梅雨入りしちゃった?
入っちゃったんですか?
おはようございます。
そんな私は、今日も洗濯物を外に干そうとしている。
空は重く曇っているし、晴れる見込みは無さそうでも、干すつもりだ。
決して、空に挑戦状を突き付けている訳じゃない。
早すぎる梅雨に、思考と行動がついて行けないだけだ。
私は融通が利かない。
そんな中、
実家猫になったチャー坊は、案外と融通の利く猫だ。
相変わらず、触らせてくれるのは私にだけ。
いや実は、かずこさんは触る。
気付けば、普通にチャー坊の頭を撫ぜている。
不意に撫ぜられたチャー坊は、かずこさんの手をパンチするが、
かずこさんはどこ吹く風だ。
訳の分からない食べ物も、チャー坊に食わせようと差し出す。
柿の種の時もあれば、焼きそばの時もある。
もちろん、チャー坊は食べやしない。
チャー坊は、野良時代、きっと様々な物を食べて凌いできただろうが、
実家猫になって以来、ドライフードと猫用おやつ以外、
決して口にしない。
観葉植物も齧らないし、猫草だって齧らない。
だから、かずこが何を差し出そうと食べるという心配はない。
その代わりに、差し出された、かずこの手をパンチする。
それも心配する必要はない。
かずこはめげないのだ。めげるどころか、なぜか大笑いする。
パンチされて大笑いして、もはや喜んでいる節がある。
チャー坊への深い愛が根底にあるから、という訳じゃない。
かずこならではの遊び心が、弾むのだ。
そのおかげか、チャー坊は
「なんか知らんけど、もういいや」といった風に、かずこを警戒しなくなった。
警戒せずに、もはやあいさつ代わりに優しくパンチを出す。
そして最近のチャー坊は、そんなかずこを操るようになっている。
空の皿を見て、かずこを見る。
また皿を見てから、かずこを見る。
「この皿に、ご飯を入れて欲しい」というアピールだ。
すると、かずこはすぐさま気付き、チャー坊の皿に盛ってやろうとする。
ピーナッツを。
と、その様に気付いた父さんが、すかさずドライフードをかずこに渡す。
「これを皿に入れてやれ。」と。
こうして、チャー坊のおねだり作戦は、常習化している。
いいじゃん、いいじゃん。
なんか、いい感じになってきたじゃん。
さて、こっちも入ってる!
あやが入れば・・・
あや「おまえ、やってみろ!」
おたま「おら、入ったぞ。あや姉、見てるか?」
あやは、見てないぞー、どっか行っちゃったよー。
頑張れ、おたまよ!