fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

おはよう岩手のアナウンサー上原康樹さん

2016年05月31日 | 日記
 いきなりですが、岩手在住時の楽しみの一つが、朝八時前の数分。(今東京ですが)
「NHKおはよう岩手」から朝ドラに入る前、上原康樹さんという名物アナウンサーの語りを楽しんでいます。
 普通にきょうのお天気を告げる数分なのですが、これが詩的なんです。ちょっと検索したら、やはりファンが大勢いるようで、「魔法の語りのアナウンサー」という表現も発見。「魂の30秒」とか。いや、ちゃんと伝えるべき情報は入っている。そこが大事。大ベテランなので、数秒をちゃんと調節しているのだということも、わかります。
  
 沿岸部、内陸部、盛岡、など各地の天気を告げるだけでも、ちょっとずつ表現が違い、心暖かくなります。
 声がまた、すばらしい。
 失礼ながら、お顔とのギャップもまたいい。福笑いのような……(ホント失礼)でも、あのお顔のファンでもあります。
 動画で、その一端を。


 岩手へおいでの際は、ぜひお楽しみください。

「おはよう、岩手でした」という最後のワンフレーズも、独特です。

  

 きょうは、秋田魁新報社の記者さんとお会いします。

熱気の二日間

2016年05月30日 | 日記
       

 児童文芸家協会と児童文学者協会の年に一度の贈呈式、懇親会が先週ありました。
 この数年は、田植え時期ということもあり、欠席続きでしたが、今年はどちらにも出席。

 児童文芸家協会では、『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)で児童文芸新人賞を贈呈していただき、
 児童文学者協会では、『一週間後にオレをふってください』(偕成社)をふくむタイムストーリーの公募入選者として、紹介をいただきました。

 「季節風」や出版社さん達からたくさんのお花もいただきました。あまり大きな花瓶がないので、小分けにして飾っております。写真はその10分の1くらい。

 懇親会では、ずっとご挨拶をしたいと願っていた方とついに言葉をかわすこともでき、でも会場にいらっしゃるはずなのに見つけることができず、ご挨拶できなかった方もあり。またご縁があれば、いつかは、と思います。
 大勢のみなさんに「おめでとう」と声をかけていただきました。ありがとうございます!!!

 編集者さん、画家さん、デザイナーさん、『しゅるしゅるぱん』関係者との改めてのお祝い会もやっていただき、私の親族も参加して、楽しいひとときでした。画家の古山さんがブログで書いてくださっています。こんな風に思っていただいて、光栄です。
 古山さんがアップしてくださった写真の賞状は、福音館書店さんへ送られたもの。協会がこうして、本を出した出版社さんにも賞状を贈呈してくださったことも、感激でした。どんなにいい作品を書いても、出版社さんが「出そう」と思わなくては本にはならないのですから。
 先日は、あこがれの方から「おめでとう」の葉書も! 永久保存だ。

 一冊の本の重さや聖五月  あぶみ

 さて、宴は終わった。
 

タニウツギ&こっちは? 柳絮?

2016年05月29日 | 日記
        タニウツギ
 今の時期山間に行くと、このピンクの花がきれい。

 でも、こっちは何だろう? 初めて見ました。

  綿毛になっていました。木です。

 綿毛 木 で検索したら、「柳絮」(りゅうじょ)やポプラの綿毛が出てきてきますが、葉っぱが違いますよね。ポプラのように背の高い木ではなく低木でしたし。

 「柳絮」は、中国では、すごいというのは聞いていますが、日本の柳とは違うのでしょうか? 画像検索すると、本当に雪のように積もったりしているのですね。
 「柳絮飛ぶ」っていう季語、けっこうあこがれなんです。


  でも、ワタって入力しても、絮 が出ない。綿(めん)以外は、こっちの文字を使いたいというのも、また俳人のこだわりでした。

藩境

2016年05月28日 | 日記
       

 南部藩と伊達藩(仙台藩)の藩境は、北上市(岩手)を通っています。
 ここ、民族村にも、あった。沢です。
 久しぶりに民族村をひとまわりしました。以前は入場料をとったのに、今は無料でした。
 マンツーマンで、解説も。

 

 この写真は、先日行った米里町(旧人首町)の役場です。役場だった建物といったほうがいいか。そそられる。

ささやかな畑、そして田植え

2016年05月26日 | 日記
       

 ささやかに、ジャガイモ、ミニトマト、ミニカボチャ、オクラ、ズッキーニ、ネギを植えて、帰ってきました。肥料、気持ち程度しかあげてこなかったから、実はどうかな? 成るかな?

