fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

古本屋さん

2015年11月29日 | 日記
 

町田にある高原書店という古本屋さん。
 ここは、作家三浦しをんさんが以前働いていたお店なのだそうです。
 三浦しをんコーナーが!

 奥は予想以上に広く、2階までしか行きませんでしたが、4階まであるようでした。
 俳句短歌のコーナーをじーっくり眺めてきました。
 久しぶりの古本屋さん。ふつうの本屋さんにはない品ぞろえが、おもしろいったらないです。今はあちこちにブックオフがありますが、この古本屋さんとはちょっと違うんですよね、やはり。
 この雰囲気、好き! 

 購入したのは未読だった『まほろ駅前多田便利軒』(三浦しをん)の文庫本。舞台のまほろ町は、ここ町田のこと。なるほど~。本を読むと、東京都なのにヨコチュー(横浜中央交通)のバスというのがよく出てくるのですが、実際はカナチュー(神奈川中央交通)が走っているのでした。身近な町が舞台というだけで、おもしろさが倍増するという効果あり。

 ちょうど二日後にある句会に出す句がぜんぜんできてなかったのですが、古本屋を舞台に5句作ることができました! 

醤油フォンジュでランチ

2015年11月28日 | 日記
 

先週ですが、友人のFさん、Kさんと3人で、ランチ。町田の天忠というお醤油にこだわりのお店です。
 お肉やお刺身を、醤油をベースに生クリームなど(あとなんだったかな)の入ったものでフォンジュ。おいしかった。最後はうどんも。
 他に天ぷらやらなにやら、たっぷりいただいてしまいました。
 おしゃべりもまた、たっぷりと。
 
 お店を移してコーヒー一杯で、また延々と夕方まで。
 楽しかった!!
 

本を売っていただくこと&買っていただくこと

2015年11月26日 | 日記
 本を出すことができましたが、ゴールではありません。もちろん次作に向けて頑張ることが第一ですが、旅だった『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)を支え続けるのも仕事だと思っています。

 本というのは、微妙で「買ってね」「読んでね」と積極的に宣伝しにくい面を持っています。 一時代前の作家さんならば、書いて原稿を渡せばそれでよかったのか? そこはよくわかりませんが、今はとにかくそんな時代ではない。
 一人でも多くの方に手に取っていただけるように、作家も宣伝しなくてはいけないと考えています。そう考えさせてくれるよりどころは、実は故後藤竜二さん。もと「季節風」代表です。たった一度だけですが、講演会を聴きに出かけました。小さな町の小さな公民館の一室で、2時間立ったままお話をされていた後藤さんの声は今も耳に残っています。(『紅玉』を読まれたのですよ)
 そのとき、後ろの机に自作を並べ、売ってサインなどされていたのですが、残ったものは持って帰られるようでした。私がご挨拶をすると、「必殺行商人」と笑っておられたのです。

 かつて書店で働いていたこともあるのですが、毎日取次店からくる段ボールを開け、品だしをして。一冊一冊を手渡しで売ってくださるのは、書店です。それでも残念ながら売れなかった本は委託期間を過ぎれば返品しなくてはなりません。そんなことにならないよう、こちらもできることをしなくてはと思うのです。
 私は東北の人間ですが、『しゅるしゅるぱん』が、大阪や京都や九州や四国の書店さんにも置かれるのだと思うと感無量です。本当に書店さん、ありがとうございます。という気持ち。書店で買ってくださった皆さん、ありがととうございます、という気持ちです。

 なので、正直超苦手な部分ですが、宣伝も頑張りたいと思っています。
 
 児童文学者協会、新刊ブログにも載せていただきました。

『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)

