うっわ、
このキャベツ、だらやすだに。
おはようございます。
我が家のおじさんと買い物をしていて、
思わず発した、この一言。
意味は、「このキャベツ、ものすごく安い」です。
名古屋出身のおじさんには、
この三河弁が分からなかったらしい。
私の体内に、衝撃が走った!
ということで、
今日は、第2回・愛知弁を考えてみよう!のコーナーです。
私が暮らす、この三河地方には、独特な方言が存在する。
例:「雨がたくさん降っています。」
これは、愛知県では、
「バーバー降っとるに。」
もっとすごい雨に対しては、
「ダーダカダーに降っとるに。」となる訳です。
なんだか、土砂降りなのに楽しそうですよね。
いまや全国区に広がりつつある、有名な方言、
「ちんちん」はご存知ですよね。
熱々という意味なのですが、
これは、名古屋弁として認知されているようです。
ところが、三河地方は、チンチンを更に発展させて、
「チンチコチン」という、方言を生み出しました。
ここで、一旦、申し上げますが、
私は、下ネタを書いているつもりは、毛頭ございません。
では、続けます。
「チンチコチンなんて、いやらしい響きだわ。」
そう思われた方も居られるでしょう。
でも、この「いやらしい」も、愛知では、意味が違う場合があるのです。
例:「嫌味なことを言う人よね。」
三河弁だと
「やーらしー事をこく人やわ~。」となる。
もっと、やらしい事をこくようならば、
「あんた、どんだけ、ドやらしいの?!」と切れてしまいます。
この接頭語としてドを付ける表現は、随所に見られます。
下手過ぎる人へは、ド下手と罵り、
凄すぎる人へは、ドんのすごいと称える、
ドは、我々には無くてなならない音の一つなのです。
ところで、
本当にいやらしい事を言われたら、どうするか?
これに対して三河の乙女は、
「出るとこ出て、訴えたるに。」と、言います、当然です。
さて、そろそろ気になっていますよね?
「こく」って?
やらしい事を「こく」って?
そうなのです。
実は、愛知県民は、とかく「こく」のです。
「往生こく」(大変でした)
「損こく」(損をしてしまいました)
「嘘こけ」(嘘でしょー?!)
このように、
そこかしこで、何かを、こきまくっているのです。
では、ちょっと長めの例文です。
Aさん「臭いわ。あなた、今オナラしたでしょ?」
Bさん「嘘おっしゃい!オナラなんてしてないわ。」
Aさん「またまたぁ。したでしょ?」
~ここで、Bさん小石につまずく~
Bさん「きゃっ、つまずいちゃった。」
Aさん「よそ見してるからつまずくのよ。ドジね。」
では、三河弁で参ります。
Aさん「くっさ。あんた、屁こいたらぁ?」
Bさん「うっそこけ!こけへん。」
Aさん「またまたぁ。こいたら?」
~ここで、Bさん小石につまずく~
Bさん「うっわ、こけてまった。」
Aさん「ほーれみ。こけたら~。とろ臭いわ。」
いかがですか?
こんがらがりますよね。
要するに、互いが、
こいて、こかれて、最後はやっぱり臭い訳です。
一件落着という訳です。
おい、おたま!
こっちに、おいでん。
まだ寝とるの?
ちゃっちゃと、起きなぁ。
死んどるみたいに、なっとるに。
最後になりますが、
スネをぶつけて、青あざが出来た時、
我々は、こう叫びます。
「あぁぁ、スネの血が死んでまった~~」
お怪我のないよう、
今日も元気にお過ごしくださいませ。