MAMMA ちょっと 元気になれる かもしれない処

箱根西麓の山の上で 自然な生き方を模索する日々

物々交換

2013-01-16 18:27:04 | komako
漁師工房・拓さんと 物々交換を始めました。
拓さんは ブログの縁で知り合ったkayusouさんの友人で 房総の漁師さんです。
kayusouさんのエコハウス見学に伺った時 お土産で持って行った野菜が 
今度は 拓さんとの縁を取り持ってくれたというわけです。



昨日届いた干物は サバとイナダとカタクチイワシ 本当にきれいな干物です。
拓さんが自分で 獲って 干物にして 食べて確かめて 大丈夫と判断した物だけを提供しているそうです。
そんな拓さんが うちの野菜を気に入ってくれて 「物々交換しませんか?」と言って下さいました。
本当にビックリ! 嬉しい!!


うちの畑では 農薬は全然使わず 牛糞や鶏糞も使わず 落ち葉やカヤや草で堆肥を作り
化学肥料はたまに追肥で少し使う程度で 野菜作りをしています。
すごいなあと思うのは 野菜が元気で長生きなことです。
このピーマンは 多分2ヶ月位 台所の棚でビニル袋に入っていた物です。
どの野菜も ほとんど腐らないのですよね。

次は私の番 何を送ろうか考えるのが また楽しいです。
拓さんとは会ったことが無いのに 昔からの知り合いのような気持ちです。
もちろん ピーマンは送りませんから ご心配なく。

やってみようと思うことは やってみるもんだ。
一歩踏み出してみる。半歩でもいいんじゃない? 
人と人のつながりって 面白いこともあるものです。

そうそう kayusouさんの味噌作りを BSプレミアムで見ることができます。
18日(金)の23:15~23:45 「晴れ時々ファーム」
私も楽しみにしてまーす。 
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死ぬな!

2013-01-13 20:03:38 | komako
自分自身に出した冬の宿題(山の道作り)をやりながら ずっと考えています。
高校二年生 17才の男子生徒が自殺してしまったこと。
大阪市立桜宮高校バスケット部 きれいな学校名が 一層心に突き刺さります。

連日の新聞報道で知るだけなので 何がどこまで事実かもわからないし 軽々に意見は言えません。
私自身は 体罰に愛情はこめられないと思っています。
しかし 世の中には 私の価値観とは大きく違う世界があるのも事実だと思います。

体罰を与えることに慣れきってしまい 何も感じなくなった教師 
体罰を与えられる度に ますます敏感になって アレルギーショック状態にまでなってしまった生徒
去年の12月23日 みんながクリスマスだと浮かれている時に かけがえの無い命が消えてしまった・・・。

息子が突然消えてしまった母親は どんな日々をおくっているのでしょう。
47才の顧問教師にも 高校生の子供がいるかもしれません。
 


こんなに寒い中 野生に近いバラは咲いています。
去年植えてそのままにしてあった日本水仙も 咲きだしました。
でも 悲しくてたまりません。

何があっても 死なないで!
思いつめそうになったら ここに来て!
もしかしたら ちょっと元気になれるかもしれません。

いいえ 元気にならなくてもいい。 
生きていれば いい。

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無い価値

2013-01-10 18:47:26 | komako
5日に伐ってもらった家の前の杉と檜の片付けは 二日で終わりました。
伐ってもらう前まで心も揺れたりしたのですが 過ぎてしまえば・・・。



長屋の前からの景色は さえぎる物が無くなったので すっきり!
昔は 竹と木に埋もれてその存在さえ気づかなかった桜の大木が 全貌を現しました。
とてもきれいな花が咲くので 花見に来ませんか?



