うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

さようならのかわりに・・・

2018年02月27日 | 日記

昨日、ついに

会社のトイレの工事が始まった。

和式から、洋式にするには、

2週間を要するそうで、

その間、我々は、トイレを使用することができないのだ。

 

おはようございます。

それを聞いた瞬間、私は全身が震えた。

恐れおののいての事か、

これから始まる戦いに疼いての事か、

いずれのせよ、

厳しい現実が待っているだろう事は悟った。

そんな事は知ったことかと言わんばかりに、

工事業者のおじさんは、やけに懐っこい笑顔でやって来た。

本来ならば、私も笑顔で返したい。

笑顔には、とりあえず笑顔で返す、

そうやって、様々な難を逃れてきた私のはずが、

笑顔が返せない。

(トイレが使えないのは、この人のせいじゃない。)

分かってる。

分かっているのに、険しい目で睨んでしまう自分に気づいた。

 

いよいよ、数分後には、工事が始まる。

私は、己に問いかけた。

「これでいいのか?」と。

「これで終わらせちまって、いいのか?」と。

ここ数日、私はアイツに素っ気ない態度で接してきた。

どうせ、もう、別れると決まっているのなら、

あえて、

別にいいし、全然大丈夫だし、

コンビニとかあるし、余裕だしと、

そういう態度を示してきたのだ。

別れは、あっさりと行こうと決めたのだ。

その方が、私達らしいと、思ったからだ。

ところが、ここへ来て、

今まで抑えていた感情が、喉元にまで浮き上がってくる。

叫びたいと、喉を締め付ける。

「いーやーだーいやだいやだいやなんだー」と。

 

私は、叫ぶ代わりに、アイツの元へ走った。

いや、無意識に走ったといった方が正しい。

入ってすぐ、使い慣れたブラシで、

私は、アイツの背中を流した。

最後のトイレ掃除だ。

普段は、ケチっていたトイレ洗剤も、

ジャブジャブ景気よく掛けた。

流す涙の数だけ、容器を押した。

押すたび、ぴゅーっと出てくる洗剤のリズムに乗って、

ブラシを動かしていると、

思い出も、同じリズムで浮かんできた。

左膝が痛いから、左足だけ伸ばして、しゃがんだ、あの日。

(ロシアの踊りかよって笑ったよな。)

すぐ傍で、蜂が飛ぶ中、腹を決めて、しゃがんだ、あの日。

(勇気ってこういう事だって知ったよな。)

ちょびっと漏れたかもと、疑心暗鬼のまま、しゃがんだ、あの日。

(ちょびっと、漏れてたよね。)

しゃがんだまま、うたた寝した、あの日。

(眠かったんだ!)

 

どれくらい経っただろうか。

準備を済ませた、工事業者の人々の

足音が近づいてきた。

その頃には、アイツはすっかり、

まるで新品のように綺麗になっていて、

私の膀胱も、すっかり溜まっていた。

出社する寸前に用を済ませてきたのに、

もう、溜まっている。

小一時間で、この有様だ。

尿の量産工場だ。

私は、ため息と共に、呆れた顔でパンツに手を掛けたが、

すぐさま、その手を放した。

(もう、お前には頼らない。

頼っちゃいけないって決めたんだった。)

それを思い出し、私は業者と入れ違いに

トイレから飛び出して、社長に大きな声で叫んだ。

 

「コンビニ、行ってきます!」

 

せめて、

君達は、別れちゃいけないよ。

いや、もっと仲良くしたまえ!

あやさん?

 

かっこいいけど、

もっと、優しくしてやりたまえ!

だってさぁ、

見てよ、コイツの顔

 

もう、すでに、負けてますやん。

だから、優しくしてやりたまえ!

おっ?やるのか?

 

やっぱり、負けてますやん。

どさくさに紛れて、

しっぽ触ったりするけども、

末永く、仲良くしたまえよ!


欲しければ、奪えばいいじゃん?やめたげて!

2018年02月25日 | 日記

欲しい物があるのなら、

素直に、手を伸ばせばいいじゃないか。

 

おはようございます。

誰かと会食をしていると、

最後に、「譲り合いの欠片」が残る事がある。

皿に残る、最後の1個の事だ。

例えば、から揚げ。

時には、餃子。

我が家でも、最後の、

しかも味が濃そうなポテトチップス1枚が残った。

そんな時、私は、一応聞くようにしている。

「おじさんは、もう要らないんだよね?」と。

しかも、もうすでに、手に持ってる状態で。

鬼の形相で。

 

その点、猫は素直だ。

おたまが、ついに、「うんこのお顔」への

入り方を覚えてしまった。

何度トライしても、こうだった、おたまが

 

成功しちゃった!