 しかし余所のうちの畑は、どこもかしこも、草がなくきれいです。あんなにすぱっときれいに草のない畑にはできませんでした。この写真ではよくわからないけど、畦と畦の間には、けっこう小さな草が生えています。余所の畑は、それすらない。畑にいる時間が違うんだな。

 

24日の田植え風景

 この日は、暑くて大変でした。

 Sさんに委託したいという農家が増えて、受けきれずにお断りもしているとのことです。うちの周辺は田んぼが宅地になっているところが増えているけれど……。

 さて、きょうは夕方から、贈呈式です。
 お会いする皆様、お世話になります。
 日焼けしないよう必死に日焼け止め塗って、農家のおばさん帽かぶっていたけど、中途半端に焼けしてます。田植え焼け。
  

きりせんしょとミズ

2016年05月25日 | 日記
      

 岩手のお菓子です。
 日持ちがしないからか、スーパーにもおみやげやさんにもなく、直売所のようなところで見かける程度。餅粉とうるち粉と胡麻と胡桃。餅なんだけど、ふわふわじゃなくねっとりしているかな? すごーくおいしい。

  

 これは、ミズという山菜。なつかしくって、買ってしまいました。(直売所の山菜について、割と最近書いたことがありましたが、自分で忘れていた。食べるの私一人なので、いいか)蕗のように皮をむいて、茹でます。粘りけがあって、でもシャキシャキしている。
 ミにアクセントがつきます。

 ウワバミ草というのが、正式名?
 ミズって、漢字でどうだったか? 


原体剣舞(はらたいけんばい)

2016年05月24日 | 日記
 賢治が残した詩に、「原体剣舞連」というのがあります。
 私は、これをずっと北上の鬼剣舞のことだと思っていました。
 でも、違った。「原体剣舞」は、先日訪れた人首村に伝わっている舞いなのでした。
 やはり、地元の人にちゃんと話を聞くことが大事。
 見たい!
 でも、これは、子ども達が踊るもので、今は踊る子がおらず、芸能祭り的なところで時々披露されるだけとのこと。残念です。昔はお盆のときに、各家々を回ったのだそうですが。

  人首川(ひとかべがわ)

  町並み(旧人首村。現在は米里町)
 人首文庫である佐伯さんのお宅の周辺、いいところでした。

  協会跡

  宿り木

 「人首町」 宮澤賢治

 雪や雑木にあさひがふり
 丘のはざまのいっぽん町は
 あさましいまで光ってゐる
 そのうしろにはのっそり白い
 五輪峠のいただきで
 鉛の雲が湧きまた翔け 
 南につづく種山ヶ原のなだらは
 渦巻くひかりの霧でいっぱい
 つめたい風の合間から
 ひばりの声も聞こえてくるし
 やどり木のまりには艸色のもあって
 その梢から落ちるやうに飛ぶ鳥もある
 
   * いただき つづく は、くり返し記号の表記

 賢治は、2度ここを訪れているとのことです。

 朝の新幹線で東京へ。蛙の鳴き声ともお別れです。
 本当は田植えを見とどけ、帰りたかったのですが、きのう半分終わり、残りはおじさんにお願いをして、朝の新幹線に乗ります。(4枚分のすまっこ植えはしてきました)
 幹事をしている句会へ直行。

 

人首文庫(ひとかべぶんこ)

2016年05月23日 | 日記
 奥州市米里町は、かつて人首村(ひとかべむら)という名称でした。現在でも、人首川が流れています。
 山間の静かなこの町に、築105、6年というお宅と蔵を開放している佐伯さんをお訪ねしました。蔵を「人首文庫」と名づけて、著名な文学者達の色紙や手紙を公開してらっしゃいます。

 もともとは武家で、藩校のような地位にあったということで、そのお宅のすばらしいこと。

 どうぞ、好きなようにご覧くださいとおっしゃっていただいて、遠慮がちに上がらせていただきました。
 入り口

 囲炉裏が。

 ひとまわりした後には、ご主人からいろいろ興味深いお話も伺うことができ、コーヒーまでいただいてしまい、蔵のほうへ。

 

