うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

新年、敗北宣言

2025年01月05日 | マアコのこと

気付けば、最終日だった・・・

 

おはようございます。

今年は、スマホもパソコンもほとんど触らずにいたせいで、

このサイトがサイバーテロに遭っていたことも知らなかった。

そのくせ、野鳥は撮っていた。

元日、やってきたメジロ

 

去年の冬にやって来ていたジョウビタキは、

毎朝会っていたら、ちょっと馴れて来たのか?

すごく至近距離で撮影させてくれるようになった。

 

ちなみに、メジロもジョウビタキも、隣りの一軒家の庭にやって来る。

すなわち、私は隣のお家にレンズを向けて盗撮しているということで、

ごめんなさい、お隣さん。

ありがとう、お隣さん。

 

そんな中、私はデッカを諦めてはいなかった。

約1か月、デッカを馴らすことに集中していた。

デッカの『懐っ子スイッチ』を探していたのだ。

 

マアコがデッカを連れて来たのは、生後2か月をすっかり過ぎた頃だった。

2か月を超えていれば、警戒心は育っている。

デッカは捕獲機でないと捕まえられないレベルに育っていたが、

母であるマアコは、触れるくらいに馴れてきたことが望みだった。

母猫が擦り寄る姿をみれば、その仔猫なら馴らすことも難しくないはずだ。

これならば、マアコとの約束を破るしかない環境を作れるのではないかと企んだ。

マアコが諦めるくらい、デッカが私に馴れたら、

「これ、保護するしかないじゃーん」

と言える。

そして、我が家に連れて来るにも、人馴れ無しのオス猫は難しい。

うんと幼い子猫なら性別に関わらず、先住猫の負担も少なく済むが、

完全隔離の出来ない我が家では、それなりに育った馴れていないオス猫は、

特に、先住のオス猫の感情を逆立てることになる。

かなりのストレスだ。

おたまは、血反吐じゃ済まないかもしれない。

 

しかし、デッカは全く懐かない。

懐かないが、時々おやつで釣って捕まえることは出来る。

チュールって、すごいのだ。

寒い中、膝の上に乗せ温かく包んでやり、チュールをだくだくに与え、

猫が喜びそうな所を丁寧に撫ぜてやれば、子猫なら堕ちる。

そう考えていた。

ゴリゴリの野良のエリートであるマアコでさえ、

チュールで撫ぜさせてくれるようになり、

チュールでスリスリしてくれるまでになったのだ。

しかし、驚くことに、デッカの意志は固い。

案外簡単に捕まるし、膝に乗せてチュールを与えても暴れたりはしない。

しかも、大人しく撫ぜさせてくれる。

それなのに、「堕ちた」という感覚を持てないのだ。

そして、その魔性のチュールも、マアコが

「よし」と言わない限り、デッカは近付いても来ないのだから、徹底している。

何度やっても、デッカから伝わってくる感情は、

「母ちゃんのとこに帰りたい」、その一心しかない。

少しでも、母猫を忘れる瞬間があれば、

デッカに洗濯ネットを被せる準備をしていたが、

その瞬間は全く訪れない。

馴れたのは、「この人間は時々、僕を捕まえる」という経験に留まっている。

 

そろそろ、私はマアコに敗北宣言をしなければならないだろう。

マアコとの約束は、やはり絶対なのだ。

その効力を握るのは、マアコにしか与えられていないという訳だ。

マアコ、やっぱり、あんたは凄いね。

私は結局、マアコの思惑通り、

デッカの成長を手伝う、近所のおばちゃん役に徹することと相成った。

まあ、そのおかげで、

この冬は、マアコにとって最も安楽で温かな冬だろう?

マアコのためのハウスも、おそらくデッカがいなければ警戒して入らなかったと思う。

猫は間違えない。

色んな意味で、猫は間違えないのだ。

 

おい、おたま!

お前は間違えているぞ!!

おたま「おじさん、ありがとうだ」

 

おたま「おらを育ててくれて、ありがとうだ。」

お前を育てたのは、オーレだオレだオレだかんなーーー!