人にも、動物にも寿命がある。
母の友人が昨晩亡くなったという。
肺がんで、昨年3月までの命といわれていた。
おまけでもらったような1年で、
待ち望んでいた曾孫が生まれ、
お餅をしょって歩くまでに成長した。
よい1年だったのだろうと思う。
そういう母は、あまり気落ちした様子は見せないが、
数十年来の友人の死は、
予想していたとはいえ、こたえたと思う。
気がついたら、
人もうさぎも、ご老体ばかりだったりする。
ふだんは、ばたばたしていて考えないけれど、
人もうさぎも、年老いたなと思う。
そして、そんな時は、少しだけ、
残りの年月がよいものであって欲しいと、
思ってみたりもする。
とはいえ、
人にも動物にも優しくはない人間なので、
ただ、思うだけだったりする。