 
  二階

 蔵フェチには、たまりません。
 文人の色紙や手紙が展示されています。読めないのが残念ですが、貴重なものばかり。 
 白秋の書いた萩原朔太郎の似顔絵とか。小川未明、川端康成、西条八十、etc
 主の大おじさまが、佐伯郁郎さんという詩人で、こういった文学者との交流があったとのこと。貴重な資料です。
 
 

 敷地には、他にも蔵があり、茶室風居酒屋的に改装されていました。

 観光案内などには、まったく載っておらず、私はたまたま手にした本で知り、(これは行ってみなくては!)と思い、出かけたのです。入場料などとらず、手ぶらで行ってしまったので、後日、自作などお送りすることに。
 佐伯さん、本当にありがとうございました。 
 お言葉に甘えて、きっとまたお邪魔いたします。

 句会をするのに、最適なところ。(とつい、考えてしまいました)
 維持されるのは、大変なことと思います。

 ここまでの行き来の道がまたすばらしくて! 山々には山藤が咲き乱れ、いにしえに思いを馳せることができました。

子どもの声

2016年05月22日 | 自作紹介
 『しゅるしゅるぱん』の感想は、これまでたくさんいただいていたのですが、子どもの声というのは、なかなか聞こえてきませんでした。
 でも、「うつのみやこども賞だより」というので発見! 毎月子どもが4冊の本を選んでいるということですが、今年の3月に『しゅるしゅるぱん』も選ばれていたのでした。ありがとー。

昔のことと現在の事が同時に起こっているみたいでわくわくした。
しゅるしゅるぱんを中心に時や出来事が進んでいくのがよく伝わっ
た。
●「かいと」と「そうたろう」が、一じょう岩に行ったとき、いっ
しゅんで、風景が変わるのがおもしろかった。
●読み進めていくと家けい図や本当の話などが分かってなぞときみ
たいでおもしろかったです。
●方言があって読みにくかったけど、その分岩手県室瑠町のくらし
が分かるような気がしました。
●しゅるしゅるぱんに会ってみたいです。
●時代がかわっても、つながっているとかんじました


 とてもとても子どもらしい感想なのが、嬉しい。名前が平仮名だったり、文字を間違えているのも、微笑ましく。
 もしかしたら子どもには少し難しいか? という思いがどこかにあったので、この声、すっごく、嬉しい。
 うつのみや童話賞というのは、こうして子ども達が選んだ本を最終的に発表しているというめずらしい取り組みです。受賞されたのは、他の作品ですが、(読んでみよう!)、こうして感想をいただけただけで、感謝です。
 子どもは、読む力があるんだよ!

   七竈(ナナカマド)の花

*先日のアスパラの件に対して、カラスなど動物が食べたのでは? というメールもいただきました。でも、「盗まないで」という立て札をたててからが、なくならないので、やっぱり、人間だと思うのです。
 今週、東京へもどるときには、立て札は撤去の予定。歩いていて、そういう立て札があるのって、気分のいいものではないですからね。(アスパラ盗っていった人以外にとっては)

 それから、昨夜やっていた海街ダイアリーに出てきた旅館、あれは花巻の藤三旅館だ! と思って調べたら、やっぱり~でした。(立って入るお風呂のあるとこね)
 

殿、利息でござる!

2016年05月21日 | 日記
 観てきました。
 よき映画でござった。

 実話というのが、いい。そうじゃなかったら、(こんなにうまくいくかい)と思ってしまうかも。
 日野市の古文書の会の例会に一年間通って、伝わっている文書を読んだことがあるのですが、史実はホントにおもしろいのですよ。日野の渡し場のことも、映画にしてほしい。

 もっと言葉はなまっててもいいのでは? と思いましたが。
 羽生くんの殿の演技は見事なものでした。
 妻夫木くんも。松田龍平も。(松田くんとは言えない)
 ほめられるためじゃなく、名を残すためでもなく、町のためにあそこまでつくした人たちが実際にいたのですね。

 ところで、北上の映画館は、ポップコーン率が高かったー。しかも大きなカップで皆さん買っていて。
 また切符を買うために並んでいたら、「クレヨンしんちゃん、もう始まってるので、すみません。先に買わせてください」と孫を連れたおばあさんが、ひとりひとりに言いながら、前へと行く姿、他では見られないなあと思ったり。


 
 映画に出てきそうな風景。北上市郊外、立花という北上川を越えたところにある集落。

 でも、映画を観ていたとき、地震があったのですよ。あの暗がりでの地震は、怖いですね。

 また、この映画を観て思い出していた仙台のHさん。先日は夢にも出てらっしゃいました。これは、行けということかなあと思っております。来週、お会いできるかな?

