夕方から京橋の国立近代美術館フィルムセンターでやっている「ロシア・ソビエト映画祭」に出かけました、ひとりで。
タイトルは「ストーン」。ヤルタのチェーホフ博物館にチェーホフの幽霊が出て、宿直の青年と交流するという、ちょっと変わった白黒映画です。
はじまるとすぐ左隣の若者が安らかな寝息をたて始め、中ごろになると右隣の婦人もぐっすりお休み。
おやおや、せっかく出かけてきてもったいない。入場料は500円だけどね。
実際のチェーホフの方がすてきだぞー、なんだかたちの悪い聖職者みたい、などとつまらないことを思っているうち、意識がなくなって、気がつくと映画は終わっておりました。
えっ、いったいどういうお話だったんですか? 最後に幽霊はどうなったんですか?会場を出てゆくひとを捕まえてききたい心境でした~。
家に戻ると、いつものようにマイちゃんが玄関で歓迎してくれました。
これなら、マイちゃんとおうちいいた方がましだったよ。