うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

3日は褒め続けよう!

2024年08月26日 | おたまの事

私は時々、

おたまは「天才猫」なんじゃないかって

思ってしまうのです。

 

おはようございます。

いるいる、そういう人いる。

「うちの子は確実にしゃべってる」とか、

「たぶん、この子は神の申し子だ」とか、

そういうことを言う人、いますよね。

ここにもいます!

 

我が家のおたまは、私からすれば、

「ああ、ちょっと苦手だわ」と思ってしまうほど、頭がいい。

いや、あやも相当に頭がいいというか、

彼女とはもはや、日常のほとんどのやり取りが会話で成立する。

あやは、コミュニケーションお化けだ。

といった具合に、

ひょっとすると、私は我が子を過大評価しているかもしれない。

ただ、

じゃあ、のんちゃんは何だ?と聞かれれば、

「あの子は、何にも考えていない」と言わざるを得ない。

それが救いだ。私にはまだ、多少の冷静さが残っている。

 

ただ、昨日のおたまには驚いた。

かずこが粗相して汚したシーツを夜に持ち帰り、

洗濯機に放り込んで、すぐさま洗うことにした。

私とおじさんは、その間に夕飯を食べていた。

しかも、興味深いテレビ番組に釘付けの状態だ。

そんな中であっても、

私は一瞬ハッとして、後ろを振り返った。

すると、おたまが私をじっと見ている。

私は、そのまま何も考えず、洗濯機に向かってダッシュした。

本当に何か考えている間もなく走った。

すると、洗濯機のホースが排水口から外れており、

洗濯機の置台の枠から水が溢れる寸前だった。

「キャーーー!セーフ!!」

ギリギリセーフで、水漏れを防げたのだ。

「おたま、あんた、知らせてくれたね。」

「すごいな、偉いぞ、ありがとう。」

そう伝えると、おたまは「どんなもんだい」って顔をした。

その確信めいた顔を見て、私は、

「やっぱり知らせてくれたんだ」と確信した。

あれは偶然じゃないもん。

おたまが天才なんだもん。

私は、おじさんに何度もそう言いながら、

「おたま、ありがとう。」と伝えた。

そして、今朝も伝えた。

「おじさんも、おたまにありがとう言わんとかんよ。

3日は言い続けんとかんよ。」

 

おたま、ありがとな。

 

おたま「おら、すごいだ。おら、えらい子だ。」

こういう顔をしなくなるまで言わんとかんよ!


室内ウォーキング?

2024年06月26日 | おたまの事

いよいよ、この季節がやってきた。

いやとっくに、やって来ている。

 

おはようございます。

愛知県、梅雨入りしたんですね?!

とっくに梅雨になっていた。

煩わしい季節だ。

私は、バカみたいに暑い真夏より、

このジメジメした蒸し暑さの方が苦手だ。

 

そんな曇りと雨の狭間でも、汗で汚れた洗濯物は増える。

汗をかかない季節なら、2人暮らしの我が家の洗濯は一日おきでいいが、

この季節は、毎日だ。

干すのは、決して嫌いではないが、

取り込み、畳み、タンスにしまうという行為が面倒なのだ。

 

だから私は面倒過ぎて、

雨でなくとも、晴れていたって、室内干しが常態化する。

そして、部屋干しの洗濯物を、そのままに受け入れてしまう。

畳んでタンスにしまう行動をはしおり、

もはや、部屋ごとウォーキングクローゼットと化している。

そのおかげで、

私はこの今『ウォーキングクローゼット』と書いた直後、

「あれウォーキングクローゼットじゃなく、

ウォーキンクローゼットだったかしら?」

と疑問に思い、調べた結果、

正しくは、『ウォークインクローゼット』なのだと、生れて初めて知って、

戦慄が走っている。

学びって、どこにでも転がっているのですね。

 

さぁ、ここにも転がる男がいる。

10年間、顔回りしか梳かせてくれなかったくせに、

どういう訳か、ある日突然、こんなことになっていた!

おたま「おらも、やってくれ」

はいはい、おたまは顎だけだね?

そう言いながら顎だけを梳かしていると・・・

 

おたま「おらを見るだ!」

見てるけど?

 

おたま「見てるか?おら、転がっただ。」

ん?

