fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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アルツハイマー予防薬

2015年05月31日 | 日記
 秋田の母は90になり、昨年の手術以降体力がめっきり落ちてしまっていますが、認知症がないことが助かっています。思えば、舅も最後まで頭はしっかりしていて、救われました。
 実は、母は3年前からドネペジルというアルツハイマーの症状を改善する薬を飲んでいます。これは3年前に胃癌の内視鏡手術をするため入院するさい、日頃お世話になっている医師が、(自分の父が入院をきっかけに認知症になり、大変だった。お年寄りは入院したあと認知症になる場合が多い)からと、服薬を勧めてくださったのです。
 そして、そのままずっと飲み続けているというわけです。

 この薬を飲んでいなくても、別に変わらずいたかもしれません。それはわからないのですが、あるいはこの薬のおかげかな? とも思っています。
 
 私も薬をいろいろ飲んでいますが、うまく付き合って日常を滞りなく過ごしたいものです。

 * 私自身も何か困ったり悩んだりするとき、ネット検索で調べたりするので、あるいはこうして書いておけば、参考になる方もいるかな? という気持ちと、私自身の記録としても、書きました。
   松の芯

 

薬のこと

2015年05月30日 | 日記
 先日、いきつけの病院に行き、また薬をもらってきました。
 が、薬代6000円以上。高いよ。一ヶ月に一度のペースなので、一年で7万以上。他に病院代もかかっているわけですし。今回、睡眠導入剤もいただいたからかな。
 
 で、今飲んでいる薬を少しずつ加減して、必要のないものはないかと調べることにしました。
 シングレアをやめてみたら、朝方痰のからんだ咳が出るようです。シングレアは、喘息の発作予防の薬。喘息の発作はないのだけれど、軽い喘息はあるという検査結果が出ているので、やっぱりこれは飲んだほうがいいか。
 ドグマチールはやめてみてもいいかも。精神的なものは、漢方も考えてみたいと思っています。

 あ、あと最近市販の龍角散を買ってみました。すっごい、久しぶりに飲みます。悪くないかも。

 ここのところ、頬がぴくぴく痙攣もしていて、これもホントは薬を飲めば治るのですがね。(ていうか、以前もなったとき病院に行ったら、放っておくと顔半分が変に垂れ下がってもどらなくなる場合があるって言われたんですよ。顔面痙攣だったかな)
 
  棕櫚の花

木の花

2015年05月29日 | 日記
 木の花は、夏の季語。
 夏の木に咲く白い花をさします。

  大手毬?

 えご 

 春、最初に咲くのは、まんさくなどの黄色い花。これは虫が見つけやすいように? そして、梅や桜などの百花繚乱の時期を過ぎ、この初夏、白い木の花が目立つようになってきます。薄暑ともいう時期のこの白い花は気持ちのいいものです。

*写真は、東京の散歩コースで、今月半ばに撮ったものです。一週間岩手にいて、もどってみると、周囲の花がまたがらりと変わっていました。(またおいおい、アップします)岩手では、小手毬は見かけるど、これは見ないなあ。えごは、漢字はどうなのだろう。

  

父母の子供の頃

2015年05月28日 | 日記
        

 両親とも大正生まれです。
 ずいぶん前に出たこの写真集に、父母の写真も載っています。市民から写真を集めて作られた本なので、そのときに提供したようです。

 

 父は南秋田郡虻川というところの出身。「精一杯おめかしをして、秋田市へおでかけ。」と書かれています。千秋公園のお花見かなと思われます。たしかに、袴をはいて、帽子かぶって。父は双子なので、背は少し違うけれど二人同じスタイル。女の子は、父の義理の姉(祖母が生んだ子供が続けて亡くなったので、養女をもらっていた。後に生みの親のもとへもどり、その後はプチ親戚づきあい)、弟とあとは、秋田市の従兄弟か?(祖母の実家は秋田市) 
  お墓参りの写真。
着物に帽子の左が父。
 一番左にいるのは、私の曽祖父ということになります。真ん中の女性が祖母。祖父が写真を撮ってるのか。

