母ちゃん世代は、
怖いのだろうね・・・・
おはようございます。
昨日は、かずこさんの定期検診があったから、
この際、仕事を休んで私事も詰め込んだ。
午前にかずこを病院へ連れて行き、
午後は、私の散髪と歯の治療の予定を入れた。
予定通り、美容院へ行くと、
ちっこいエグザイルメンバーみたいな若い男の子が担当してくれた。
ちっこいけど、けっこう厳つい感じだ。
ん~、ちょっと怖いかも?!
私はそう思いつつ、
「こんな感じにしてください。」
とスマホの画像を見せてみた。
「今よりちょっと短い感じですね。分かりました。」
エグザイルは、画像をぱっと見ただけで切り始める。
おいおい、そんなぱっと見で分かったんか?
私は、じゃっかん不安に感じた。
だけど、20代の若者の目と脳は、きっと飲み込みも早いんだろう。
そう考え直して約5分後、
「こんな感じで、大丈夫ですか?」
と、エグザイルは言う。
いや、早すぎだろう?!
そして、どっこも変わってない!!
エグザイルは、見た目に反して、
恐る恐る毛先を5ミリ程度切るだけだった。
本当に、素人みたいな手先の動きに、私はピンときた。
「母ちゃん世代の女性の髪を切るのって怖いですよね?」
そう言うと、エグザイルは、
「はい・・・マジで怖いっす。」
と呟いた。
ちょうど、私のカットと並行して担当していた女性からも
クレームが出ていた。
若い男性にとって、母ちゃん世代の女性が
何を求めているかなんて、永遠の謎だろう。
「ちょっと切り過ぎちゃったりしたら、もう・・・マジ怖いんす。」
そう続けるエグザイルは、
𠮟れちゃった経験もあるのかもしれない。
なんか、楽しそうじゃないなぁ。
私は、それが酷くつまらなくなって、
ちょっと悪戯してやろうとか思いついた。
若い男に、悪戯しちゃおう。
「じゃさ、男性の髪型で貴方がしてみたい髪型ってありますか?」
私は、そう聞いてみた。
エグザイルは、ちょっと笑顔になって、
「はい、自分には絶対似合わないんっすけど、こういうのいいなっての、あります。」
と言ったから、私はすかさず、
「じゃぁ、それにしてください。」
とオーダーしてみた。
すると、エグザイルは目を見開いて、
「えぇぇっ?!いいんすか?」
と、叫んだ。
「いいよぉ、やっちゃってぇ。思いっきりやっちゃってぇ。
どうにも似合わなかったら、仕上げにジェルでべったりかきあげれば、
どうにかなるでしょう。ジェル使い切った頃には伸びるしねぇ。うふふふふふ。」
私は、そう言ってほくそ笑んだ。
すると、エグザイルは
「よし、じゃ任せて下さい。そゆの得意っす!」
と言って、まるで生き返ったみたいな顔付きと手つきで、
見事に切り上げていった。
結果、私の髪型は、私のなりたい私ではなくなった。
でも、実に楽しいっ散髪時間と相成った。
若い男の子を驚かせたり笑わせたりするのって、
ムラムラするよねっという変態のお話でした。
「次は、刈り上げちゃいましょうね!」
と、エグザイルは、調子こいていたっけな。
たれちゃんは、そろそろ冬毛になってくね~うふふふ。