アスパラ再び

2016年05月20日 | 日記
 4,5本がそろそろ、明日あたりかなあと楽しみにしていたところ、翌日またなくなっていました。ひどい。

 小さな立て札と100均一で買った低い柵をつけました。
 これでダメなら、もっとしっかりとしたフェンスをつけなくちゃ。
 アスパラ、盗まないで!

 盗んだものを食べた人、そのときはおいしかったかもしれませんが、あとで苦い思いをするのでは?
 食べ物は、体を作る栄養だけど、心を作るものでもある。
 と、考えていて、思い至りました。

 文学の師匠である辻桃子さんは、「いい俳句を作って、ほめてもらうとか、有名になるとか、そんなことのために俳句をやるのではない。いい人になるために俳句をやるのだ」とおっしゃっています。
 それっ! 

 先日の日野での講演会のテーマを「心を育む本との出会い」としましたが、私の気持ちの中にも、本は心の栄養だという思いがあるのです。そこをもっと考えていけばいい。それが、この頃もやもやとしていたことの答えなのだと。(先日、新聞のインタビューにちゃんと受け答えができずにもやもやとしていたことの)

 アスパラを盗られて悔しいけれど、改めていろいろ考える機会になりました。
 この柵と立て札をたてて数日、今のところは大丈夫。

 また、「爽やか」について、ネット上で何か書かれていないか探してみたところ、
 こんな記事がありました。
 間違っている人をたしなめてはいけない程度の誤用。なるほど。ということです。あしからず。

講演会の感想(アンケート)

2016年05月19日 | 日記
 先日の日野市立図書館主催の講演会のアンケートを送っていただきました。
 正直言って読むのがドキドキでしたが、読み終わって、感激。
 私は何度も作家さんの講演会を聴きにいっているのですが、こんなに真摯なアンケートを書いてきたことがありません。(これからは、もっと書こう)

 本当にありがとうございました。
 アンケートからの抜粋です。

 ・お人柄の感じられる優しい講演で、聞いていてふんわりしてきました。「しゅるしゅるぱん」が大好きになって、どんな方が書かれたのがお会いできるお話が聞けるのを楽しみにして来ました。良い時間をすごすことが出来ました。これからの本も楽しみにしています。出版社の方のお話も良かったです。

・日野との関わりを最初に伝えてくださったこと。・作品づくりのエピソードが具体的で興味深かったこと(多摩動物公園へ行ってみたくなった。)・自作の読み聞かせが心地よく、耳からの読書を味わえた。・子育て中の母親への応援メッセージがあたたかかった。

・日野での散歩途中に蔵をこわすところに出会い、中に入れてもらい、写真を撮り、話を聞いたとの事、本作りの中で日常から沢山のベースで作り上げて来たことに感激しました。「自然から触発されて・・・」というお話が心に残りました。

・恥ずかしながら、講師のことを知らず、作品も読まず講演会に参加しました。日野市在住の方として、他の人には描くことのでない、土の香りや風の音が聞こえるような物語を今後もつむいでいただきたいと思います。とても楽しいひとときでした。

・「よあけ」の紹介良かったです。

・最近本を読めていなかったので、読みたくなりました。

・幼い頃に、本にのめりこむ経験が持てることは幸せなこととあらためて思いました。自然は大切ですね。

・おおぎやなぎさん作の童話のよみきかせが聞けてよかった。・子どもに本を読み聞かせている母親自身が救われていたという体験話が印象的だった。


・自然に話される様子とても聞きやすかったです。日野を愛していらっしゃることがお話から湧き出てくる様でした。どこも自然が段々無くなって行くのはさびしいことですね。

・子どもの頃一冊の本にのめり込んで想像の世界が広がった幸福感を思い出しました。一冊でもそういう本と出会ったことがあれば、その後大人になっても人生を豊かにしてくれて心を支えてくれると思います。「しゅるしゅるぱん」も久しぶりに夢中になって読みました。これからのおおぎやなぎさんのご活躍を応援しています。