 それに対して、母は秋田市の生まれ育ち。町の子供でした。写真屋さんで、こんな写真を撮っているのですから。一番小さいセーラー服の女の子が、母です。
 
 双子の父の写真は、もっといいのが家にあったのですが、これがいくら探しても見つからないのです。祖父が田舎ながら、ハイカラ好きだったようで、写真が結構あるのです。ガラスに焼き付けたような写真も兄のところに残っています。

曝書・・・東日本大震災の記録

2015年05月27日 | 日記
        

 東京の家が狭いので、本をいろいろ岩手に置いてあります。今回田植えの後、一日いいお天気で時間があったので、その整理を少ししました。
 東日本大震災の記録集がありました。

 下の写真は毎日新聞社刊『明治・昭和・平成』巨大津波の記録』の裏表紙、陸前高田市で3月19日午前7時48分 尾籠彰裕撮影とあります。この数日後訪れています。今はもうだだっ広い平野のようになっていますが。
 

 

田植え終了

2015年05月26日 | 日記
 おかげさまで、無事田植えが終了しました。

 去年の田植え長靴ではじめたら、ゴムが劣化して亀裂が入っていて水漏れ。びちょびちょになり、途中で新しいのを買いに行きました。これを昔は素足でやっていたのですからね。だって、蛭らしきものもいますよ。
 畦を歩くたびに、蛙がポチャンポチャンと用水に飛び込みます。
 田んぼの仕事はまだまだあるわけで、この後はおじさんに、微調整(浮いてしまった苗の植えなおし)や、田水の管理、畦の草刈など大変な仕事をお願いしています。

 私は今日帰京し、また来月10日前にはふたたび、来ます。秋田の母の通院もあるので。なんかあわただしいので、本当はその間出かけようかと思っていた展示会やなにやら、3件、迷っています。やめとこうかな。お祝い会があるから、それは行くことにして。まあ、保留。もしかしたら不義理をいたしますが、ご容赦ください。

植田をバックに、きいちゃん。

 
 

阿吽の呼吸

2015年05月25日 | 日記
           

 それにしても、機械植えは速い。昔はこれを人が全部やっていたんだなあと、毎年思うわけであります。Kさんご夫妻を見ていると、苗を渡すタイミング、代掻き棒(というのかわかりませんが)で均して植えやすくする手際など、阿吽の呼吸だなあと感心しました。

 Kさん、今年、機械でかなり隅のほうまで上手に植えてくださっていました。おかげですまっこ植え、去年の三分の二くらいで済みました。ありがとうございました。

 うちの他、この近辺の高齢化した農家、10数件の田んぼを請け負ってくださっています。

*ところで、先日アップした、この野草。
  
 藪田平子ではなく、鬼田平子だそうです。葉っぱの形が違うとのことでした。植物学的には、大きな違いかもしれないけど、素人にとっては田平子でいいかな。

田植え

2015年05月24日 | 日記
  

 二日目です。平行して、昨日終わった田の「すまっこ植え」をすることになりました。
 きのうに続いて今日も暑くなりそうです。なぜこんなに寒暖の差が激しいのか。日焼け止めもしっかりして、保冷剤首に巻いたほうがいいかな。

 *この写真はうちの田んぼではなく、先日3時半に目が覚めてしまい、一仕事してから5時に散歩に出たときのもの。いつもの散歩コースです。朝焼けが植田に映ってきれいでした。こんなに早く散歩している夫婦や、徘徊しているみたいな老人や、もう外仕事しているおじさんがいました。
 

花巻

2015年05月23日 | 日記
 田植えは今日明日となり、きのうがぽっかりあき、一日早くいらしていた「童子」のお仲間と半日花巻をご一緒できました。
 
花巻を走っているレトロバスです。乗ったのではなく、賢治記念館の前にあったので、パチリ。いい気晴らしができました。

 さあ、田植えだ。(って、私はお茶とか用意するだけですが。あと、道路の掃除)
 お天気もよさそうです。

藪田平子(ヤブタビラコ)

