たれ蔵が極楽へ旅立って、
1週間が過ぎた。
おはようございます。
たれ蔵が逝った次の日に、
たれ蔵の内視鏡検査での詳細な結果が出た。
今回は、真面目にお伝えします!
たれ蔵を襲った病は、
『T細胞性消化器型リンパ腫 中~大細胞型』
若年の猫の場合は、白血病キャリアが関与していることが多く、
それ以外は、老年の猫に発症しやすい。
※たれ蔵の場合は、
若年であるものの、白血病キャリアではない。
症状としては・・・
・食欲不振
・下痢や嘔吐
・激しい体重減少
などが主である。
※たれ蔵の場合は、
食欲不振の段階で病院へ掛かり、
その2日後から下痢と嘔吐が始まった。
検査は・・・
まずは、血液検査、検便、レントゲン、エコーを行う訳だが、
ここで目立った異常を見つけられない場合がよくある。
それこそが、消化器型リンパ腫の特徴とも言える。
※たれ蔵の場合は、
「腸壁が若干厚みを帯びている」以外、
他の検査での異常は見つからなかった。
追検査として・・・
内視鏡による生体検査だ。
全身麻酔下で行われるので、老年や衰弱が酷い場合はリスクが高いが、
リンパ腫の確定診断においては、内視鏡での生体検査は必須とも言える。
※たれ蔵の場合は、
約2週間の対処療法での反応を診て、内視鏡検査を行うこととなった。
治療は・・・
完治させる治療法は、現在ありません。
延命治療として、リンパ腫のタイプによって、
あらゆる抗がん剤やステロイドを用いて、寛解を目指す。
※たれ蔵の場合は、
検査の最終的確定診断に2週間を要した。
T細胞性とは・・・
リンパ腫は大きく分けて、T細胞が腫瘍細胞化するか、
B細胞が腫瘍細胞化するかに分かれている。
何が違うの?という点においては、私にはよく分からん!
ただ、T細胞性の場合、抗がん剤の効果が出にくい場合が多いらしい。
中~大細胞型って何かと言えば・・・
細胞は、大細胞として産まれ、分裂して小細胞へと成熟する。
その、どの過程で、ガン化してしまうのかを評価した場合、
たれ蔵は、幼い段階の細胞でガン化してしまう。
いわゆる、非常にアクティブなタイプのリンパ腫であることが判明した。
全てが判明したうえで・・・
たれ蔵が患ったリンパ腫は、非常に悪性度が高く進行も極めて早い。
治療下びおいても余命は、
1~3か月という確定診断が下った。
獣医さん曰く、
「このタイプは、悪性度がとても高いリンパ腫です。
なのに、最初から疑わなければ見つけられない、非常に難しくて困難な病気です。
予防はなく、原因は不明、治療も困難です。
たれ蔵ちゃんが、たまたま罹ってしまった・・・。
そう、お伝えするほか、ないです。」
獣医の話の中で、幸いだったのは、
下痢と嘔吐のコントロールが比較的よく出来ていたことと、
補液で脱水を防いでいたことで、
たれ蔵の苦しみは最小限に抑えられたのではないか、
という点だった。
今回は、皆様にも、
こういう怖い病気があるんだということをお伝えするべく、
記事に致しました。
罹らないように気を付けることは難しい病気ではありますが、
いつ何が起こるか分からない、この世。
今、側にいる毛むくじゃらとの時間を、どうぞ大切に。
そう過ごしていきたいと、私も改めて思いました。