『駅伝ランナー』(佐藤いつ子)ーKADOKAWA

2015年11月25日 | 本の紹介
           

「季節風」同人、佐藤いつ子さんのデビュー作です。
 まず、何より嬉しいのは、元となった短編は「季節風」に投稿し、掲載されたものだということ。それを読んだKAGOKAWAの編集者さんからコンタクトがあり、長編に書き直し、そして本になった! という同人誌に所属しているものとしたら、理想的な夢のような話です。
 長編への直しは大変だったことだと思います。 
 でも、やり遂げました。

 もと陸上競技選手であった父、運動神経抜群の妹。でも走哉は、走ることは好きだけれど、脚が速いとは言えません。でも、地区の駅伝大会があることを知ったとき走哉は「走りたい」と思います。ところが、クラスから参加するチームから補欠としての誘いがきて、走哉はそれを受けるのです。補欠という立場に立ったときの気持ちがいかほどなものか。当日はみなと同じたすきをかけながら、応援するしかない。しかしそれでも走哉は毎日トレーニングをかかしませんでした。
 そして、当日。
 さて、どうなるか。ぜひ読んでいただきたいです。

 以前も書いたことがありますが、私は中学の時、陸上競技部にいました。走るのが速いのだけが取り柄だったので。
 陸上の練習、辛かったです。気持ちのいい瞬間とか、あったかなあと思うほど。
 正直なんであんな辛いことをやっていたんだろうと思うほど。

 いや、脱線です。
 佐藤さん、あとがきに、「走ることと書くことは似ているように思います」と書かれています。この部分は激しく共感します。
 
 書き始めた私達は、休みたくなるのをこらえながら、書き続けていくしかないのです。でも私の陸上競技と違い、書いていてよかった! という瞬間はあります。その最たるものが、こうしてデビューできたこと。(私も佐藤さんも)でも、それはゴールではないのですよね。

『生きる 劉連仁(リュウリュンレン)の物語』(森越智子)童心社

2015年11月24日 | 本の紹介
 1944年9月、
 劉連仁は日本軍によって、
 生まれ育った中国の大地から、
 無理やり引き抜かれるようにして連れ去られた――。(帯より)

   

 劉連仁は、ある日突然に身重の妻や両親と引き離され、故郷から遠く離れた日本、北海道へと強制連行され、過酷な炭坑労働を強いられます。
 そして逃亡、その後の北海道の山中で一人生きぬいた13年間・・・。
 戦争のあった時代は、殺し殺されるというだけではなく、残虐な行為がまかり通る時期でした。多くの人が死に、多くの人の心を壊しました。でも、連仁の心は壊れることなく人としての尊厳を守り抜きました。
 
 森越さん、これを書くため、どれほど連仁のことを調べたことでしょうか。ご本人はもう亡くなられているのですから、直接話を聞くことは叶いません。記録として残っているものを調べあげ、事実は曲げることなく、そこに心理描写、情景描写を加えるという仕事は並大抵のことではないと思います。

 日本の炭坑や銅山などで、中国人が強制労働をさせられていたことは知っていましたが、劉連仁という人がいたことを、私は全く知りませんでした。
 森越さん、この本を書いてくださって、ありがとうございました。
 多くの方に読んでいただきたい本です。
 戦中に使われていた聞き慣れない言葉も多用されていますが、描写に臨場感があるので、「難しい」とは感じさせません。小学校高学年から読めるのではないでしょうか。

 森越さんは、「季節風」で長く学んでいる方です。亡き後藤竜二さんがこの本を手にしたら、どれほど喜ばれただろうかと思わずにはいられませんでした。
 

レビューを書いていただきました2

2015年11月23日 | 自作紹介
またまた、嬉しいレビューを書いていただきました。ぜひお読みになってください。掲載日時順です。

 天使空間
 井嶋敦子さんのブログです。秋田の小児科医として、日々子ども達を診察し、昨年は、紙芝居『食べられないよアレルギー』(童心社)を出されました。
 丁寧に読んでくださって! 物語に心がかっさわれた。この一行に私の心もかっさわれました。
 

じゅげむのブログ 
 
 後藤耕さんのブログです。
 そう! 人も時間も繋がっているんです。それ!
 