2015年05月22日 | 日記
        黄色い花です。
 
 吟行をしていると、草花の名前を教えてもらえます。先日教えていただいたのが、これ。春の七草の、仏の座です。今、仏の座というと、踊子草に似た別の花を指しますが、本来はこのタビラコのこと。なので、これは食べられます。
 今、仏の座と呼ばれている、姫踊り子草に似たものは、食べられません。
 岩手で草刈してたら、ありましたよ、この草。

  代田

 9枚の中の1枚です。この向こうに2枚。手前に1枚。あとまた離れて、2枚、2枚、1枚。田植えや稲刈りのとき、この離れた田んぼへ行くため、道路を田植え機が通るので、その掃除もしなくてはなりません。
 この田んぼの横は、芋(里芋)畑です。(よそのお宅の)

小笠原伯爵邸、そして岩手事情

2015年05月21日 | 日記
 先日、箱根山を東京で一番低い山と描きましたが、ネットで調べると、東京で一番低い山は飛鳥山。箱根山は山手線内で最も高い山、と出ていました。44、6メートルって考えると結構高い? 実際には上り口から山頂まで数メートルでしたが。標高というとまた違うのかな。

        
 これは、箱根山に近いところにある小笠原伯爵亭。裏庭から見たところです。昭和2年に建てられたものを2002年にレストランとして、復活したとのこと。パンフレットには、かつて貴族達が集い社交の場を繰り広げた本物の邸宅でどうぞ優雅な一時をお楽しみください。とあります。
 ええーっと、見ただけで入っておりません。とてもとても・・・。(情報では、ランチでも最低7000円とか?)
 句会の後、お茶だけでも(1000円くらいらしい)と行ってみたら、ちょうど席がなくて、そっちもやめて。

 で、何をしたかというと俳句を作ったわけです。よそ様のうちの庭を見て。

 さて、ここからは、がらり一転岩手事情。

 去年までは、田打ち、代掻きはうちでやっていたのですが、今年はそれも含めて依頼をしています。おととい夜に着いたら、うちの前に大きなトラクターがあったので、Kさんやってくださってるなと思っていたのですが、先日と今日とで代掻きは終了予定。明日からいよいよ田植えをしてくださるとの事です。うちだけではなく、よその田んぼもやってらっしゃって、移動のロスをなくすため、うちのだけ一気にやるというわけではないので、田植えも2日かあるいは3日かかるか。ということは、24日には終わるか。そして、私とおじさんとですまっこ植えをする。25日に全工程終了? どうなるか。
 実は26日が、幹事をしている多摩センター句会なので、ぎりぎり間に合うか? とハラハラしているわけです。〈万が一のときは、Aさんにお願いするだんどりにはなってますが)
 
 そして、「童子」のメンバーが23、24日は北上、花巻に夏合宿でくるので、田植えと重ならなければ、ちょっと顔を出そうかと思ったりもしていたけど、これもやっぱり無理でした。


 

東京の箱根山と桜耳の猫

2015年05月20日 | 日記
  
 
 伊豆の箱根は、今噴火の危険ということで大変です。が、先日私が行ってきたのは、東京、新宿にある箱根山。東京で最も低い山だそうです。標高は44、6m。かつて尾州のお屋敷や庭園があった一角にぽつんと残されています。周囲の戸山公園は、緑豊かないいところでした。

  
 山頂で、地域猫がくつろいでいました。

 

 桜耳というのですよね。去勢されています、という印。

 で、その後新幹線に乗り、夜、岩手に着きました。うちの周囲では蛙合戦のお出迎え。室温は寒暖計を見ると17度くらいあるんだけど、寒いんですが。〈壊れてるんじゃない?)モコモコジャージに綿入れベスト着ました。それでも寒くて、ついにはエアコンも。(暖房です)普段誰も住んでいない家に一人ということもあるでしょう。

