側の丘陵。こんなふうに山に家が建っています。

  

 これは、私が描いた10年前の町。一のだんご山がまだあります。
 この10年前の町と今の町の下絵を編集者さんにお渡しし、佐藤真紀子さんが、現在の「だんご山とぼくの町」(見返し地図)を描いてくださったのです。
 この地図、たくさんの方が、「いい!」「何度も見てる」と言ってくださっています。

 

 これが私が描いた現在の「だんご山とぼくの町」。お恥ずかしい(笑)。真ん中が切れたようになっているのは、一枚に山から駅までを入れることができなかったから。佐藤さんは、そこを自然につないでくださいました。画家さんって、すごいです。
 こんなに長いのに②があります(笑)。次は猫のことについてです。
 

『ぶぶるん ふるふる』まつもとさとみ文・あずみ虫絵(ほるぷ出版)

2019年12月21日 | 本の紹介



ぶぶるん ふるふる そらを とぶのは ヘリコプター  ぶるぶる ぶぶぶぶ とんでる とんでる へり こぶたー!? …つぎつぎに連なっていく言葉と、思いもよらない展開をお楽しみください。幼い子どもが大喜びする、言葉遊びが楽しいナンセンス絵本。幼児から。

ビブリオバトル・ストーリーでご一緒している松本聡美さん(聡の文字は、正確には、夕というのが入るものです)の新刊ナンセンス絵本です。
 
 だじゃれは、子どもだけではなく大人も楽しませてくれます。それが視覚的にもインパクトたっぷりに登場するのですから、楽しい。
 あずみ虫さんの絵はアクリル板に描いて貼ったものとのこと。 

 ナンセンス絵本を読むと、描きたくなります。でも、難しいんだなあ。

信頼関係

2019年12月19日 | 日記
 母は施設に入っています。
 もう10年くらいになり、食事に不満があったり人手不足だったり、あるけれど、よくみてくださっていると感謝しています。
 
 入所当初一人で映画を観にいくくらいだったのも、今はほとんど外出しません。95歳ですしね。ずっとスリッパ(施設のではなく、自分の足にあった小さめのもの)ですごしていたのですが、先日夜中に転んだこともあり、いろいろ見直しをし、ルームシューズにしたほうがいいとご提案をいただき、私は賛同しました。
 私が帰ってから、母の足をはかり、シューズが届きました。
 でも、母にとって、重い、足先が少しきゅうくつ、これまでと歩くときの重心がかわり、腰が痛くなりそう。と納得できないようでした。私はでもスリッパでは危ないというのは本当だし、慣れるのでは? と電話で話していたのですが。

 先日行ったとき、私がはいてみたら、やはり窮屈(母は同じくらいのサイズプラスむくみがある)。これでは嫌だろうと、もう1サイズ上のものと交換できないか? ときいてみました。
 あるいは返品できないか? 値札などはとっているけれど、一度食堂まで往復したくらいだから。
 「ちょっと確かめてきますね」とその場を退室し、1分くらいでもどってきて、「やはり、無理だそうです」と言われました。
 仕方がないので部屋の隅に放置。
 
 先日兄嫁が来て、その話を聞き、もう一度別の施設の方が来たときに返品を願いでました。すると「メーカーにきいてみます」とそのシューズを持っていきました。兄嫁はケアマネをしていた経験があり、返品できるケースだと思ったようです。

 最初対応した方、次に対応した方、それぞれただの職員ではなく、ある役名を持っている方です。
 そして、数日後、最初に対応した方から、「メーカーへの返品になりました」とメールがきました。
 
 長々と書きましたが、実は最初に対応してくださったかたへは、どうも今までも小さな不信感があったのです。でも、今回最初の返品、交換を願い出たときの返事に対する疑念がわきました。
 いったん引っ込んだとき、最初から自分で「返品、交換には応じない」と決めていて、ちょっと確かめたふりをしただけだろうなーと。
 他にも、大きなことはないけれど、小さなことで、??ということがあります。

 面と向かっての対応はとてもいいのです。丁寧なのです。
 でも、それは表だけなんだろうな。
 人間って、小さなことでも誠実にしないと、ちゃんとそこが伝わってしまうものだな(もっとはっきり言えば、ばれる)と、私も心しようと思うのでした。

  秋田市の太平山

飯塚萬里句集『会津』文學の森

2019年12月18日 | 本の紹介
         

 カバーの写真は、雪の中を歩く萬里さん! 