あじさい物語

 福田徳子さんのブログです。
 まさに、私がこの作品で大事にしていることを述べてくださっています。うるうる。
 福田さんのブログを拝読していると、亡くなられたご両親やおばあ様に常に感謝をしているのがわかります。『しゅるしゅるぱん』もご仏壇に供えてくださったと。娘さんや息子さん、お孫さんたちご家族を何より大事にされている方。だからこそ、この作品を受け止めてくださったのだなと思います。
 
 お三人とも、「季節風」でともに学んでいる仲間です。
 ありがとうございました。


  ジョウビタキの雄?

平兵衛樹林(国立)

2015年11月22日 | 日記
 

国立駅北口から10分程度歩いたところに、ある樹林です。(この写真じゃ、その辺の樹と変わりないですね・・・)
 
 もともとは平兵衛新田と言われていた地域だったそうで、住宅街の中に緑地として保存されています。
 この日は近所の保育園の子達が、中を走り回っていました。
 
 雪虫も飛んでいました。
 雪虫・・・、白ばんば、白粉婆、綿虫。どの言い方も、そそられる~。
 
 雪という文字が入るので、なんとなくもっと寒い時期の季語かと思っていたら、晩秋から初冬と書いてあります。つまり、まさに今頃出る虫なのですね。なんてことない虫なのに、言葉の力だなあ。井上靖の『しろばんば』って、どんな話でしたっけ。あれにこの虫が出てくるシーンがあるのか。子どもの頃に読んだはずだけど、きっと大人向けなのかもしれません。もう一度読んでみようかな。

読書会

2015年11月21日 | 日記
 もしかしたら2年ぶりくらいだったかもしれません。
 二か月に一度、神楽坂で行われている読書会に、久々出かけてきました。
 今回の課題は、『天と地の方程式』(講談社)富安陽子さんです。
 児童書ですが、大人の小説に混じってトップ10に入るは、ばばーんと平積みになっているは。という本。富安さんは、長く児童文学、しかもファンタジーの分野で人気を維持している作家さん。でも中学生が主人公のYA要素を含むファンタジーは初めてかもしれません。
 意見はいろいろでした。真逆な感想も。これが読書会のおもしろさ。
 2巻まで出ていて、3巻で終わりなのか、もっと続くのか。
 いろいろ勉強になりました。

  

 会場として使わせていただいている、神楽坂の日本児童文学者協会事務局のあるビル入り口のこれは、寿老人か? 

 でもこの周辺、以前二次会で使っていた居酒屋がなくなって、気楽に10人程度でゆっくりできるお店がないのです。これにはびっくりでした。神楽坂は一本小路に入ると高級料亭があるのですが、いまどき、チェーン店の居酒屋のない繁華街というのもめずらしい。結局、サラリーマンの方たちがたくさんいる居酒屋に入ったのですが、仕切りがないのでやかましいこと。

面出しという並べ方

2015年11月20日 | 自作紹介
 
  
 しつこくてすみません。
 目撃情報をまたいただいたので。
 御茶ノ水三省堂福音館コーナーで、棚に表紙を見せて置いてあったとのこと。この並べ方を「面出し」というらしいです。嬉しいなあ♪ 御茶ノ水の三省堂は、東京で初めて行った本屋さん。私にとっては、「東京の本屋」さんなのです。
 私は、いわばどこの馬の骨ともわからない新人です。その人間の本をこういう形で出していただけるなんて、ホントに有難い。どうもありがとうございます。御茶ノ水っていうか、神田ですよね。上京してすぐ、神田の本屋街に行きたくて、神田駅で降りてどこ? という感じだったのを思い出します。三省堂裏のすずらん商店街にあった書店で働いていたこともあるんですよ。(別の場所に移転しているはず。あ、これについてはまた別で語ろう)

