富士見の花桃と名付けた花桃の木を見つけたのは、竹を切る前なので十数年前になります。
竹やぶの端にあったので、見つけた時は枯れる寸前のボロボロ状態でした。
竹を切って日が当たるようになったら、まさに不死身の花桃、復活していく姿に驚きました。
グラグラで中に空洞が出来ている幹が、今は動きません。
新しい枝を伸ばし、毎年たくさんの花を咲かせるようになりましたが、
今日よく見たら、このままではまずいかも?
折れた先から出てきた枝が太くなり、元の太い幹が支えられなくなって折れるのではと思いました。
枯れる寸前の折れた枝から次々と出てきた新しい枝に、花が咲いた時は感動しましたが、
いくらなんでもこれでは重すぎる、喜んでいる場合ではない気がしました。
以前動物の映像で、自分の角が大きくなり過ぎて自分の頭に突き刺さるというようなのを見たことがあります。
ふと昨日の新聞記事を思い出しました。
69歳の医師である父親を34歳の息子が殺してしまった、珍しくない現実が恐ろしい・・・。
花桃の新しい枝が悪いわけではありませんが、この木を生かし続けることが大事なので、
蕾がたくさんできている太い枝を切ろうと思います。
もっと早く気づいて剪定すればよかったのですが、なかなかそうはいきません。
強い木なのでこのまま放置していて折れたとしても、またそこから復活してくる気はしますが、
頑張って長生きしてという思いを込めて、軽くしてあげようと思います。