うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

ちびっ子チンピラ、生誕の日

2023年07月31日 | のん太の事

たしかに

のん太は甘えん坊な子だと思う。

 

おはようございます。

私が横になると、必ず乗ってくる。

横になった瞬間、乗ってくるから体制が整わないまま、

私はのん太を撫ぜなければならなくなる。

たしかに、甘えん坊だ。

けれど、私が抱っこしてやろうと言うと、

全力で逃げていく。

逃げたところで、とてもチョロいから、捕まえて抱っこしてみると、

凄まじく嫌がる。

嫌過ぎて、「ゲーが出そうら」って言うくらい、嫌がるのは、

なぜだろう?

そして、そんな様子に笑えて来るのは、なぜだろう?

 

これが、たれ蔵だったら本気で凹む。

さらに、おたまに嫌がられて、シャーを喰らうと泣けてくる。

ちなみに、あやだったら・・・。

あやは、そういう事を絶対しないと信じている。

 

そんなのん太は、我が家最小だ。

そのくせ、やたらと偉そうだ。

我が家で一番大きなおたまにだって、果敢に喧嘩を吹っ掛ける。

というか、突然襲うものだから、

寝ていたおたまの悲鳴は、怒りよりも驚きの方が強い。

そのくせ、あやに対しては、そんな無謀なことはしない。

とても注意深く観察をして、当たらない前提の最弱パンチをする。

それでも、間が持たなくなると、すぐたれ蔵の所へ逃げ込む。

まるで、チンピラのやり口だ。

 

そんな、のん太の誕生日が、とっくに過ぎていた。

7月23日は、のん太の誕生日だった。

正確には24日に産まれているかもしれない。

とにかく、23日~24日を跨ぐ深夜に産まれていることは間違いない。

 

あら、のんちゃん?

あや「またベッド落としちゃったの?」

 

のん太「ちらない」

相変わらず、独創的に好き勝手やってるが、

のん太、4歳を迎えた。

のん太「なんら?なんなのら?やりゅのか?!」

おいこら!


決死の約束 (追記あり)

2023年07月28日 | チャー坊のこと

これは一体、なんだろう?

 

おはようございます。

クイズです。

この画像の中に、生物が写っています。

さて、どこに、どんな生物が、いるでしょうか?

 

もう一枚

うふふふ。

なんでしょう?

 

やけに目立つ男と出会って、約半年間。

私は、一日も欠かさず泣いている。

本当に、泣かないで済んだ日は一日もない。

 

男はある日、まるで私を「見つけた!」といった風に駆け寄ってきた。

けれど、片目しかない、その目は、傷だらけのビー玉みたいに曇っていた。

私は驚いた。

そして、なぜか嬉しかった。

だけど、切なかった。

気付けば、私の目から涙が落ちていた。

男は駆け寄ってきたくせに、名前も名乗らない。

仕方ないから、私は男に名前を付けた。

「チャー坊。」

ダサい響きだ。

ダサすぎて、それにも泣けた。

 

あの日から今日まで、いまだに毎日泣いている。

これは一体、なんだろう?

きっと私は、恋をしている。

これはきっと、恋だ。

 

私は、チャー坊のことを、もっと詳細に書き残したいと思っていた。

けれど、どうしても言葉が見つからなかった。

心の中は、たくさんの言葉で溢れているのに、一つも浮上しては来ない。

チャー坊を繋ぎとめておくに必死だった。

「チャー坊、またね。絶対よ。」

そんな一方的な約束を押し付けて、繋ぎとめようとしていた。

そのくせ、チャー坊の気持ちが酷く気になった。

どうせ、私じゃなくてもいいんだと自己肯定感を下げてみたり、

チャー坊は、私をどう思っているんだろうと聞いたところで、

チャー坊は無口で、滅多にニャーとも言わない。

それでも、約束通り会えれば自己肯定感まで上がった。

まるで、それは恋だ。

 

そして、チャー坊は私の独りよがりの約束を、最後の最後まで守った。

別れの日の朝、私は苦しそうなチャー坊に、

「チャー坊、またね。また来るからね。」

と声を掛けて、出勤した。

深い意味はなかった。

無意識に口癖みたいに言ったのに、

チャー坊は、それも守り抜いた。

出会ってからあの日まで、チャー坊は一度も約束を破らなかった。

 

だけど、私はまだ言えない。

チャー坊、ありがとうって言えない。

私の恋は、まだ終わっていない。

私は、粘り強いんだ。

粘着質な恋だ。

質の悪い恋だ。

もう、決死の約束なんてしなくていい。

それでも私は今でも、毎日縋るようにチャー坊の画像を見つめている。

チャー坊、私はいつまで、君に恋をし続けるのだろう?

 

ねえ、チャー坊?

 

君は、これで良かったの?