うん。

 

もしやと思い、ボディーにブラシを当てると、

おたま「こっちもだ。」

と、実に気持ちよさそうに梳かされていた。

 

なんと、10年越しの全身ブラッシング!

おたま「気が向いた時だけだぞ」

充分でございます。


伸びしろしかない、しろ

2024年06月24日 | おたまの事

ぷっちゃん、白黒ちゃんの席巻で、

皆様に、ご心配、応援を頂き、

誠にありがとうございました。

 

おはようございます。

当の子猫達は、預かりボランティアさんのお家で、

すっかり落ち着いて、すくすく成長中だそうです。

2週間後にはワクチンを打って、里子へ旅立てるだろうとのことです。

さすが、素早い!

 

そんな我が家は、静けさを取り戻した。

子猫らが居たことで、もっとも疲れたのは、おたまだろう。

おたまは、決して器用な猫じゃない。

強い猫でもない。

そのくせ、縄張り意識の強い男だ。

今まで、おたまが出会った子猫は、ぷっちゃんらを入れて10匹になる。

毎度、怒って怖がって困惑して懸命に考えて、

で、どうにか現実を受け入れようと頑張って来た。

 

そんなおたまも、気付けば今年で10歳だ。

おたまが、まだ野良猫だった子猫時代、

私が見たのは、丘の上にいる母猫と兄妹猫らを見上げて、必死に叫ぶおたまだった。

どれだけ叫んでも、どういう訳か、母猫はおたまを迎えには来なかった。

草むらに居る、おたまを拾い上げた時、

丘の上の真っ白な兄妹らと違い、おたまは酷く汚れていた。

それでも腹がパンパンで、案外太っているなと思いきや、

獣医へ連れて行くと、腹の中は雑草と砂利で詰まっている状態だった。

 

「よしよし、いい子だね。いい子だよ。」

いくら撫ぜてやっても、小さなおたまは喜ぶ顔をしなかった。

いつも陰鬱な表情をした、なんとも可愛げのない子猫だった。

「大丈夫、子猫だもん。すぐ元気になる。」

獣医にもそう言われたが、おたまは一向に遊ぼうともしない。

撫ぜられて甘えることもせず、ただただ怒ってばかりだった。

私はすっかり困ってしまい、

「うちみたいに、多頭飼いじゃない方がいいのかもしれない。

この子にだけ愛情を向けてくれる人の方がいいのでは?」

と考え、里親募集をしてみた。

すると、

ドライフードも完全拒否で、大人し過ぎるが、

それに向きあってくれる里親さんも見つかった。

ところが、

お届け予定の3日前、おたまは体調を崩した。

謎の下痢だった。

「おかっぱさん、こういう時ってね。

無理に里親の所へ行かせない方がいいんだよ。」

知人にそう言われ、私は里親さんに平謝りして、

おたまを我が家へ残すことを決めた。

 

撫ぜても怒らなくなったのは2年掛かった。

ブラッシングを顔回りだけ許すようになったのが4年、

全身のブラッシングを許すようになったのは、今年だ。10年掛かった。

ドライフードを食べるようになったのは6年掛かったし、

たれ蔵やのん太を受け入れるのには、1年以上必要だった。

考えてみれば、そのくせ、

たれ蔵が病に倒れた時、おたまは誰よりもたれ蔵を心配した。

いつもは、他猫がちょっと病院へ連れて行くだけで、その匂いを気にして、

シャーシャー言うくせに、

病院の匂いをプンプン漂わせるたれ蔵に、一度も怒ったりはしなかった。

それどころか、体を舐めてやっていた。

 

考えてみれば、今回の子猫席巻でも、おたまは少し違っていた。

赤ちゃん猫でも、来れば大きく動揺していたおたまが、

ぷっちゃんのギャン泣きを心配する気配を見せた。

あれは意外だった。

まあ、白黒ちゃんがやって来て、ぷっちゃんのギャン泣きが治まったら、

遠慮なく、めちゃくちゃ怒っていたんだけどね。

 

おたま、お前っていい奴だな。


灼熱の地面

2023年07月17日 | おたまの事

我が町の今日を、

39度と予想したらしい。

 

おはようございます。

ちなみに、明日は40度と予想している。

外に出ない方がいい気温だそうだが、私は今日も出勤だ。

もう別に、いいです。

無ですから。

まるで、この子みたいな心境だ。

昨朝、あれなんだろう?っとズームしてみたら、

 