 萬里さんは都会の生まれ育ちですが、ご主人が会津のご出身。現在は、行ったり来たりの生活をされているとのこと。
 その会津は、

 玄関に山楝蛇ゐて出てゆかず
 玄関を開けるや首にどさと蛇
   

 という自然豊かな地。

 一本をおおひつくして葛咲けり
 つくつくし牛の骨盤ごつごつと

 晴れたればなにはさておき大豆打つ(ぶつ)
 雪降るやむしやうに豆を煮たくなり

 わかるなあ。
 福島県南会津郡只見町。行ったことはないけれど、この一冊が教えててくれます。

国分寺並木公民館ビブリオバトル 終了しました。

2019年12月16日 | 活動
 12月14日に行われたビブリオバトルが終了しました。
 私にとっても、久しぶりのビブリオバトルでした。楽しかった!!

  
『100年俳句計画―五七五だからおもしろい!』夏井いつき【著】そうえん社

『モノ・ジョーンズとからくり本屋』シルヴィア・ビショップ【作】フレーベル館

★『湖の国』柏葉幸子【作】講談社

『水木しげるのラバウル戦記』水木しげる【著】筑摩書房

 これは、『なみきビブリオバトル・ストーリー』(さ・え・ら書房)の作者私達4人が発表した本。私は、『100年俳句計画』夏井いつき(そうえん社)を発表しました。今ブレイクの俳人夏井いつきさんの原点とも言える取り組みが書かれた本です。
 チャンプ本になったのは、『湖の国』。赤羽じゅんこさんの発表、上手だったなあ。なかなかあのようにはできません。まだまだです。

私は羽織を着て、テレビに出てらっしゃる夏井いつきさんっぽいコスプレのつもり(笑)。
 
 今回思ったのは、進行の粕谷亮美さんの力です。ビブリオバトル普及委員としてずっと活動されていらっしゃるので、よどみなく、でもしっかりと準備がなされ、だからこそ、出場した私達、参加した皆さんが力みなく楽しめたと感じました。こういう方がいるのが、東京なんだなあとも・・・。(本日の写真も、すべて粕谷さんが送ってくださったものです)

  ワークショップの様子。5つのテーブルに別れてビブリオバトルを行いました。私達も、投票という形で参加。みなさん、とても上手でした。今回、小学生、中学生も大人と混じって対等にやった! というのも、よかったです。

 以下、ワークショップ   ★がチャンプ本(ビブリオバトルでは、発表者がチャンプというのではなく、あくまでも、本が、なのです)

Aグループ

『基本19話の英語術』竹村健一【著】光文社

『もうひとつのワンダー』R.J.パラシオ【作】ほるぷ出版

『花祭りのむら』須藤 【文・写真】福音館書店

★『「のび太」という生きかた 』横山泰行【著】アスコム

 私は、『花祭りのむら』に、入れました。これ、読みます! 普段結構狭い範囲でしか本を選んでいないので、他の本も読みたいなと思いました。



Bグループ

『中二階』ニコルソン・ベイカー【著】白水社

★『暮しの手帖のクイックレシピ』暮しの手帖編集部【編】暮しの手帖社

ぼくたちのだんご山会議』おおぎやなぎちか【作】汐文社

『銀の匙』荒川弘【作】少年サンデーコミックス

  実は、『ぼくたちのだんご山会議』その日が発売日だったこともあり、汐文社の担当編集社さんが、来てくださったんです!! ありがとうございました

Cグループ

★『おばけにょうぼう』内田麟太郎【文】町田尚子【絵】イースト・プレス

『誇り高き王妃 ジョコンダ夫人の肖像』E.L.カニグズバーグ【著】岩波書店

『世界から戦争がなくならない本当の理由』池上彰【著】祥伝社

『知っていますか?SDGs』日本ユニセフ協会【制作協力】さ・え・ら書房



Dグループ

『つきほし』長崎訓子/福田里香【著】アスコム

『GIVE&TAKE―「与える人」こそ成功する時代』アダム・グラント【著】三笠書房

★『見えない音、聴こえない絵』大竹伸朗【著】新潮社

『「社会調査」のウソ』谷岡一郎【著】文藝春秋


Eグループ

★『スパイ学』アンディ・ブリッグス【著】今人舎

『説明がつかない現象と私が生徒会に入った説明』葵日向子/木爾チレン/狐塚冬里【著】西東社

『雨ふる本屋とうずまき天気』日向理恵子【作】童心社

『それってパクリじゃないですか?』奥乃桜子【著】集英社

   私達の本を展示してくださっていました。
 さ・え・ら書房の編集者さん営業のYさんもいらしてくださって、書籍の販売、サイン会も。

 皆様、大変お世話になりました。
 

『ぼくたちのだんご山会議』おおぎやなぎちか作・佐藤真紀子絵(汐文社)

