I'm scary man

とラベルトレーニングも、終盤の美鞠ちゃんは、朝、１人で起きて、支度して、トースト焼いて食べて、７時３０分になったら「ママ、行ってきますー」と、寝てる私に声をかけて出かけて行きます。

偉いわ～～～

んで、ある朝の事。。。




７時３０分のバス停は、誰も居ないはずなのに、その日は、丸刈りでサングラスをかけた、がっしりしたおじさんがバスを待っていた。

美鞠（うわっ！この人、怖いなぁ！）

バスに乗ったら、なんと、同じところで降りたおじさん。
でも、歩く方向が違ったから、ちょっと安心した美鞠ちゃん。
学校へ行くバス停へ歩いて行ったら、なんと、さっきのおじさんが居た！！！

美鞠（ええ！なんで、あのおじさんが居るの？？？？）

美鞠、((((；゜Д゜)))　しながら、バスに乗り込むも、大人しくしていたのだけど、降りる時に、おじさんはそのまま乗って行っちゃったので、ちょっと安心して学校へ。

１日過ごした後、バス停に行ってみたら、あのおじさんは居ない。
ほっとしていた美鞠ちゃん。
気のせいだったのかぁ。。。と思ってバスに乗ろうとしたら、なんと、あのおじさんがやってきた！！！

美鞠（うそー！！なんで、あのおじさんが、ここにも居るのー！！！！）

美鞠、いつものバス停で降りて、そそくさと、乗り換えのバス停へ行こうとしたら、なんと！そのおじさんも一緒に降りた！！！

美鞠（ぎゃああああ　着いて来たよぉおおお）

普段は、冷静な美鞠ちゃんも、さすがに仰天して、おじさんから逃げた！
おじさんは、別の方向へ歩いて行ったので、ちょっとホッとしたところへ、お家へ向かうバスがやってきて、美鞠、無事に逃げ切った。

家の近所のバス停で降りて、信号を渡り、坂を降りて来たら、もうすぐお家。

ふと、路上に駐車してる車を見たら、なんと、あの、おじさんが居るじゃないの！！！
怖い顔して、新聞を読んでいた！！！！

ぎゃああああああああ

美鞠、一目散にお家へ走り、りんごーん！！

ママ、ドアを開けて、笑顔で「おかえり～～～～」

美鞠、うるうるして「ママ、怖かったぁ～～！！！」

ママ、話しを聞きながら、トレーニングの人が隠れて付いていったんだろうと解ったけれど、朝一番で、もうバレてんじゃんと、大笑い。
美鞠に事情を話しても、信じてくれない美鞠ちゃん。
念のために翌日、オフィスに電話してみたら、やっぱり、その人は、美鞠を守る為に着いていった人だった（笑）

美鞠を守る為に怖い顔して立ってた人は、元警官で、美鞠に何かあっても、すぐに悪いやつをやっつける事ができるツワモノだったのに、美鞠、知らないから、怯えていたと言う。あはは。もう、可笑しい！！！
オフィスの人と大笑いしていた。
サングラスしてて服も同じだったから、すぐにわかっちゃったと。
服を着替えたら良かったのかな？と、美鞠に聞いたら「別の人にしたら良かったんだ」と。
それも、ちゃんと報告したら、オフィスのミッシェルは、大笑いしながら「参考になったわ、ありがとう」と。

この話しは、どうも、オフィスで話題になったらしい。
なぜなら、元警官のトレーナーさんは、美鞠が走った事を危険行為としてレポートしたらしく、普段、美鞠は１人でも走らない子だと確認されているから、それは、何かおかしい、きっと、何かあったんだろうと、話していたから。

美鞠は、あなたから逃げてたのね！！！　ぎゃははははは！！！　って事で、オフィスで大笑いだったらしい。

まったく、美鞠ちゃんの行くとこ、行くとこ、笑いが絶えない（笑）

そして、今日、例の元警官が担当だったらしい。
もう、バレちゃっているから、彼は、朝、美鞠を見つけたら「おはよう」と声をかけて、ニコニコしながら「Do you know me? I'm scary man!」と話しかけて来たらしい。
その後、トレーナーの証明のカードを見せて、美鞠を安心させたとな。

本当は、隠れて、後を付けて行って、美鞠がちゃんとできるかどうか確認するはずなのに、バレちゃったら意味無いんじゃないのかしら？

それでも、ちゃんと、やる事を全てやって、教えられた事をちゃんと守って歩いていたらしい。
朝早いのも慣れてきたみたいで、片道１時間半の通学は楽しいらしい。
ほとんど、バスに座っているだけなんだけど、長時間が苦にならないのは、若いからだろうねぇ。

あたしも楽になったし、ガソリン代も月＄２００だから、お財布も楽になった～～