八重洲ブックセンターで買ったくださったYさんは、補充されるかどうかなど、店員さんに訊いてくださって。(反応を見てとのこと←そりゃあそうだ)さすが元編集者さんです。

  三日月
ん? 二日月か? (『二日月』そうえん社/いとうみく作 中学年~ 発売中。オススメです)

 メールや葉書で、嬉しい感想もいただいています。個人的なものなのでここに載せるのは控えますが、ちょっとだけ要約してご紹介すると、

 道子の章が好き。
 ぐんぐんではなく、しみじみと引き込まれた。
 自分の来し方を思った。
 祖母と蔵の二階に上がったときのことなど思い出した。
 数日余韻に浸った。などなど。

 皆様、ありがとうございます。

公民館保育室

2015年11月19日 | 日記
 かれこれ20年も前になるでしょうか。
 国分寺市本多公民館の保育室で、保育者として働いていたことがあります。ここは、公民館の講座を受け、またその講座修了後に自主グループを作って定期的に公民館で活動している子どものいるお母さんをサポートする場所。2時間、子どもを預かっていたのです。そこで保育者(保育のおばちゃん)をしていたのでした。
 その当時の保育者の方達数人とランチをする機会がありました。
 懐かしい面々。
 今の家に越してきて10年になりますが、子どもを育てたのが国分寺なので、知り合いは圧倒的に国分寺の方が多いのです。

 そして、時代の流れというものは確かにあり、保育室自体が予算の関係で預かれる回数もぐっと減ってきている、いやそれよりなにより、この先どうなるかわからないとのこと。
 これは、寂しい。働くお母さんが増えてきていて、保育園の充実、待機児童の問題などはニュースで取り上げられていますが、まだまだ専業主婦として子どもを育てている若いお母さんも多く、小さい子どもを抱えて孤立しないようにサポートするのは、つまり人間を育てることになるのに。
 子育て支援センターや親子広場のような場所は確かにあるのですが、国分寺でやっていた公民館保育はそれとは明らかに違うものでした。子どもは毎週一回ですが、同じメンバー、同じ保育者と2時間を、安心できる環境で親と離れて過ごすことができたのです。
 ここに子どもを預けて勉強しているうちに、自分の人生の方向を見定め活躍されている方もいらっしゃるのです。(昨日ブログをご紹介した赤羽じゅんこさんも、そのお一人。赤羽さんは、現在講師として、この活動に参加されていらっしゃいます!)

 ところで、国分寺幼稚園が老人ホームになっていてビックリ。(そういえば、以前ちらっと聞いていたのですが、忘れていた。園長先生もそのホームに入られているとか)

  
 お会いしたKさんが帽子につけていたブローチ。
 椿の実で手作りだそうで。すごくいい。

レビューを書いていただきました。

2015年11月18日 | 自作紹介
 ブログでレビューを書いていただきました。(掲載日時順です)青文字をクリックしていただけると、ブログを読むことができます。

 森川成美の創作日記。 
 ずっと以前、このブログで紹介した私の短歌を引き合いに出してくださって。ホントだ、この短歌と『しゅるしゅるぱん』とでは通じるものがあると、私自身が気づかされました。私は「季節風」の書評委員会に所属して書評を書いているのですが、先輩作家さんの言葉として、「書評は作者が気づいていないことまでをすくい取って書くべき」と伝え聞いていて、それがいつも頭の隅にあります。でもなかなか難しいことです。なので、森川さんの気づき、感性には驚きました。
 また表紙を開いて、目次の前にあるページには英語でタイトルが書かれているのですが、そこにも気づいてくださっていました。
 このタイトル、私も気に入っているんです。
 森川さんとは「季節風」「Be子どもと本」で一緒です。今年続々と新刊を出され、(11月は2冊! そのうちの1冊は、『アサギをよぶ声』偕成社、の堂々完結です)作家として勢いに乗っている森川さん、さすがです。
 