 

そうなると・・・

どんよりオーラのうんこさんは、

 

徹底的に、圧を掛け続ける。

 

どんよりに耐えられず

飛び出す、おたまを見る間もなく

 

そく、入る!

 

そく、ツッコむ!

 

ヤツが去るまでは、とりあえず穴を埋め

去ったと分かると、

うんこのお顔を、完成させるという訳だ。

素直でいいな。

やり方は、えげつないけどな。

 


よねの闘病記 1

2018年02月25日 | よねの闘病記録

よねの闘病記録は、

今後、通常記事とは別枠で、

書いて行こうと思います。

 

おはようございます。

〇2月15日(木)

病院で、血液検査を受ける。

クレアチニンー6.1(けっこう、悪い)

という事で、慢性腎不全の診断を受け、輸液通院が始まる。

院長曰く「週に2~3回で大丈夫かな」と。

大丈夫かな?

ストレスにならんかな?

なるよね~、そりゃなるよね~。

なるべく通院の回数を減らせるよう考えよう。

・体重ー2、95キロ

・投薬ーカリナール

 

〇2月19日(月)

輸液のため、通院。

院長が

「ねぇ、どうして、よねなの?どうして?フフフ」と

しきりに名前の由来を聞いてくる。

すげー聞いてくるから、

「インスピレーションとパッションで決めました」

と言って、切り抜ける。

よねには腎不全特有の多飲多尿が見られないと言うと、

「うん、そういう子も居るよ~」という答え。

 

〇2月20日(火)

通院のストレスを考えた私は、

輸液の回数を減らすべく、

よねに経口補水液を注入し始めるも、

だだ漏れだし、

よねの嫌がりようが、ハンパねー!

 

〇2月22日(木)

輸液のため、通院。

キャリーケースに入れると、

決まって、嫌がって鳴いていた、よね、

この日から、全然、鳴かない。

病院へ行っても、なんだか、まったりしてる。

院長も

「普通の子はさ、シャーとか言われちゃうんだけど、

この子って、ほんと大人しいよね~」と。

私は

「もしかすると・・・慣れちゃったかも?」と。

 

〇2月23日(金)

補水チャレンジは続けていたが、

よねの様子を見るに、

通院ストレスより、私の強制補水の方が、

はるかにストレスがかかっている気がした。

よし!

わし、余計な事やめる!

その代わり、

朝だけ強制給仕を始めるが、こっちは上手く行きそうだ。

 

〇2月24日(土)

輸液のため、通院。

よねの、あまりの、ヘッチャラ振りに、

院長も、点滴を刺して補ていする手を、

放しちゃう始末だ。

そして、なぜか、

「よね♪ よねよね~♪ 不思議っ子よね~♪」と、

謎の歌を歌い始める、院長。

よねの、不思議オーラは、

院長をも歌わせるのかと、空恐ろしくなった。

 

 

いよいよ、よねの闘病が始まった。

あっという間に逝ってしまった、

きくの時のようには行かないだろう。

よねが、いつまで、

この世に居るつもりかは分からないが、

居てくれる間は、生きる事だけを考えよう。

そして、最期は上手に死なせてやりたいのだが・・・

保護した子猫の成長期、うめの闘病記、

きくの短い闘病記、

これまた、保護した子猫の成長期、

ページを空けずに書いてきた。

今度は、よねの番だ。

それが、今回に限って、

なかなか書けないでいた。

正直いって、前が向けない日が続いたんだ。

怖い・・・

よねが、終わりに向かっていく姿を見るのが、怖い。

こんなに、怖気づくのは、初めてだ。

この期に及んで、何を言ってんだ、私め!

そう自分を叱咤している中、

よねさんは、通院にも慣れちゃって、

背中が輸液でパンパンなのに、

ご機嫌そうにコロンと転がって、

私を斜め下から見てくるんだもんな。

「あぁぁ、液がぴゅーって漏れたら、どうすんのー?」って、

笑っちゃったよね。

不思議っ子よね~♪ ありがとな。


水に流したい

2018年02月22日 | 日記

のんびり、行こう。

って、そんな事は言ってらんない!

 

おはようございます。

と、言わんばかりに、

最近は、考えまくっていた。

 

私が暮らすマンションでは、

老朽化のためか、あちこちのお宅で、

水の詰まりや、水の漏れが発生している。

業者に頼んで調べてみても、いずれも原因不明だ。

今期、自治会役員として、この悩ましい問題に

向き合っているのだが、それも任期終了の3月まで。

それまで、どうにかこうにか、なんとなく、

いい感じで、ふわっと、平和的に、かつ穏便に、

やり終えたい!

