9月21日(月)
シルバーウィーク中で休診日だが、
夕方、自動ドアを無理矢理こじ開けて、病院にて輸液。
いや、来いって行ったから有り難く行ったが、
ドアが開かないから、こじ開けてみた。
普段、勝気な看護師さんが、可愛く「ひゃっ」って言った。
9月23日(水)
やはりシルバーウィーク中だが、
恐ろしいほど何度も電話して、病院にて輸液。
いや、電話してきてって言われたので掛けたが、
全然出ないので、何度も電話してみた。
やっと通じた相手は奥さん先生だったが、
「ちょっと、おまちください」と言って、
多分、子供に向かって、
「ねぇ、ボルボいるの?
いないの?ボルボどこ行ったの?」という声が聞こえる。
ボルボとは、院長の自動車の車種である。
この家庭内の、力関係を知る。
9月25日(金)
病院にて、輸液。
1週間服用していたステロイドを、
一旦止めてみようという事になった。
前々から疑問だった、
a/d缶(高栄養食)をずっと腎不全の猫が食べていて
大丈夫か?
k/d缶(腎臓用療養食)に変えた方がいいか?
と聞いたところ、
「うめさんの段階だと、低タンパクのご飯食べても意味ないと思うよ。
とにかく栄養を摂って体力を維持する事のほうが大事!」とのこと。
9月26日(土)
病院にて、輸液。
混んでいた。
待合室が、
とにかく、ひたすら、ダックスフンド!
ダックスフェスティバル!
この1週間の、うめ
〇排尿 1日に4回(ステロイドの影響で回数が増えた。)
〇排便 1日に約1回(便軟化剤使用)
・強制給餌をしていることで、便の量が増え毎日出るようになる。
〇体重 3.45kg→3.4kg
〇食事
強制給餌にて1回分
a/d缶(1/5)+チューブダイエットネコ用キドナ(小さじ2)
+カリナールを1日2回。
・少しの量で多くの栄養を摂取してもらうために、チューブダイエットを加える。
腎不全のネコのために作られた、高栄養食。
粉ミルク様の粉で、これをお湯で溶いて作ります。
これだけを摂取しても、充分な栄養が入っているらしい。
私は院長に、
「延命は望みません。
死ぬまでの生活の中の不便苦痛をなるべく和らげたい。
そのために、例え寿命が縮まってもいいと思っています。」
と伝えた。
そう伝えると、元々ゆるーい院長だ。
「なんでも食べさせて、いいよ。」
「痛そう、辛そうとなったら、またすぐステロイド使おうね。」となる。
院長も延命ではなく、QOLを守る方針で治療をしてくれている。
今のうめは、大好きなおやつなら、
結構な量を自力で食べられるのだ。
強制給餌での我慢を、
大好きなおやつですり合わせる。
本来、うめの体のためなら、
強制給餌の回数を1回増やして体重を維持させたほうがいい。
でも、やっぱり、うめの心も大切にしたい。
おいしい物を自分でいいだけ食べたいもんな。
うめの心のすべてなど私には解らない。
むしろ、ほんの一部分しか解らない。
その、ほんの一部分だけでも、
見逃さないよう、すくい上げよう。