アニメーションと多摩 展

2015年05月18日 | 日記
 多摩センターのパルテノン多摩で開催されています。
 会場内は撮影禁止でしたので、入り口の写真を。
      

 時間もなかったので、ざーっと歩きながら見ていたのですが、奥に男鹿和雄さんの絵が4点展示されていたのが収穫でした。油絵タッチの絵。男鹿さんは、「となりのトトロ」などの背景画を描かれた方で。出身は秋田。なので、「トトロ」の風景は秋田だなと私は思っているのです。展示されていたのは、多摩地区を歩いたときの記憶で描いたものということでした。(色の保護のため照明を落としています。という案内があったので、ということは原画? と思って見てきたのですが、調べたところ複製でした……。無料の展覧会だし、だよね。
 
 『平成ぽんぽこ狸合戦』(あれ、タイトルちょっと違うか?)は、この多摩センターが舞台のアニメです。

あらすじからこぼれ落ちるもの

2015年05月17日 | 日記
 作家朝井リョウのインタビューを読みました。
 中で、自分はあらすじを簡潔にまとめたときに、そこからこぼれ落ちてしまうものが、大事である。というところ、大きくうなずきました。

 どちらかというと、私もずっとそういう気持ちで書いていたから。
 小説はデティールで成り立っている。なんて言っていたこともありました。(汗……むかし合評会で、ムダなエピソードが多いと言われた所以)

 でもでも。最近になって、ようやく思うのです。児童文学では、テーマ、そしてメッセージがはっきりとしている方が好まれます。ストレートに子ども達に伝わる方がいいのです。
 この作品では、何が言いたいのか! それが一本あった方がいい。
 もちろん、書き方というのはいろいろで、はっきりしたものがないまま書き始めて、それが次第に輪郭を帯びてくるという場合もあります。でも、その場合も途中から、「これだ」という意識ができた方がいい。
 児童文学という畑にいるのだから、その畑に来る人が求めるものを育てたほうがいい。(が、ここで、他人の好み云々で書くんじゃないだろう、自分の書きたいものを書けばいい。という声がどこからか聞こえてもくるわけで。そういう確固たる自信を貫いていくのもひとつの道)

 その上で、あらすじからこぼれ落ちてしまうようなところをも、大事にして書いていきたい。なのですよね。そうじゃないと、底の浅いものになってしまう。

 ただ、絵本では、またちょっと話がちがってくるかな。へたをすると説教くさくなってしまう。(私の場合ですよ)それから、児童文学でも、(この作品が何を言いたいのか)なんて、気にしないで書かれ、そしてそういうところとは別の次元で楽しむことのできるものだって、ちゃんとあります。ナンセンス絵本や童話はその確たるものですが、そうじゃなくても。
 まあ、いろいろです。ここのところ、そんなことを考えていました。
 俳句も、また別。(ここを追求すると、ごっちゃになるので)

柿若葉

 

ブログ《週刊浅草「江戸っ子瓦版」ーのんびりHiGH句な日々ー》

2015年05月16日 | 日記
 左側のブックマークにリンクを追加いたしました。
 
 季節風「同人」の海光哲さんのブログ《週刊浅草「江戸っ子瓦版」ーのんびりHiGH句な日々》です。海光さんは、出版社勤務のかたわら、小説を書かれてらっしゃいます。旧吉原の地で生まれ育った、ちゃきちゃきの江戸っ子。なので、書かれているのは江戸文学! 人情豊かな長屋の中で育まれている子どもたちの姿です。
 おそらくめちゃくちゃお忙しい中、マラソンもされているし、全蕎麦連という俳句の会もやってらっしゃいます。ブログでその報告を拝読すると、まさに俳句は、座を楽しむ文芸であることの実証。歩いて食べて呑んで、そして句会、とその様子はまさに大人の遠足。思いっきり楽しんでいる様子が伝わってきます。
 
 この土日は、三社祭り。きっとこのあと、そのご報告もあることでしょう。
 ぜひ、ご訪問してください。

  花水木