あれは確か、去年の夏。
側にいた幼子との、自販機ボタン争奪戦に負けて
産まれて初めて、抹茶ラテ、飲まされたっけ・・・
おはようございます。
昨日は、コートを着ていると汗ばむほど、穏やかな日だった。
買い出しに出た私は、着こんだ事に後悔しつつ、
喉の渇きを潤すべく、自販機へと歩いた。
そこには、若いお母さんと幼い兄弟が居た。
嫌な予感がした。
しかし私は諦めるという選択肢を、己に与えなかった。
今すぐにでも、冷えたお茶が飲みたかったのだ。
私は乾ききっていた。
財布から小銭を出しながら、幼子をチラッと見た。
万が一、ボタンを押しに来ても、コイツなら勝てる気がした。
すっかり安心した私は、小銭を自販機に投入した。
その瞬間、
ドッシャンガラガラ
はやっ!
アイツの隣にいた、ぽっちゃり兄、はやっ!
そっちか~!そっちのパターンか~!?
その速さに、若いお母さんは成すすべなく呆気に取られ、
一瞬、時が止まった。
・・・・
「なんでお前が押すのぉ!すみません、すみません。」
若いお母さんは、ぽっちゃり兄ちゃんの腕を掴んだまま、謝り倒す。
いいんですよ、丁度、欲しかったのが出てきたみたいだから。
私は、そう伝えて、自販機の取り出し口に手を伸ばした。
そして私が掴んだのは、冷えたお茶ではなく、
温かな、それはそれは温かな、おしるこ。
2016年 1月、 おかっぱ 産まれて初めて、自販機のおしるこを飲む。
去年の抹茶ラテより、とろみが増した飲み物だった。
そうか、来年あたりで、そろそろ、コーンスープか?
そう予感した、おかっぱなのでした。
「再現画像 出演メンバー」
弟:おたま ぽっちゃり兄:うんこ 若いお母さん:よね
「画像 使用キャメラ」
父さんの本物の一眼レフ
「おかっぱ 感想」
昨日の朝、ようやく本物の一眼レフを借りたんです。
もう、すごいのなんのって。
なんの工夫もなく、これだけの画像が撮れるなんて感激です。
ほんと、構えてシャッター押すだけなんですよぉ。
なのに、持ち主である父さんの撮った作品といったら・・・
「真っ昼間」
父さん・・・これはないわぁ~