朝から、
嫌な動画を観てしまった・・・
おはようございます。
ニュースで、コツメカワウソを虐待した容疑で、
書類送検された女の動画が放送されていた。
いかなる事情でも、動物を叩く場面は、見るに堪えない。
それが猛獣だろうと魚類だろうと、同じ気持ちに陥る。
そのくせ、ボクシングや格闘技を観るのは、嫌いじゃないから不思議だ。
なのに例えば、女性が男性と対戦するエキシビジョンマッチなどを観ると、
心の底から、怒りが湧いてくる。男性に対しての怒りだ。
あの怒りは、なんだろう?
書類送検された女は、人気インスタグラマーだったということで、
それも考えさせられた。
私などは、愛知の隅っこで、コソッとブログを書く規模だけれど、
それでも、動物との暮らしを伝える身としては、考えさせられた。
私は、20年以上前から、猫を飼っている。
しかも時々、ほいっと簡単に拾ってきて、数を増やしたりした。
行為とすれば、それは本当に、ほいっと簡単にだ。
もちろん、「話(ブログ)のネタになる」からではない。
放っておけなかったからだ。
それは美談だ。
しかし、現実は、結構大変だ。
いや今は、それほど大変ではない。
どちらかというと、猫達との暮らしは、とっても幸せです。
しかし、そう言っていられない時もある。
直近でいえば、おたまとたれ蔵の相性には、悩まされた時期がある。
ほいっと簡単に拾ってきてしまう訳だから、
先住猫はたまったもんじゃない。
特に、おたまは、決して多頭飼いに向く性格じゃない。
何度も子猫を連れて帰る度、凄まじいストレスを与えた。
そのうえ、たれ蔵は居なくならない(里子に出ない)。
おたまは、
「おら、あいつ、あんまり好きじゃないだ」
と、あからさまに表現していた。
私は、それを知りながら、たれ蔵を我が家に残した。
しかも、のん太も残した。
これは、ある意味正解だと思ってはいるけれど、もはや多頭ガチャ方式だ。
増やしてダメなら、もっと増やして、ガチャガチャとしてみると、
案外うまく行っちゃうという意味だ。
故きくも、そうだった。
猫が大っ嫌いなのに、
保護猫を含め、我が家の瞬間最大個数が9匹になった時期もある。
もはや、飼い主の暴挙だ。
そして、私は、いつだって菩薩のように優しい飼い主じゃない。
懐も浅いし、財布も薄い。
胸だって、洗濯板か?!てくらい、ペラペラだ。
大して悪くない猫に、怒ったりする時もある。
叱るんじゃない。
自分の感情に任せて、怒ってしまう。
私は、一度、きくを叩いたことがある。
威嚇するきくを、反射的にバシッと叩いた。
あの時の、
右手に伝わるきくの頭蓋骨の硬さと、きくの顔は今でも忘れられない。
勝手に猫を増やして、勝手に忙しくなって、
勝手に怒って、猫を叩いた訳だ。
おたまを叩いたことは無いが、責めたことはある。
「どうして、たれ蔵を咬むの?ダメでしょ?!どうして、分かってくれないの?」とかね。
そんな時のおたまは、なんとも切ない顔をする。
逃げればいいのに、逃げはしない。
じっとその場で、切ない顔をしていた。
私は、あの時のおたまの顔も忘れない。
何度も、何度も、思い出す。
どんな時だって、忘れちゃいけない。
今は、平和だ。
それは、おたまとたれ蔵が、すんばらしい猫だからだ。
私は、彼らの素晴らしさに照らされている。
そして、その後ろを必死について行ってるだけだ。
今朝は、動画を観ながら、
それを決して忘れちゃいけないと思ったし、
伝える側の姿勢として、改めて書いておこうと思った。
もちろん、のん太もあやも、すんばらしい訳だけれど・・・
あやさん?
尻尾、退かしてあげなよ?
ゆらゆらして、邪魔だと思うのよ?
あやは、自分がこんなことされたら、凄く怒るじゃん?
ほら、おたまが目覚めちゃったじゃん?
おたま「ん?これなんだ?」
あくびしてる間に、退かしてあげてよ?
あやっさんってば?
あや「あたしの尻尾に何かしやがったら、ぶっ飛ばすわ!」
いやいやいやいや、それはさすがに、暴挙だわ~。