  創作日記
「季節風」作家高橋秀雄さんのブログです。
 作者である私が、ぞくっとなるレビューでした。(感涙)
 神話という言葉・・・。愛を感じてくださって、嬉しい。
 高橋さんが福音館書店から出した『地をはう風のように』の編集者さんが、『しゅるしゅるぱん』の編集者さんでもあるという繋がりもあり。『やぶ坂に吹く風』(小峰書店)では、日本児童文学者協会の協会賞を受賞されてもいらっしゃいます。←、この2作、もっとたくさんの人に読んでいただきたい。
 

三日坊主日記 作家赤羽じゅんこさんのブログです。
 赤羽さんは、私が国分寺に住んでいた縁で知り合った、最初の作家さん。今日にいたるまで、いろいろなことを教わっています。考えてみると、Be子どもと本という読書会にも、児童文学者協会にもお誘いくださったのは、赤羽さんでした。なにより、ファンタジー作家として大先輩。ファンタジーの難しさをよくご存じの方なので、このレビューは光栄でした。すがすがしい読後感。感動を押しつけない。この言葉がなんて嬉しいのでしょう。
『がむしゃら落語』(福音館書店)では、産経児童出版文化賞を受賞されてらっしゃいます。
 

 皆様、ありがとうございました。

 

サイン

2015年11月17日 | 自作紹介
 
 初サインをしました(笑)
 50冊! そんなにたくさん、いいんでしょうか? と言ってしまいましたよ。
 小樽で売ってくださる分なのだそうです。

これで半分
 
 見返しが濃い茶色なので、黒いサインペンでは目立たないということで、銀色で書きました。(と、編集者さんが教えてくださったのです)
 福音館さんへ出かけて書けば一番よかったのでしょうが、自宅に送っていただき、書いたのをまたお送りしました。

 恥ずかしいので写真はなしです。ヘタですが、一冊一冊心をこめて書きました。雑にならないよう、10冊書いたら休んで、手の汗を拭いて(笑)。

 小樽の方でここを読んでくださる方、もしお一人でもいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。
 *小樽には、『しゅるしゅるぱん』が賞をいただいた絵本・児童文学研究センターがあるのです。小樽の皆さんが、バックアップしてくださっている賞なのでした。授賞式に行ったのがもう6年も前ですが、とてもとてもいい街です。
 運河はもちろんですが、松前船で財を成した鰊御殿にも行ってきました。(← ニシン、北前船というキーワードになぜか血が騒ぐ)
 ちょうど今頃の時期でしたが、寒かったなあ。でもまた行きたいなあ。
 今年の授賞式&セミナーも15日にすでに終わり、新たに応募が始まります。
 それにしても、毎年発行される「ドーン」という冊子を読むと、身が引き締まるどころか、隠れる穴を捜してしまいそうになります。文学をやるというのは、厳しいことなのだと毎年知らしめてくれる冊子です。(絵本・児童文学研究センターのサイトでも読むことができます)
 

俳句は役に立つのか2

2015年11月16日 | 日記

 俳句が役に立つのか? ということを先日書きましたが、そのほかにも、20年以上俳句をやっている理由があると思いました。
 句会という「座」が好き。
 波田野爽波さんという俳人は、「俳句スポーツ説」をおっしゃってますが、句会という2~3時間の間、そこに集った人は浮き世の地位も悩みも横において、座を作ります。俳句は、その場で初めて目にするものばかり。無記名でだれの句なのかわからなくして、その一句を好きかどうか、選びます。先生も俳句を始めたばかりの人もその時点では対等なのです。だから、誰にも選ばれないという悲しい結果になる場合もあるのですが、選ばれなかったからといって、自分の句がだめというわけでもない。
 などなど、その時間、ほかのことを考えないという状況、確かに、軽いスポーツをやったような感覚です。脳が活性されるわけです。
 利害関係のない関係の成り立っている「座」が心地よく、日頃の疲れがいやされます。

