私は時々、
おたまは「天才猫」なんじゃないかって
思ってしまうのです。
おはようございます。
いるいる、そういう人いる。
「うちの子は確実にしゃべってる」とか、
「たぶん、この子は神の申し子だ」とか、
そういうことを言う人、いますよね。
ここにもいます!
我が家のおたまは、私からすれば、
「ああ、ちょっと苦手だわ」と思ってしまうほど、頭がいい。
いや、あやも相当に頭がいいというか、
彼女とはもはや、日常のほとんどのやり取りが会話で成立する。
あやは、コミュニケーションお化けだ。
といった具合に、
ひょっとすると、私は我が子を過大評価しているかもしれない。
ただ、
じゃあ、のんちゃんは何だ?と聞かれれば、
「あの子は、何にも考えていない」と言わざるを得ない。
それが救いだ。私にはまだ、多少の冷静さが残っている。
ただ、昨日のおたまには驚いた。
かずこが粗相して汚したシーツを夜に持ち帰り、
洗濯機に放り込んで、すぐさま洗うことにした。
私とおじさんは、その間に夕飯を食べていた。
しかも、興味深いテレビ番組に釘付けの状態だ。
そんな中であっても、
私は一瞬ハッとして、後ろを振り返った。
すると、おたまが私をじっと見ている。
私は、そのまま何も考えず、洗濯機に向かってダッシュした。
本当に何か考えている間もなく走った。
すると、洗濯機のホースが排水口から外れており、
洗濯機の置台の枠から水が溢れる寸前だった。
「キャーーー!セーフ!!」
ギリギリセーフで、水漏れを防げたのだ。
「おたま、あんた、知らせてくれたね。」
「すごいな、偉いぞ、ありがとう。」
そう伝えると、おたまは「どんなもんだい」って顔をした。
その確信めいた顔を見て、私は、
「やっぱり知らせてくれたんだ」と確信した。
あれは偶然じゃないもん。
おたまが天才なんだもん。
私は、おじさんに何度もそう言いながら、
「おたま、ありがとう。」と伝えた。
そして、今朝も伝えた。
「おじさんも、おたまにありがとう言わんとかんよ。
3日は言い続けんとかんよ。」
おたま、ありがとな。
おたま「おら、すごいだ。おら、えらい子だ。」
こういう顔をしなくなるまで言わんとかんよ!