一つの問題が公になり、
解決に動き始めた。
遅すぎたけれど、
待ち望んでいたこと。
その過程で、
責任をとらされた人がいたのは、
仕方がないことかもしれない。
だけどね。
この問題を起こしたのは、
この組織の体質なのに。
問題の発覚が遅れて、
取り返しがつかなくなったのも、
この組織の体質なのに。
責任を一人に押しつけるだけなのか。
そう考えるとやりきれなくなる。
もちろん、
発覚した問題の片を付けるのは、
容易なことではない。
だから今まで、何人もの関係者が
目をつぶってきたのだから。
だけど、だから、なのだけど。
そして、
知っているのに遠ざけられ、
事情の説明もされない、
する必要さえないとされた下っ端は、
やりきれなさに、拍車をかける。
この先、どうなるんだろうね。
どこかに行きたい。