・おおぎやなぎちかさんのやさしいまなざし(動物や人に対する)が感じられるお話でした。他の著作も読みたいと思います。日野に来て下さってありがとうございました。


・作家の方の講演会に初めて参加しました。子育てもしてきて、特別ではなく、普通にきちんと暮していた方だと感じました。「しゅるしゅるぱん」だけでなく、日野宿の絵本も、読んでみたいと思います。最後に一冊の本にたくさんの人が関わっているというお話に、はっとしました。物を持ちたくないので、本は図書館利用ばかりですが、気に入ったものは、手元におくのも良いなと思いました。

・子どもに読み聞かせする母の心情、共感しました。忙しくてゆっくりえらべる時間ないなと思っていたけど、子のためにも自分のためにも選び、よむ時間を作りたいと思いました。

・日野とのかかわりについてのお話がとても興味深かったです。今までのいろんな経験が基になって、作品が生まれたのだなと思います。大学時代に赤毛のアンをすすめた友人から、「子どものころに出会いたかった」という感想をもらったことなども思い出しました。私の一冊は「百まいのきもの」(今は百まいのドレス)です。


・正直本を読むことがあまりなかったのですが講演を聞いて、本を読むことに興味を持ちました。幼児教育にたずさわっているので、子どもたちに絵本を沢山よんでいきたいです。また、動物園に年に一度は行っていますが、お話を聞いて動物園の今までとはまた違った楽しみ方が出来そうです。

・本との出会いや本の世界にひたって楽しんでいたお話など、とても共感できました。またそのご経験が著作にも生かされているのだなと納得でした。他にも、ゲームをし続けることでドーパミンが出すぎて、日常の小さなことに喜びを感じられなくなるというお話は大変興味深く、勉強になりました。

・子ども時代に全身全霊で本にのめり込む価値、幼児への絵本の読み聞かせが母親自身を助けているということ、心に沁みました。


 * 正直言って、私なんかが講演会などやっていいのか? という思いもありました。でも、こういう感想をいただくと(よかった)と思えます。
「本を買ってください」というお願いもしたこと。今でも押し売りだったよなあと心が痛んでいるのですが、これは、あえて、これからも言っていこうと思っていることです。お買い上げくださった皆様、おいでくださった皆様、日野図書館の皆様、ありがとうございました。

爽やかじゃあないんです

2016年05月18日 | 俳句
 五月の今ごろ、あちこちで「さわやかなお天気」「爽やか」という言葉を目にします。
 「爽やか」は、秋の言葉だよ~~~~。そりゃあ、トマトが一年中食べられるように、言葉だって、絶対ではない。
 でもやっぱり、今の時期は、「爽やか」とは言わないようにしたいもの。間違いってわけではないです。(去年とか、一昨年とかも言っているかもですが)

 薫風。風薫る。会話に入れるのは、難しいですけどね。

 それから、「五月晴れ」も本来は、梅雨晴れのことです。五月(さつき)は、旧暦なので今の暦でいうと6月半ばくらい。梅雨の真っ最中なので。
 言葉の本来の使い方を知った上で、あえて5月に使うのならいいのですが。

 五月雨を集めて早し最上川  芭蕉
 の五月雨は、今の時期ではなく、梅雨のざんざん振り。というわけ。

 ま、俳句ばあさんが、また言ってるよ的な小言でした。


      

 胡桃の花は、雄花と雌花が一つの木につくようです。これは、雄花。雌花の写真もないとね。(小さくて赤い花です)
 北上川沿いには、この胡桃の木がたくさんあります。鬼胡桃。

 筍流し、卯の花腐し、若葉冷え、新樹冷、青葉冷、緑雨、茅花流し・・・。
 
 きれいな言葉がたくさんある時期です。

方位磁石

2016年05月17日 | 日記
         

 買ったのですが、これって、水平なところに置かないと正確な方位は測れないのですよね。
 山登りの人達は、どうされているのでしょう。
 手のひらで? 
 
 せっかく買ったのに、持って出かけるのを忘れ、そしてきのう、うっかり入った山道で(どこかに出るだろうと甘く見て)途中から怖くなってやっとの思いで引き返しました。車の方向転換がぎりぎり。ちょっと間違うと沢のようなところに脱輪して、まわりには全く人がいないという状況。方位がどうとかっていうような状況じゃなく、あんなことをしてはいけないと猛烈反省。

 ケガしたばかりなのに、どうしてもっと慎重になれないものなのか。
 いや、これからは、慎重でいきます。

 ケガをせず、病気にならず、それが一番の目標にしなくては。