とりあえず生きてます。

立てない、寄りかからなければ横たわってしまう、目の前に置いた野菜も手つかずのまま。
薬は飲ませているけれど、あまり効かなくなったようだ。
病院に薬を取りに行ったら、たまたま先生が来ていたので伝える。診てないけれど、と言いながらも、もう長くはないだろうと思っている様子。
まだ診察はしていないらしいが、夕方は来ているから、連れて来られるようだったらと。
診てもらいたいけれど、往復1時間かかる。できるだけ静かに行っても、今のうさぎにはつらいかもしれない。
せっかく言って頂いたけれど、もう難しいかな。
今はもう、食べるのも疲れるらしい。少しくちにすると 嫌になってしまう。
こうやって、ゆっくり、少しずつ、命が抜けていくのかもしれない。
家に来たときから、手術したときから、お釣みたいな兎生なのだから。
あとは、痛かったり、苦しかったりしなければ十分だね。
その日まで、穏やかに。