そのためにも、イライラしている住民様の気持ちが、

少しでも和らぐよう、決まり文句も、考えた。

「構造上の問題も、否めませんよね」

うん、そうだよね。

上階の住民のせいで、漏れてんじゃないよね。

構造上の問題だったら、仕方ないもんね。

詰まってるのも、そういう事!

というわけだ。

こうして、決まり文句をひっさげて、

数件のお宅を、めぐっている。

 

そんな中、

来週からも、大変な事態に陥る予感で震えている。

会社のトイレが工事により、2週間、使えない。

これも、原因は、水漏れだ。

まただ!

こっちも、水漏れだ!

自慢じゃないが、会社のトイレの使用頻度において、

ダントツ、ナンバーワンは、この私だ。

ナンバーワンは、頻尿だ。

すげー飲むし、すげー出す。

隣の熟女さんは、大人として、わきまえているから、

「飲むのを、ちょっと控えよう」と言っているが、

ナンバーワンは、ナンバーワンになるべくしてなってる訳で、

この、強い欲望は抑えられない。

欲望に忠実に従ってきたからこそ、ナンバーワンになれたんだ。

今になって、控えろと?

無理だ、無理だ無理だ無理なんだ!

という事で、来週から、ナンバーワンは、

仕事中にも関わらず、

ちょくちょくコンビニに立ち寄って、

なんなら、近くのパチンコ屋にちょっくら入って、

いっその事、

あなたのお宅にフラッと現われるかもしれません。

気を付けて!

 

そして、我が家に帰っても、

水は漏れていた。

経口補水液を飲まされてる、よね。

 

輸液に通うストレスと、自宅で経口補水液を飲まされるストレス、

どっちがマシか、それを考えるため、始めてみたが、

問題は、よねではなく、この私だったという訳だ。

自分、不器用ですから恐縮です・・・。

やればやるほど、

水は、じゃんじゃん漏れてゆき、

よねは、びしょびしょに濡れてゆく。

自分、不器用ですから・・・。

 

よねさん、ごめんな

よね「やんなっちゃうよね」

 

よね「ほんと、やんなっちゃうよね」

 

よね「あぁぁ、やんなっちゃう」

 

よね「これとか、邪魔だし・・・」

 

よね「これ、どうにかしてよね、こわい」

とまあ、

久しぶりに、寝ぐせコレクションを撮ったところで、

何かと、いろいろ、水に流れないかな~?

なに?

そんな目で、見ないでよ~ん!!

 


目を、読む

2018年02月18日 | よねの闘病記録

皆様、よねとへっぽこへの

温かい励まし、

誠に、ありがとうございます。

 

おはようございます。

先日の血液検査の結果は、思っていた以上に悪かった。

腎不全で逝った、うめの生前の検査結果と比べても、

今のよねの方が、数値的には悪い。

けれど、病院の院長は言った。

「数値だけが、全てじゃないからね。

大丈夫。この子、見て!

全然、元気そうだもん。ね~!」と。

 

その発言に、

私は、また、この、ゆるーい院長と、

頻繁に会うことになるんだなって、

覚悟を決めた。

 

うめの時もそうだった。

院長は、いつも数値より、うめの顔を診てくれた。

そして、いつも、言っていたんだ。

「目を見て。目が苦しいって言ってるか、見てやって」と。

いい事言うな~っと感心していると、

「この子は我慢強いから、分かりづらいけどね」とか言ってきた。

分からんのかい!

 

そんな事言ってもね、こっちとら飼い主だかんな。

分からんはず、ないかんな。

よねさん?

 

よねさん?

う・・・うん。

 

ご心配頂いている皆様、安心してください。

今のよねさんは、元気・・・で・・・す?

って、分からんのかい!

 

と、まあ、

私は、まだまだ修行が足りんので、

総合的に判断してみるが・・・

食欲は、戻ってきた。

排泄も、正常だ。

血液検査の数値が、嘘みたいだと思えるほど、

普段通りの生活をしております。

今後は、週に2~3回の輸液をしながら、

様子を見ていこうと思います。

 

遊びの時間も、参加しておりますよ。

では、いってみよっ!

 

 

 

 

 

 

ちょっと待って!

さっきから、実際、遊んでるの、あやだけじゃん!

 

君達、楽しいの?

何が?

あとね、もうひとつ

ちょっと待ってほしいの!

おじさん、最高レベルに、かっこつけたカメラ目線、やめて!