チャー坊との、最後の青空

2023年07月25日 | チャー坊のこと

前回の記事に、

コメントを下さった皆様、

誠にありがとうございます。

何度も何度も、ありがたく拝読いたしました。

 

おはようございます。

7月24日、月曜日。

チャー坊は昨夕から呼吸が荒い。

私は一晩、チャー坊に付き添っていたが、夜は乗り切った模様だ。

かずこをデイサービスに見送ってから、父に、

「何かあったら電話して」と伝え、出社した。

今日ぐらい休もうかと思ったが、

「ど根性のチャー坊のことだもん。今日も乗り切れて、また徹夜になるかもしれない。」

という期待があったから、この日は会社を休まないでおこうと考えた。

 

11時54分、スマホが鳴った。

父からだ。

「チャー坊がおかしい。すごい声でギャッと叫んだ。」

私は急いで会社を出て、実家へ向かった。

 

約10分後、チャー坊は何度か、カッカッと口を開ける。

私は、チャー坊の背中を擦りながら、

「チャー坊、来たよ。チャー坊、もう逝っていいよ。」

と何度も声を掛けた。

 

5分ほど経ったろうか。

チャー坊が動かなくなった。

私はチャー坊をペットシーツに移したが、

カーペットにもペットシーツにも、濡れた個所が無い。

最後は、だいたい失禁するものだけれど、それが無い。

「チャー坊?死んだよね?」

そう言って、チャー坊をジッと見ていると、耳がぴくぴく動いた。

鼻に指を当てると、微かな風が吹く。

「まだ生きている!」

 

私は、微かに生きているチャー坊を抱き上げて、

台所の窓辺へ向かった。

「チャー坊、日向ぼっこしようね。」

私とチャー坊にとって、昼は特別な時間だった。

チャー坊が、まだ会社に住み着いていた頃、

私達にとって、昼休憩の時間は日向ぼっこをする時間だったのだ。

「チャー坊、気持ちいいね~。」

と話しながら、地べたに座り込んで一服する私に、

チャー坊は寄り添って、私達は同じ空を見上げ、同じたんぽぽを眺めた。

 

台所の窓辺に座り込み、だらんとしたチャー坊を膝の上に乗せ、

壁の時計を見たら、12時10分だった。

それは丁度、会社の外階段の階下で待つ、チャー坊のところへ、

駆け下りていた時間だった。

「チャー坊、気持ちいいね~。」

見上げた空は、私達がいつも見上げていた空と同じ、真っ青だった。

私は、チャー坊を膝の上に抱いて一服していた。

気付けば、チャー坊は息をしなくなっていた。

いつだったか、正確な時間なんて分からない。

ただ、それに気づいた時、時計は13時を示していた。

「チャー坊、終わっちゃったね。」


125日目の君

2023年07月23日 | チャー坊のこと

あと、もう少しだ。

チャー坊、あと、もう少しだからね。

私は、そう声を掛けた。

 

おはようございます。

チャー坊は、そろそろ準備を始めた。

あと、もう少しで逝ってしまう。

 

逝かせてやらないと。

いやでも、また復活してくれるかもしれないじゃないか。

 

そんな思いが交錯している。

だから私は、今日も昨日と変わらず、

チャー坊の内耳に縊り付いて剥がれない汚れを拭いてやるのだ。

何年分か分からない、漆みたいな頑固な汚れだ。

それを綺麗にするには、とっても時間が掛かるんだ。

いつか・・・いつかピカピカの綺麗な耳になりますように。

そう願いながら耳を拭いていると、チャー坊は気持ちよさそうに顔を上げる。

まだ、反応がある。

いいぞ、チャー坊!

流石だ、チャー坊!

 

だけど、もう、強制給餌はしない。

 

チャー坊、もう少しだからね。

 


白い猫と白い花

2023年07月20日 | のん太の事

我が町が、

全国1位に輝いた日。

 

おはようございます。

39.1度で全国1位になった日に、

私も、39.1度の熱を出していた。

さすがに、1日、仕事も休んだ。

 

今朝、やっと平熱に戻ったが、

喉の腫れと痛みは、まだ残っている。

そして、熱と闘ったおかげで、全身筋肉痛だ。

 

いや、もしかすると、

腕の筋肉痛は、のん太の看病が原因かもしれない。

私が昼間、寝込んでいた間、

のん太はずっと看病してくれていたから。

こんな感じで・・・

のん太「おい、かかぁ。らいじょうぶか?」

 

のん太「かかぁ、かかぁ、らいじょうぶなのか?」

 

のん太「かかぁったら、らいじょうぶ?」

 

のん太「かかぁ~かかぁ~」

やめてくれーーー!

 

そんな私を筋肉痛無しで癒してくれたのは、これね。

今年も、会社でお世話している胡蝶蘭が咲いた。

蕾はすべて咲き切ることが出来ず、

開花は少なめだが、咲いてくれて、ありがとうありがとう。

 

元気でいておくれ。