2019年12月14日 | 自作紹介
        中学年向け

 本日(14日)発売です。
 
 自分たちの町はずれにある「だんご山」と親しまれている山にテーマパークができるというニュースが飛び込み、子ども達は大喜びしますが、主人公の祖父は大反対。自然を残して欲しいと運動を始めます。山の木の実などでパンを作っている祖母を持つ友人、建設会社社長の息子、猫の避妊手術をし、自然のままにするってどういうことか考える子など、様々な立場で、この問題を考える子ども達を描きました。
 私達は、便利な暮らしを求めて自然を開発しているけれど、自然を残そうという運動もまたあります。自分達がどんなところに住んでいるのか、自然から何をもらっているのか、自然と共存するとはどういうことか、読んだ子達がいろいろと自分の身の回りに置き換えて考えてもらえたらと願っております。
 
 もし書店で見かけられましたら、手にとっていただけたらと思います。
 書店さんでご注文もできます。
 よろしくお願いいたします。

ビブリオバトルをやります! 国分寺市並木公民館

2019年12月13日 | 活動
 先月お知らせしたビブリオバトルが、明日になりました。
 駅から距離があり、ちょっと不便なのですが、もしビブリオバトルやってみたい、観てみたいと思っていらっしゃる方がいらしたら、ぜひおいでください。まだ申し込み可能です(たぶん、当日飛び入りも可。ただし、ご確認ください



         
 
 ひさびさのビブリオバトルです。どきどき。
 
 ビブリオバトルの本を書いてらっしゃる粕谷亮美さんが、企画して、お誘いくださいました。粕谷さんには、『なみきビブリオバトル・ストーリー』を書くときも、いろいろと教えてくださって、本当にお世話になっています。

 学校や図書館関係の方、ぜひ体験して、ビブリオバトルを広げていただきたいです。
 ただ、ふうん、ビブリオバトルってこういうものかと本を読むよりも、一度体験することをお勧めします。いや、俳句と同じだな(すぐ、そこに結びつける人)。

 

岩手から秋田

2019年12月10日 | 日記
 大人休日倶楽部切符で、岩手から秋田へ行っていました。
 盛岡では、童話塾in東北の打ち合わせ。その後行った岩手県立図書館では、岩手の不思議というコーナーに、『しゅるしゅるぱん』がっ! 嬉しいなあ。

 

   
 秋田市の小児科医であり児童文学作家仲間の敦子先生のお宅で、PCのことを教えていただき、そのままきりたんぽ女子会へ突入。おいしかったなあ。

 他にも連句の会にお邪魔したり、来年やる予定の秋田での合評会のめどをつけたりと、充実でした。

  

 久しぶりに乗ったこまち。田沢湖のあたりの川の色が、素晴らしい。大曲まで後ろ向きに走るとか、ゆっくりだとか、まあ、この川の景色で許せるかあとなります。

 またおいおい、写真をアップします。

『ぼくたちのだんご山会議』汐文社、見本ができました!

2019年12月06日 | 自作紹介

見本ができたとのことで、汐文社さんから、写真を送っていただきました。

  佐藤真紀子さんの絵がたっぷり入っています。

  中に民話が挿入されています。
 これは、数年前、雑誌「児童文芸」に書き下ろしたものです。舞台となるだんご山にまつわる昔話という設定です。

 このだんご山がある町のイメージは、ずいぶん前から私の中にありました。それが、こうして形になって、感無量です。
 
 実は、この町を舞台に書いた作品、別にもあるんですよ。それについては、また後日語ります。

 私は、こうして舞台となる町があって、そこから作品が生まれるというのが、案外あります。他にも、まだ形になっていないあの町・・・。なんとかしたいなあ。(←しろよ!)

 ともあれ、『ぼくたちのだんご山会議』、作者が言うのもなんですが、すごくいい作品だと思います。発売は14日とのことです。どうぞよろしくお願いいたします。