今宵の月は、
中秋の名月だそうです。
おはようございます。
歩いて1分の実家、
私は毎日、朝晩通っている。
以前は、朝だけ立ち寄っていたが、
チャー坊を実家へ保護して以来、夜にも通うようになった。
チャー坊がいなくなった今でも続けている。
ボケたかずことの24時間を、父さんだけで向き合うのは、
堪らないだろうと気付いた。
チャー坊のおかげだ。
でも本当は、私は逃げていたんだ。
朝、様子を見て、土日はもう少し手伝う。
それ以上、自分の時間と労力を親の世話に割くことを逃げていただけだ。
今は、もう逃げようだなんて思わない。
そして、不思議なことに、全く苦にならない。
あの、チャー坊との苦しくも狂おしい程愛しい暮らしを経て、
私は以前より、少しだけ強くなったようだ。
かずこのボケが凄まじかろうが、
父さんの頑固が絶望的だろうが、
今の私にとっては、屁だ。
もうチャー坊は病に苦しんでいないんだから、それ以外は屁の河童だ。
何でもござれだ。
そして、良い事も見つけた。
実家からの帰り、歩けば1分だが、
私は毎晩、月を探してふらふらして、しばらく月を眺めるのが
習慣になりつつある。
夜空に包まれると、実に癒される。
今宵は満月だ。
私は、朝から夜空が待ち遠しい。
仕事、休みたい。
で、たれ蔵はどうしたの?
あや「ちょっと、何見てんのよぉぉぉ」
たれ蔵、どうして、そんな近くで、あやを見てるの?
あや「何する気?ぶっ飛ばされたいの?」
そうそう、ぶっ飛ばされたいの?
たれ蔵「いや、あの・・・たまたまなだけなの、母ちゃん助けて」
たまたま立ち止まったら、あやが居た、だけなのになウフフ。