また、カエルの季節が来た。
もう軽く10年以上さらっていない池に、
はるばる遠い山から、やって来るのだという。
このところ、鳴き声が大きくなったなと思っていたら、
早々と、池に卵の泡が落ちていた。
惜しかったな。
この池には、大きい金魚が2匹棲んでいる。
落ちてきた卵は、そして運よく孵ったオタマジャクシも、
彼らの腹の中というわけだ。
さらに、夜ごと泣き喚くカエルの声は、
一番来て欲しくない、ヘビたちも呼び寄せる。
青大将にヤマカガシ、あるいは、マムシか。
それでも、毎年、鳴き声が響くということは、
なんとか生き残り、
山を目指す者が居るからだろうか。
こうして、荒れ果てた庭は、それなりの、
生態系を構成していく。
昨年心配したカエルツボカビ症、
今のところ、大丈夫だったのかな。