 吟行もまた楽し。です。同じところに行き、同じものを見て、なるほどこう作るのか。とほかの方の句をに目を見張る。観光旅行で写真を撮るのに少しにているけど、全然違う。くっきりと心に刻まれるのです。

 俳人として命をかけ、句を作ってらっしゃる方もいるわけで、そういう方には申し訳ないけれど、上のような理由で句会に行くのだという人間をも許容してくれる懐の広さが俳句にはある。だから、江戸時代から累々と句座に集まる人たちが絶えないのだろうなと思うわけです。古くは芭蕉の周りに集まった人達、近年では正岡子規の周辺に集まった人たち。夏目漱石もそうですね。
 
  
  

人間ドック

2015年11月15日 | 日記
 行ってきました。
 本当だったら、誕生日月の6月に毎年と決めたかったのですが、今年は今になってしまいました。
 当日わかった結果、上々です。
 今年、初めて内視鏡検査をしました。それで、胃液がちっとばかり食道のほうまで上がっている逆流性食道炎の疑い、食道裂孔ヘルニアの疑い、胃炎の疑い、などちらっとありましたが、刺激のあるものを食べないようにすればいいとのこと。(もともと辛いものなど好きじゃないし)ポリープなどなかったので、よかったです。
 胆嚢には多数のポリープがあるのですが、これは3年前から3ミリ程度のものが複数。でも変化なし。
 肝臓には多数の嚢胞、最大で10~30ミリ。など、超音波でちょこちょこ見つけられているものもあるけれど、心配なものではないらしい。
 コレステロールは減っていました。
 中性脂肪は増えていましたが・・・。
 でも、総合的にグラフが出るのですが、きれいな丸い円になっている。これが、去年はちょっと凹んでいるところが2つばかりあったのです。なので、去年より健康になっていると、解釈しました。

 そしていつもおもしろく見ているのが、心の状態。
 金魚が繃帯を巻いていたり、水槽の水の状態などで、表してくれるのですが、(これをもらえないのが残念)
 ストレスの象徴の黒い岩が、ガンガンと二つ。これは、4段階で3段階め。つまりストレスがあるということ。(うんうん)でも、水槽の水は濁っておらず、
「ストレスはあるけれど、心は穏やかに保たれている」のだそうです。
 単純な性格なので、たしかに~と思いましたよ。(笑)

 正直ドック代、もったいないなという気持ちもあるのだけれど、ここで癌が見つかったら、早期治療できるのだから、安いものと言い聞かせています。

  ハゼ? 違うかな。

目撃情報

2015年11月14日 | 自作紹介
         

 『しゅるしゅるぱん』、立川のオリオン書房で確認してきました。(笑)2冊棚にあって、これが一冊になったり次にいったときになければ売れたってことなんだなあと。(でも、その前には知り合いの作家さんの本が平積みになっていて。すごいなあと思ったり←みくさん!)
 友人からは、近くの本屋になかったので注文したとか、教文館ナルニア国の棚にあったよ! とか、国分寺紀伊国屋書店では一冊だけ、ぽんと表紙を出して置いてあったとか、秋田のジュンク堂にも入ってた!(しかも表紙を見せて) とかメールをいただいて、嬉しいです。ありがとうございます。せっかく行ってくださったのになかったなんて、申し訳ないけど、注文してくださることで「動く」ってこともあるわけで、ありがたいです。
 お一人一人にありがとう!! 
 この初心の気持ち大事にします。

 本屋さんって、やっぱりいいなあ。好きだなあ。(子どもの頃、本屋を梯子していた変なやつだった。秋田の加賀屋書店と平野屋書店と、あともうひとつ名前は知らないまま行っていた小さな本屋さん。←今はないです。平野屋はあるかなあ、どうだろ。加賀屋書店は頑張っているはず。あ、つまり立ち読みしていたってことです。すみません。漫画ね。買える範囲で買ってもいましたよ)