この家と共に存在してきた杉と檜なので 何とか活用したいと思い 葉は積み上げ 枝や丸太も集めてあります。
太い丸太は そのうちちょっと誰かに手伝ってもらって 移動するつもりです。
長い木も 1年経てばかなり軽くなるので 運びたいという人が現れるかもしれません。

数年前には想像もしなかった景色に変身しました。
大きな木は 在るというだけで 価値があると思って来ましたが
在るというだけの価値は 無くなると 無い価値に変わることもある。
新しい景色で 2013年スタートです。

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大恩人

2013-01-07 22:52:01 | komako
また一つ ばあちゃんの望みを叶えてもらえました。
叶えてくれたのは ちょうど2年前の平成23年1月に知り合った 土木会社の社長さんです。
工事のための資材置き場として 1ヶ月駐車場を借りたいという話で来たのですが
ばあちゃんと二人で やっときれいに片付けた駐車場だったので 貸せたくない私。
でも他に場所が無いというので 貸せることにしたわけです。

社長と何回か会って話をするうちに 何となく波長が合うような気がしてきました。 
ある日気軽に 「あの大きなビワの木は伐れるのかなあ?」と聞いたら
数日後の仕事帰りに寄って伐ってくれたのが 木を伐ってもらった最初でした。
その後 あちこちの大きな木を伐ってもらい 去年の1月には裏のクヌギを全部伐ってもらいました。

そして今年も 正月早々息が白くなるような寒い日に 初仕事に来てくれたのです。
考えてみたら 社長自らが木を伐るなんて 現場ではしないのかも・・・。
 
 

まずは 幹が燃えて枯れ始めた杉の大木を 2本倒すのに3分かかりません。
倒れた木を等間隔に切り 枝をはらうのもあっという間。

家の前の3本は 相当年数が経っている太さです。
土手の端の足場の悪い場所で いとも簡単そうにさっさとやってしまう社長
私はどきどきしながら 眺めていました。



社長の仕事を見ていて なる程こういうことなんだと思ったことがあります。
本物のプロの仕事は すごいことをすごそうに見せないんだ!
社長の仕事は 決断が早くて作業も速くて仕上がりが美しい!

私も 修理してきたチェンソーで 細い枝を切って片付けたので
経験していない人より ほんのちょっとは 木を伐ることの難しさがわかります。
ばあちゃんと二人で 杉と檜の枝と葉を別々に分けて 今日で全部片付けが終わりました。
ばあちゃんは 大満足のようです。

いろいろ辛いこともあるけれど 応援してくれる人もいる。
応援してくれる社長に 恩を返したい。
自分に出来ること 考えて実行します。
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見納めの景色

2013-01-04 21:57:51 | 自然
何かを変える時というのは 決意が必要です。
一時的なことなら 軽くいけそうですが 元に戻らない時は 心臓がどきどきします。



この景色は 今日が見納めとなります。
左側の3本の大木が 明日消える予定なのですが 今日も
「木は伐らない方がいいよ。伐るの反対!」という声を 聞いてきました。

私の気持ちは半々だったので もう一度自分なりに考え ばあちゃんと話しました。
確かに景色として見ると 3本の木の存在が いい感じに見えます。
前から見れば立派というか 堂々たる物なのですが・・・。



前ではない場所から見ると ある意味悲愴感におそわれます。
どちらも竹やぶの端にあったので 日の当たる側だけ枝が残った姿なのです。
見方を変えれば 悲壮な姿(悲しいうちにもりりしさのある姿)という感じもしますが・・・。

ばあちゃんに なぜ伐りたいのかもう一度聞いてみました。
「こさになるからだよ。それに前が見えないから。」
つまり 陰ができて作物の出来に影響するし うっとうしいということです。

少し離れた場所から見るといい景色も 裏から見ると 目の前をさえぎられて景色がよく見えない。
60年もここに住んでいるばあちゃんが そういう気持ちなのだから やっぱりいいのです。
時々 いろんな物の保存活動のニュースを聞き 難しいものだと思っていましたが
最後は そこに住んでいる人達の決意で良いような気がします。

そういえば5年位前 縁側の前の花壇にあった古いソテツを掘り出しました。
30年以上そこに鎮座していたものなので やっぱり覚悟が必要でしたが
ソテツが無くなったおかげで 花壇は再生し 色々な草花を楽しめるようになりました。
廊下からの景色も 当然せいせいしたというわけです。

そう言いながらも 40枚も木の写真を撮った気持ちは 何でしょう。
戻らないと決めて 飛び越えたら 後悔はしないということかな?



形あるものに永遠は無い そう思っている自分を再認識したので これでさよなら。
さよならの次の出合いを 楽しみにします。


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