無の境地のハトがいた。

こんな感じで、行きます。

 

しかし、昨日は凹んだな~。

とても無の境地ではいられなかった。

久しく猫の爪切りをしていないと思い、おたまを捕まえて、

爪切りをしてやった。

多少嫌がったが、そのまま続けて前足10本切り終えると、

おたまが怒った。

ムームー鳴きながら、その場で地団駄を踏む。

「ごめんごめん」と駆け寄ると、私に向かって、

「シャー!」と息を吐きかけた。

その後、機嫌を取ろうと撫ぜても、

ムームー鳴きながら、湧き上がる怒りを持て余すように、

うねうね体をくねらせていた。

爪切りで、それほど怒ったおたまは、初めてだ。

 

ごめんよ、おたま。

お前の気持ちを無視しちゃったな。

 

数時間が経ち、私の心は依然、灼熱の地を這っていたが、

ご飯の準備をせんと立ち上がって台所へ行くと、

おたまが、私の所へ駆け寄ってきた。

おたまが、そんなことをするのも初めてだった。

「どうした?」

そう声を掛けると、

「別に・・・別にだけど」

といった風に、私をまっすぐ見上げていた。

ありがとな、おたま。


結局、分からんのかーい!

2023年02月27日 | おたまの事

この土日は、めっぽう寒かった。

冷たい風が吹き荒れていた。

私は、コンクリートの上でスリスリ甘えるチャー坊が寒かろうと思い、

膝に抱き上げてみたが、当のチャー坊は、

「やめてよぉ。なにするんだよぉ。」

といった緩い具合で、膝から降りた。

彼は、めっぽう優しい。

 

おはようございます。

私は、猫は奇跡を起こす生き物だと信じている。

それは、気付かないほど小さな奇跡の時もある。

ほんのささやかな、不思議な奇跡だ。

なのに、野良猫を迷惑がったり虐めたりする人がいる。

こっそりでもいいから、その猫を見ていて欲しい。

可愛がらなくってもいいから、こっそりと。

ささやかな奇跡を体験できるかもしれないから。

 

そんな私は、犬好きだ。

犬にも、きっと素敵な奇跡が起こせるのだろうな~。

いいな~体験したかったな~現世もう無理だろうな~。

 

ある日、家に帰ると風呂場に、黒い抜け毛が散乱していた。

加えて、猫の糞が転がっていたのだ。

私は、とっさに推理した。

おたまだ!

おたまが、たれ蔵を虐めて風呂場に追い込んだ。

そのせいで、たれ蔵が恐れて脱糞してしまったのではないだろうか?

 

私は急いで、たれ蔵の元へ走った。

「たれ蔵、大丈夫か?」

たれ蔵は、なにが?という顔をした。

怪我もしていないようで安堵したが、おたまへの怒りが湧き上がった。

「おたま、どこにいる?おい、おたま!」

窓辺に居たおたまを見つけ、歩み寄りながら声を掛けると、

おたまは、なにが?という顔ではない顔だった。

何かを思っている顔だ。

 

おたまとたれ蔵は、いつも微妙なバランスで距離を取って過ごしてきた。

追いかけっこして遊ぶこともあるけれど、決して気の置けない仲ではない。

 

私は、

「たれ蔵に何かあったんか?お前がやったの?教えて。」

と、静かに問いかけた。

おたまは、怒りを堪える私から目を逸らさない。

おたまは、何か言いたげだが、私には分からない。

ただ、たれ蔵が普段通りだったから、それでいいかと思うようにした。

 

その次の日。

あやを構っていると、来た来た。

 

あや「おたま、なんなの?やる気?」

あやにチョッカイを掛けに来たのかと思いきや、どうも違う。

逆に気味悪く思ったあやは、退いた。

 

すると、おたまは、

何気なくを装った風に、

 

近寄ってきて

 

私に抱っこをねだってきた。

おたまが、こんなことをするのは、滅多にない。

 

おたまは、昨日のことを、何か伝えたいのだな?

わかったよ。よしよし、わかったよ。

私は、そう言いながら、しばらく抱いていた。

で、おたまは何が伝えたかったのだろうか?

ごめん、さっぱり分からんのや。